【完結】大江戸くんの恋物語

月影 流詩亜(旧 るしあん)

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中学生 編

冬休み最終日 ①

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【聖子side 】

   冬休みの宿題は、バッチリ終わらせたわ。
反省文も完成している。

秋奈
「 『 ミッション・コンプリート 』だよね、聖子  ! 」

聖子
「 まあ、確かにそうなんだけどね。 」

   また、何か忘れている気がするんですけど…………
そう、このパターンは、


政雄
「  やっぱり忘れているな 」

和彦
「 うん、付き合いが長いから二人秋奈と聖子の行動パターンが手に取るようにわかるね 」

政雄
「 わかりたくもなかったんだけどな、ハァー 」

聖子
「 勿体もったいぶらずに教えてよ  !
私も、何か大事な事を忘れているような気がして不安なのよね 」

秋奈
「 へっ  ?  何か、あったっかなぁ~  」

政雄
「 聖子が成長している  !彼氏としては『 ホッ』としたぞ 」

和彦
「 秋奈は………ハァー 、彼氏としては『 サポート』しがいがあるよ  !」

聖子
「 『 いやっふぅー !』  と喜ぶとでも思ったら、大間違いよ  !
いい加減、教えてよ~ 政雄 」

秋奈
「 ムゥ~、 何か『可哀想かわいそうな子 』みたいな目で見ないで欲しいけど私も気になるから教えてよ、和彦 」


政雄、和彦
「「 来月には『 学年末試験 」があるんだよ  ! 」」

政雄
「 高等部に進級するのに大事な試験だから、『期末試験』の時のようにふざけていたら大変だぞ」

和彦
「 今回は中学三年間の総まとめだから、試験範囲は大きいから今から復習しようね 」
 

秋奈
「 えっー !  また、試験なの~   勉強ばかりなんて私達の青春は、どうなるのよぉ~ 」

聖子
「 それでもやるしかないのよね~  悲しいけれど、私達『学生』なのよねぇ~ 」

和彦
「 秋奈は、ともかく……聖子に余裕があるように感じるのは気のせいかな ?」

政雄
「 気のせいじゃないぞ  !
聖子は『 ガ◌ダム 』の見すぎだ、今のは スレッガー中尉のセリフをモジッたんだろう 」

聖子
「 流石、私の彼氏だけあってわかってるぅー  ! 」

政雄
「 わかりたくもなかったんだけどな、ハァー…………同じセリフを言わせるなよ  ! 」

和彦
「 はい  はい  二人が仲良しなのは、わかっているから今から復習を始めようか  ! 」

秋奈
「 ブー  ブー   私達も イチャイチャしようよ、和彦ぉ~ 」

和彦
「 …………成績が良かったら『 デート 』するから、今は勉強するよ 」

秋奈
「 約束だよ、秋奈 頑張るよ  ! 」

   

   こうして私達は『学年末試験』の復習を始めたのだった。
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