【完結】大江戸くんの恋物語

月影 流詩亜(旧 るしあん)

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中学生 編

お正月 ①

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【 勇気side 】

「「「「「  明けましておめでとうございます 」」」」」

由利子
「 明けましておめでとう、仁くん、勇気、楓、瞳、アリス 」

ハルト
「 おめでとうございま~す、 みなさん  ! 」


   お正月の挨拶を済ませた僕達は、さっそく朝食に食べる『 お雑煮 』と『おせち料理』をテーブルに用意していく。
   由利子先生達は、席に座り御屠蘇 おとそ代わりに用意した『 熱燗あつかん』の日本酒を見ている。
   由利子先生もハルト先生も 、本当にアルコールが好きだなぁ~
ウチの両親は、お酒を あまり飲まなかったから 大人がみんな、お酒が好きとは違うみたいだけどね。

   用意が出来たので、家主であるジンが乾杯をする事になった。
和服を着ているジンは、大人みたいでカッコいいなぁ~
  
  僕が見惚れていると


「 今年もよろしくお願いいたします。   乾杯  ! 」

「「「「「「  乾杯  !  」」」」」」

   大人じゃないんだから、シンプルで良いよね  !

   みんな各々で食べ始めた。
お雑煮は『 関東風のすまし汁』仕立てで美味しそうだね。
   由利子先生の話だと地方によって『お雑煮』は違うみたい。
味噌仕立て や きな粉をつけて食べる地方があると聞いた時は、びっくりしちゃったなぁ。
   いつか、他の地方の『 お雑煮 』を食べてみたいね。
ジンや皆と一緒に食べる事を想像すると嬉しくなっちゃった。




【 聖子side 】

   私達の部屋で一緒に『 白黒歌合戦 』を見て、そのままテレビを見ていて眠ってしまったみたいね。
   気がついたら、四人で雑魚寝ざこねしていた。
エアコンも動いていたし、いつの間にか毛布が皆にかけられていたから、たぶん お母さん達がかけてくれたのかなぁ~

   私の隣で寝ている秋奈を揺らしながら起こした。

秋奈
「 う~ん、もう朝なのぉ~ ………おふぁようおはよう、聖子」  

聖子
「 はい、 おはよう  秋奈  、そして明けましておめでとう 」

秋奈
「 あけまして………そうだ  !   もう、お正月だよね
明けましておめでとう  聖子 …………男共は、起きたのかな  ? 」

聖子
「 まだ、寝ているわよ 」

秋奈
「 チャ~~ンス  !
聖子、男共の寝顔をスマホで撮りまくりましょう  !」

   我が親友ながら悪知恵ばかりは、感心するわね………

聖子
「 シィーー  !   声が大きいわよ
静かにミッションをクリアするわよ 」

   政雄や和彦の寝顔を撮りまくりした私達、 『ミッション・コンプリート』だね。
   私達は、バレないようにプロテクトをかける事に成功した。
今年は、良い年になりそうね  !




※  作者より

   新年  明けましておめでとうございます。

   今年も『 大江戸くんの恋物語』をよろしくお願いいたします。
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