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中学生 編

ボーイミーツガール再び ③

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[勇気side]

    今日は アリスを連れて 村の案内をしている
ジン だけではなく 瞳や楓も 一緒だ

「 ヘェー    本当は 『村』じゃ無くて 『市』なんだー」
   アリスが 目を丸くして驚いている

「 昔は 国の政策で 『市』に成ったらしいが 過疎化が
進んで 行政が 『赤字』になり財政破綻ざいせいはたんが 予測された為に 『村』に戻す事を決意したらしい
   国の管理下に 置かれるより 小さくても自由を選んだわけだ」
    瞳が アリスに説明していた

    おぉー   僕も 詳しく知らなかったけど 瞳は 良くしっているなぁ

「 だけど『 前例が ない』と 言うことで 認められず
どうするか悩んでいた時に 近隣の『市』も 協力してくれたのと 今の村長が 事業に成功して 村の復興に貢献したので 財政破綻を 免れたわけだ
   ただ 今の村長が 『市』なんて おこがましいから
国への嫌みを込めて『村』呼ばわりしてたのが 定着したわけだ 」

    アリスと瞳が 話している内に 目的地である ショピングセンター 『ラブモア』に 着いた
   ここは 食料品から 本屋さんに 洋服屋さんまで
一通り揃う 村の総合スーパーみたいなものだ
   隣にある ファミリーレストランは 村人のいこいの場だ 

    私達、(お金のない)学生には 貴重な場所である
今頃、聖子達が 集まっているかなぁ~


   アッ  !   入り口で 『シルバー アクセサリー』
の露店がある
   僕が じっと見ていると

「 アクセサリーの お店を 見ていくかい  ? 」
ジンが 言ってくれたので お店をのぞきにいった

   わぁー   綺麗だなぁ………自然と 『指輪💍』に
目がいく
それは 楓や瞳も同じらしく 僕達の目線に気が
着いた露店の お兄さんが

『 指輪を 見ていくかい、他にも種類があるよ」
そう言いながら 指輪がセットしてある箱を
出してくれた

「「「「 わぁー  !  綺麗だぁ~  」」」」
   僕達、女の子が反応していると

「 プレゼントするから 一つだけ選んで良いよ」
   ジンが 嬉しい事を言ってくれた

「私も、ヨロシイノデスカ  ? 」
   アリスが 遠慮がちに聞いてきた

「 もちろん  !  ただ、指輪以外でね
指輪は 彼女達、婚約者にしか贈れないから 」
    
    僕達は 時間をかけて 選んでいたと思う
気がついたら お昼が過ぎていた


「仁くんは どの指に はめてくれるのかな ?」
楓が いきなり とんでもないことを言い出した
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