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中学生 編

村の お祭り ⑥

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[楓side]

   やぁーと 私の ターンよ………トリ は私、楓ちゃんの番よ
   頑張って 仁くんを 私のとりこにするんだから !

   私が 浴衣に着替え終わる頃、仁くんも 着替えが
終わった

「 さあ  早く行こう  ! 」
   私は 仁くんの手を引き駆け出していた

   今日は 最終日、祭りが一番盛り上がる日だ
仁くんを連れて 屋台巡りをした

   ワタアメ、りんご飴、焼きとうもろこし、焼きイカ
タコ焼き、クレープ、イチゴ飴、牛串、焼きそば
ヤキトリ、お好み焼き、チョコバナナ、かき氷🍧

    二人で 半分個して 食べ回った
仁くんと 一緒に食べると いつもより 何倍も美味しく
感じられた

   う~ん、 食べた  食べた 
瞳ちゃん や 勇気ちゃん  今日子だと こうは いかない

   あれ、  大事な事を 忘れているような  ?

「 楓ちゃん  口元に ソースが付いてるよ 」
そう言って 私の口元を 指で脱ぐってくれた

   おっ  思い出したぁー  !

   楓ちゃんと したことが これじゃあ 色気より食い気
の女の子と思われたかも~

   私は すかさず 仁くんの腕に抱き着いた

「 あの~     楓ちゃん    当たっているんだけど………」

「 当ててんのよ  ! 私の胸は 仁くんの なんだから
遠慮しないで  ! 」

   仁くんが 顔を 赤くしている………これで 上書き(食いしん坊→乙女)できたかなぁ

   私達は そのままお祭りを 見て回った
帰りに 花火を買って家に 向かった
もちろん 私が仁くんの腕に 抱き着きながら

   途中、由利子先生達に 見られたけど 真知子先生や
瑠奈先生が 止めてくれたので 二人の先生に感謝しつつ
帰った


    庭に ロウソクを立てて バケツに水を入れ
花火を 始めた

    静かに 時が 過ぎていく
やがて 最後の 線香花火の時 話し始めた

「 今日は 楽しかったよ
久しぶりに いっぱい食べたね
たぶん 食べ物屋さんは 全制覇したんじゃないかな 」

「 アハハ  やっぱり誤魔化せなかったかぁ
ごめんね  食いしん坊で  ……」

「 ううん  そんなことないよ
気を許してくれてるから 見せてくれたんだよね 」

   いつの間にか 線香花火が終わっていた

「 終わっちゃたね 」

「 うん …………そろそろ家に 入ろうか  仁くん  」

    花火をかたずけて 部屋に入った

「仁くん  麦茶 飲む  ? 」

「 うん  頂くよ  ありがとう  楓ちゃん  」

   縁側に座る 仁くんの隣に座り麦茶を 渡した
二人で 麦茶を飲みながら庭を 見ていた

   いつの間にか 互いに見詰め合っていた

「仁くん……………………」

「楓ちゃん…………………」

    私達は キスをしていた
このまま 時が 止まればいいのに………









「「 ただいまぁー  !  」」

   また  またなの !
せっかく いい雰囲気だったのに~ !

「 もう 0時 を回ったから いいよね  」

「 0時30分………30分待ったから問題ないだろう 」

   勇気ちゃん や 瞳ちゃんの声がした

   えっ  もう そんな時間なの  !

   時間が たつのが 速すぎるよぉ~
これからが 良いとこだったのにぃ~

   私の ターンは こうして終了した   
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