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中学生 編
勇気の 青春 After...
しおりを挟む某 ファミリー レストランにて
[ 伊予side]
「 それで 私達が 勇気の敵を 取ったのよ ! 」
「そうそう 『 アンタは 試合に勝って 勝負に負けたんだよ 』と 言った時の顔たら なかったわよ 」
聖子 と 秋奈が 興奮しながら話した
「 アンタらねぇ ! ちょっと やり過ぎなんじゃないの…………相手だって 正々堂々と 闘って勝ったんでしょう 」
私が 言うと
「 だって ムカついたんだもん ! 」
「 そうだよ ! 勝ったんだから そのままに しとけばいいのに わざわざ勇気に 追い討ちを かけようとしたんだから 当然の報いよ !」
二人して 口唇を 尖らせながら 文句を言う
今日子は さっきから 爆笑している
なにやら ツボ に入ったみたいだ
«ぴろろろ~~ん »
誰かの メール音が 鳴った
「 あっ 私のだ ! 」
聖子が メールを 開けると
「 えーー ! なに、これぇ~ 」
みんなで 聖子の スマホを 覗くと
そこには 少しキツメの美人が 左手で 自撮りして
右手で 大人しそうな男の子を ホールドして 『V』
サインしている写真が 貼付され、
〖 私の彼氏です これで勇気には 負けてないよね〗
と いう メールが 書かれていた
「「「「………………………………………」」」」
沈黙の後 大騒ぎに なった !
「 あいつ とうとう犯罪に 手を染めたか !」
「 いつか やるんじゃ ないかと思ってたけど………
とうとう やっちゃたか~ ! 」
「 どうするのよぉー ! アンタらの せいじゃぁ ないのー ! 」
秋奈、聖子、今日子 が 騒いでいる
「 いやいや もしかしたら本当に 彼氏なんじゃぁ
ないの…………彼氏だよね ? 」
私が 言うと
「 それは、ない ! あの脳筋ゴリラに 彼氏なんて
いるはずない ! これだけは 断言できる 」
「 そうだよ あの剣道バカ に 彼氏なんて いないわよ 」
秋奈 と 聖子が 自信満々に答えた
「 それじゃぁ これは いったい なんなの ? 」
私が 聞くと
「「 襲ったに 決まっている ! 」」
二人、口を揃えて言った
再び 無言になり 皆で 彼に
『『『『 ごめんね ! ごめんね ! 』』』
と 心の中で 謝った
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