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中学生 編

勇気の 青春 ③

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☆(作者より)

   剣道は 学生時代に 体育の授業で 習った位なので
詳しいことは わかりまん

   剣道漫画の知識 と 作者が 学生時代に所属していた
空手道部の知識から 想像して 書いてます

   余りにも おかしければ ご指摘 下さい
直せれば 直したいと 思います

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

[勇気side]


    精神統一している 桐子の邪魔をするわけにいかず
回りを見ると 先生達が 挨拶をしていた

「 お久しぶりです  鹿島かしま 武蔵むさし先生
今日は よろしくお願いいたします 」

「 こちらこそ お願いいたします  潮来いたこ 由利子先生 」
   

   練習試合が 始まった

   聞こえてくるのは 竹刀のぶつかり合う音と

「 きぇーー     めぇ~んー   ! 」
   気合いの声だけだ

   球技のような声援は 僕達 武道の試合には あまり見掛けない

   明奈が 帰って来た
普段は 不真面目で よくサボるけど 実は かなり強い
勝ったからか 笑みがこぼれてる

「明奈先輩  お疲れ様です 」
「 麻生あそう先輩、ナイス『めん』でした 」
   後輩達が 声を かけている


「 つぇーー    ど~うーー   ! 」
   聖子の 『 どう』が 決まった

   聖子も 帰って来る………あっ  ちいさく『V』サイン
している

   聖子も 明奈と同じで 不真面目で よくサボるけど
かなり強い

   世の中、理不尽だ
僕は 結構 真面目に練習してるけど 彼女達より
少し強い位だ

   聖子も 明奈も 真面目に練習したら 僕と 同じか
それ以上に 強くなるかも知れない

「 聖子先輩   流石です  」
鉾田ほこた先輩  お疲れ様でした 」
   

   いよいよ 僕の試合だ   桐子も気合いが 入っている
僕、 負けないよ  !  ジン 見ていてね

   試合が 始まった

[ 仁side]

    勇気の試合が 始まった

   お互いに にらみ合い すり足をしながら円を 描くように移動している
 
「 彼女は 『 水戸 桐子』   勇気のライバルだ  」
   瞳ちゃんが 教えてくれた

バギィ  バギィ  バギィ  バギィ バギィ バギィ バギィ

   およそ 竹刀の音とは かけはなれた音が響いている

    互いに 一旦 後ろに引いた
たぶん 次で 決着をつけるつもりだ

「 きぇーー    めぇ~んー   ! 」
「きぇーーー   どぉ~うぅー  ! 」

  どっちだ  !  副審の『旗』は 『赤』 と 『白』

   主審の 判定は どちらに……


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