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中学生 編

お家が一番です

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[勇気side]

   あぁー  楽しかった  旅行から帰って来た 僕らは 茶の間で
くつろいでいた

   ジンは 庭の畑で トマトや 茄子 、胡瓜を 収穫している

「 結構 とれたよ   」
   汗を 流しながら ジンが 竹籠に入れた収穫物を 見せてくれた

「「「 わぁ    美味しそうだね 」」」
   楓 も 瞳も 収穫物を 見ていたけど 僕は ジンを見ていた


[ 楓side]

   仁くんが 収穫してきた野菜を 見て晩御飯は なんにしようか
みんなに 聞いてみた

   冷やし中華     二人   仁、勇気

   ソーメン        二人  瞳、楓


   なので 造るヒト権限で  ソーメンに なりました
仁くんは アシスタントなので 私の権限です


   私が お湯を 沸かして ソーメンを茹でてる間に 仁くんが
薬味である  ネギ や 擦り生姜、ミョウガ などを 用意してくれ

   瞳ちゃんが 器 や 箸を 用意して 勇気ちゃんが テーブルや
座布団などを 用意した

   みんなで やると早いわね    この四人なら 家族としても
上手く やっていけそうね

   私は 茹であがったソーメンを井戸水で 冷やし洗いながら
考えていた


[ 瞳side]

   旅行では カロリーの 高い食事ばかりだったので こういう
さっぱりした物が 食べたかったんだ

   楓 や仁が ソーメンと 薬味に つけ汁を持ってきた
おぉー    美味しそうだなぁ     それらが テーブルに 並べられて
いると 勇気が 

「 さっき  ジンが収穫した トマト と胡瓜を 氷水で 冷やして置いたから 切ってきたよ 」

   その手には トマトのスライス と 胡瓜が縦に切られた皿に 味噌が 添えられていた 



   私は 気づいてしまった
もしかして  いや  もしかしなくても 料理が 出来ないのは私だけか

   マズイ  私が 一番女子力が 低いかもしれん
このままでは 仁に呆れられ 婚約解消に なってしまうかも

   頭の中で 由利子先生の姿が 思い出された

   嫌だ  !   あぁは 成りたくない  !
楓に 料理を習おう………私は 自分に誓った


[ 勇気side]

   みんなで 食べると 本当に美味しいなぁ

    ジンが 収穫したからと いうわけじゃないけど トマト も胡瓜も         すごく美味しそうだ

   僕は 取り分けたトマトに 少し塩を かけた
「 うわぁ   このトマト  すごく美味しいよ 」

   そうすると 皆 トマトを取り始めた……………!
うわぁ  楓  あんなに砂糖をかけている

   瞳 は 僕と同じ 塩派だね………ジンは なにもかけないで
食べている

   僕も ジンの真似まねをして なにもかけないで食べてみた
これは これで 美味しいなぁ

   こうして 好きな人の事が またひとつ解って嬉しくなった
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