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中学生 編

旅行の醍醐味は夜だよね ③

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   僕達が 部屋に帰って来ると 先生が布団を蹴飛ばしてイビキを
して 寝ていた

「ウッヘヘヘ  男   おとこ    わたしのオトコ………」

   皆は 見なかったことにして 楓ちゃんが そっと布団をかけた


   部屋から トランプを 持ってきて フロアーのテーブルに
ジュース や お菓子をおいて 別のテーブルで遊び始めた

   ババ抜き や 七並べ  、 ポーカー 、 大富豪、


   時間は あっと言う間に 過ぎていった


   部屋に戻ると 先生はグッスリ寝ていた


  寝ることにしたけど 僕を真ん中にして 左、右、下
に 誰が 寝るか 又 じゃんけんを始めた

「 じゃんけん ぽい   」

   ユウキが 負けてしまい 僕の下の 布団に寝ることになった
楓ちゃんと 瞳ちゃんが それぞれ僕の左右に寝ることに

「「「「 おやすみなさい 」」」」

   ユウキは 少し不満げだったけど 皆 大人しく寝始めた

   両隣から 寝息が聞こえてくるけど 僕は目が冴えて眠れなく
なった

   だって 可愛い女の子達に 囲まれていて 直ぐに寝られるわけが
有るわけないだろう
ましてや 三人共 僕の婚約者で 多少なりとも好意が あるのだから


    皆が 寝静まるころ 布団の下から 誰かが 入ってきた

「 シー    きちゃた   皆には 内緒だよ 」
ユウキが 僕の布団に 潜り混んできた

「  僕  重くない   ? 」
ユウキが 僕の体の上に抱き着きながら 心配そうに言った

「 全然 重くないよ 」
僕は ユウキの頭を 撫でながら 答えた

「 エヘヘヘヘ     ジンは いい匂いが するね 」

「  ユウキこそ いい匂いがするよ 」

 「 ジン………………………」
「ユウキ……………………」

   見詰め有ってた僕らは どちらともなく  キス  をした

「 僕の ファースト キスだよ   ジン 」

「僕もだよ ユウキ」

「 初めて同士だね  」

   想わず ユウキを抱き締めた

「 えっち は 結婚してからだよ 」
「わかっているよ 」

   僕達は 互いの体温を 感じながら安心したのか そのまま寝て
しまった
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