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中学生 編

皆で旅行しよう ④

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[由利子side]

   あまりキワドイ水着は 流石に売っていなかった為
選ぶのに 時間が かかってしまった

   去年は 買ったにもかかわらず 一度も着る機会が
なかったけど だからといって 流石に去年の水着を
着るほど 女を捨ててない

   けっして 去年の水着が 着れなくなったわけではない
絶対にだ   !

   とりあえず 無難に 赤いビキニに したけど 予定の
時間をすぎ 大慌てで 集合場所に 向かっていた

   途中で 楓ちゃんや瞳ちゃん と合流して急いで
プールに向かって走った

   教育者が 生徒より時間に遅れるなんて 流石に不味い
から 着いたら 大江戸くんや 勇気に 謝らないと
と 思って集合場所に来てみたら 二人が 若い女達に
絡まれている

    あぁ~もう   !  いくら男不足だからといって
子供を 襲うなんて 世も末だわ

   私は 一緒に走ってきた二人に目配せしてから

「 そこまでよ   !」

   大声で 呼びかけた



[ 瞳side]

   あいつら 私達の 仁 に手を出すなんて 許さない
私と 楓は すぐに勇気の所に行き 相手を 睨みつけた

   人数は 同じだけど こちらは全員 武術経験者だ
相手は 欲望で興奮しているけど 負けはしない


   あいつらには 絶対に 仁 を渡さない   !



[楓side]

   うわぁ~    向こうのお姉さん達も 欲望で殺気立っているけど  私達も 皆 気合いが 入っているなぁ

   もっとも 私だって 仁くんを 渡すつもりはないけど

   それにしても この国の男不足は 深刻だなぁ


[勇気side]

   皆 来てくれた   !
これで 負ける訳にはいかない



   暫く 睨みあっていたけど 彼女達は諦めて
別の男の人達を ナンパし始めた


   僕達は とりあえずプールに入るため 更衣室に
向かうことにした

   最近は 物騒だから 男の子を一人にしては駄目だと
由利子先生に注意されながら 着替えた

   早く ジンに 僕の水着姿を見せる事を考えていた
ので 先生の注意は 頭の中に入ってなかった


一方 その頃
[伊予side]


   一瞬  皆 黙りこんでしまった


   秋奈が 意を決して
「 ひも ? 」

「「「 ぶっぅー  」」」
   私達は 飲んでいた ジュースを 吹いてしまった

   ケホッ  ケホッ  皆 揃って咳こんで しまった

「「「 それ  本当まじ 」」」

   すると 秋奈が
「 いやぁ~   この間  由利子先生が ファション誌を
見ていて モデルの女の人が 紐みたいな水着を 着ている写真を 『ガン見』してたから 興味が あるのかなぁ
  と 思ったんだけど …………違うかなぁ  ? 」

「 それは 由利子先生じゃ  なくても 『ガン見』する
でしょうよ   !
   いくら 由利子先生でも そこまでは しないでしょう
……………… しないよね   ? 」
   今日子が 不安そうに 聞いてきた

   そんな 『卑猥ひわい』な 水着が 観光地に有るとは 思えないんだけどなぁ

   皆 明確に 否定が 出来ないので 黙ってしまった

「 ねえ  否定してよ     私まで 不安に成ってきたじゃ
ないの………
   せいぜい 『 ハイレグ』位だよね 
お願い  皆 答えてよぉ  」
   助けを 求める今日子に 対して 皆が 目を逸らしていた 
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