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中学生 編
皆で旅行しよう ③
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[勇気side]
スカイブルーのワンピースタイプの水着を買って
集合場所に 行ったら すでに ジンは来ていた
だけど 少し様子が おかしい
数人の 若い女の人達に 囲まれて ナンパされて
いるようだ 僕は 慌てて 駆け出した
[仁side]
集合場所で 皆を 待っていると 知らない女の人達に
声を かけられた
「 ねえ 君 一人なら お姉さん達と デートしない
いろいろ おごってあげるわよ 」
「 スミマセン ここで 皆を待って居るので お断りします
多分 もうすぐ来ると思いますので 」
僕が 断ると 他の女の人も
「 君みたいな 可愛い男の子を 待たせる 女なんて
ほっといて お姉さん達と いいことしましょう 」
なっ なんか肉食動物に 囲まれているようで
恐いなぁ………と 思っていた時
誰かが 僕と 彼女達の間に入り込んできた
「ダッ ダメー ジンは 僕の彼氏なんだから お姉さん達
には わたせないよ !」
ユウキが 息を切らせながら 手を拡げて 僕を守ろうと
した
「 なっ なによ ! あんたみたいな お子様より 私達の
様な 大人な女の方が いいでしょう 」
女の人の一人が言ったので
「 ユウキは 僕の大切な彼女です
彼女を馬鹿にしないでください 」
「 ジン…………」
「 ユウキ………」
僕達は 見詰めあった
「 こんな所で イチャイチャするな !
こうなったら 強引に 男の子を拐うわよ !」
リーダーらしい女の人が命令すると 他の女の人達が
僕達を 取り囲み始めた
女の人達の目が 獲物を狙う肉食獣みたいで恐い
「 ジンは 渡さない !」
ユウキのセリフは嬉しいけど 彼女達には逆に興奮
させたようだ
「 そこまでよ !」
僕達を 取り囲んでいた女の人達の動きが止まった
一方 その頃
[伊予side]
一瞬 不安に駈られたけど
「 だっ 大丈夫でしょう……………たぶん
勇気 も仁くんも 強いし 瞳や 楓も いることだしね 」
私が 言うと、
「 そうよね ! それに 由利子先生もいるしね ! 」
「そう そう あの『 鬼ユリ 』が いるんだから
大丈夫よ ! 」
聖子や 秋奈が 同調した
「 ねえ ねえ 『鬼ユリ』って 由利子先生の アダ名なの?」
今日子は 帰宅部だから 知らないか
「 何でも 学生時代からの アダ名で 『キレる』と
『バーサーカー』状態に 成る所から 付けられた
みたいよ 」
秋奈が 言うと
「 剣道部の 『OB 』から聞いたから 間違いないと
思うよ
実際 稽古の時は 本当に恐いもんねぇ 」
聖子が 相づちを うつ
流石 剣道部コンビは 一番近くに いるから分かって
いるんだけど よくサボるのも この二人だ
まぁ あの メンバーなら 大丈夫だろう
なら 話題を 変えても いいかな
「 ところで あの娘達 どんな水着を 買ったかなぁ」
私が 質問すると
「 まぁ 勇気は かわいい系なんじゃ ないのかなぁ 」
「 色は 青系が 好きだよねぇ 勇気はぁ 」
親友だけ あって 聖子も 秋奈も 当然と言う感じ
で 答えた
「 瞳も あまり冒険するタイプじゃ ないし 黒か紺の
ビキニかなぁ 」
私も 瞳との付き合いが 長いから何となく解る気が
する
私達に 張り合う様に 今日子が
「楓は 口では 『誘惑』とか 言いながら いざと たったら 怖じ気付くから 普通の セパレーツかなぁ
色は 赤か オレンジ でしょう 」
「 由利子先生は どんな 水着だと 思う ? 」
私が 質問すると 皆が 微妙な顔をした………
スカイブルーのワンピースタイプの水着を買って
集合場所に 行ったら すでに ジンは来ていた
だけど 少し様子が おかしい
数人の 若い女の人達に 囲まれて ナンパされて
いるようだ 僕は 慌てて 駆け出した
[仁side]
集合場所で 皆を 待っていると 知らない女の人達に
声を かけられた
「 ねえ 君 一人なら お姉さん達と デートしない
いろいろ おごってあげるわよ 」
「 スミマセン ここで 皆を待って居るので お断りします
多分 もうすぐ来ると思いますので 」
僕が 断ると 他の女の人も
「 君みたいな 可愛い男の子を 待たせる 女なんて
ほっといて お姉さん達と いいことしましょう 」
なっ なんか肉食動物に 囲まれているようで
恐いなぁ………と 思っていた時
誰かが 僕と 彼女達の間に入り込んできた
「ダッ ダメー ジンは 僕の彼氏なんだから お姉さん達
には わたせないよ !」
ユウキが 息を切らせながら 手を拡げて 僕を守ろうと
した
「 なっ なによ ! あんたみたいな お子様より 私達の
様な 大人な女の方が いいでしょう 」
女の人の一人が言ったので
「 ユウキは 僕の大切な彼女です
彼女を馬鹿にしないでください 」
「 ジン…………」
「 ユウキ………」
僕達は 見詰めあった
「 こんな所で イチャイチャするな !
こうなったら 強引に 男の子を拐うわよ !」
リーダーらしい女の人が命令すると 他の女の人達が
僕達を 取り囲み始めた
女の人達の目が 獲物を狙う肉食獣みたいで恐い
「 ジンは 渡さない !」
ユウキのセリフは嬉しいけど 彼女達には逆に興奮
させたようだ
「 そこまでよ !」
僕達を 取り囲んでいた女の人達の動きが止まった
一方 その頃
[伊予side]
一瞬 不安に駈られたけど
「 だっ 大丈夫でしょう……………たぶん
勇気 も仁くんも 強いし 瞳や 楓も いることだしね 」
私が 言うと、
「 そうよね ! それに 由利子先生もいるしね ! 」
「そう そう あの『 鬼ユリ 』が いるんだから
大丈夫よ ! 」
聖子や 秋奈が 同調した
「 ねえ ねえ 『鬼ユリ』って 由利子先生の アダ名なの?」
今日子は 帰宅部だから 知らないか
「 何でも 学生時代からの アダ名で 『キレる』と
『バーサーカー』状態に 成る所から 付けられた
みたいよ 」
秋奈が 言うと
「 剣道部の 『OB 』から聞いたから 間違いないと
思うよ
実際 稽古の時は 本当に恐いもんねぇ 」
聖子が 相づちを うつ
流石 剣道部コンビは 一番近くに いるから分かって
いるんだけど よくサボるのも この二人だ
まぁ あの メンバーなら 大丈夫だろう
なら 話題を 変えても いいかな
「 ところで あの娘達 どんな水着を 買ったかなぁ」
私が 質問すると
「 まぁ 勇気は かわいい系なんじゃ ないのかなぁ 」
「 色は 青系が 好きだよねぇ 勇気はぁ 」
親友だけ あって 聖子も 秋奈も 当然と言う感じ
で 答えた
「 瞳も あまり冒険するタイプじゃ ないし 黒か紺の
ビキニかなぁ 」
私も 瞳との付き合いが 長いから何となく解る気が
する
私達に 張り合う様に 今日子が
「楓は 口では 『誘惑』とか 言いながら いざと たったら 怖じ気付くから 普通の セパレーツかなぁ
色は 赤か オレンジ でしょう 」
「 由利子先生は どんな 水着だと 思う ? 」
私が 質問すると 皆が 微妙な顔をした………
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