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第四章 平民ライフ災難編

86.彼と彼女は傍聴する。

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(side ラディンベル)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 どうして、こう、問題ばかり続くんだろうね?

 従業員の万引き事件にリディの誘拐未遂。
 商会の情報を狙う輩は未だに蔓延っているし、同業者の娘にも絡まれた。
 おまけに、拗らせた殿下の相手までさせられる始末だ。

 いや、殿下は、心から妃殿下を心配していたわけだし。
 他の問題事と同列にしたら不敬なのはわかっているけれど。

 でも、正直、王宮でも何とかできたと思うんだよね。
 俺たちを巻き込まないでほしかった。

 リディが博識で本当によかったよ。
 ―――前世出産疑惑は消えないけど、リディは覚えてないだろうしね。
 前世のことにまで嫉妬してたら俺が持たないから、追求は諦めた。

 まあ、でも、何とか殿下にはご理解いただいて。
 さくっと解決?して一安心って思っていたのに。

 また何やら面倒ごとが起きたらしい。
 次から次へと、よくもまあ、こう災難が続くもんだよね。

「リディ、どういうこと?」
「言った通りよ。訴えられたの」
「誰が誰に?」
「リアン商会が、ガンズ商会に」

 また、あいつらなのか!
 っていうか、それって。

「もしかして、この前のランドルで絡まれた件?」
「んー、あの時ラディに振られた腹いせはあるかもしれないけど」

 あれ、かなり一方的な話だったよね?
 理不尽過ぎない?

「うちの商会のこと、真似してばかりで卑怯な商会って言ってたでしょう?」
「うん、言ってたね」
「それを事実にしたいのかしら。技術を盗まれたって訴えてきたんですって」
「は?」

 ガンズ商会は確かにうちの類似品を扱っているけれど。
 なんとなく似ているだけで、よく見れば全くの別物だと言えると思う。
 違う点が多すぎるんだよね。

 それに、あの低レベルな技術を盗んだところで。
 うちのような商品にはならないと思うんだけど。

「ちなみに、対象商品は冷蔵庫と保温水筒よ」
「……よく、その商品で訴えようと思ったね」
「数ある類似品の中でも、そのふたつは見た目だけはよく似せてあるらしいわ」

 それで勝負をかけてきたと?
 見た目だけじゃ、盗んだ証拠にはなり得ないと思うんだけど。
 勝てるとでも思っているんだろうか。

「そう……。それで、どう対応するって?」
「せっかくだから法廷で争ってあげるって」

 うわー。法廷に持ち出すのか。
 両者の話し合いでも解決できそうなものなのに。

 侯爵や義両親の悪い顔が頭に浮かぶ。
 あの人たちは絶対に敵に回したらいけない人たちだよ?

「全部、伯父様たちがやってくれるそうよ。わたし、裁判当日まで伯父様たちに近づかないようにするわ」

 俺だって、恐ろしくて近づけないよ。

 それに、俺たちが下手に動いて、奴らに見つかっても面倒だしね。
 俺たちは技術に関わっていない、という体でいたほういいはずだ。

 だから、裁判当日までは一切関わらずに。
 俺たちは、通常仕事や兄上の結婚パーティーの下準備に勤しんだ。

 そして、裁判当日――――。

 今回の裁判は商売人にはすごく注目されているから。
 いくら法廷が王都とは言え、リディを狙っている輩がいるかもしれないし。
 リディの顔が広まるのも避けたい。

 ということで、留守番組になる予定だったんだけど。
 リディがどうしても侯爵たちの応援に行きたいと言うから。

 いや、応援なんかいらないと思うんだけど。
 本心としては、単に、傍聴したいだけだと思うんだけど。

 どうしても行きたいと言い張って。
 リディがここまで駄々をこねることなんて珍しいから。

 リディに甘い侯爵や義両親は折れるしかなくて。
 変装することを条件に傍聴を許された。

 今日の俺たちは、ダズル様に髪と目の色を魔法で変えてもらって。
 侯爵家の使用人の服を拝借して、レオン様に付き従っている。

「なんか、ものすごく居心地が悪いんだけど」
「わたしたち、そもそも平民ですし、普通に従者できますよ?」
「君たちって何なの。どんな公爵令嬢と伯爵令息だったの……」

 俺たちは、自分のことは自分でやる貴族子女だったしね。
 こういうのも特に抵抗ないんだよね。

「まあ、ふたりがいいならいいか。にしても、相手も無茶するよね。どうして父上たちを敵に回そうと思ったのか、僕には理解できないよ」
「全くでございます」

 ここは首振り人形みたいに同意したいところだけど。
 今の俺たちは従者だからね。
 穏やかに賛同するに止めておいた。

「え、僕との会話も従者仕様なの?いいよ、そこまでしなくて」
「そういうわけには参りません」
「ええーーー」

 なんて、くだらない話をしていたら、木槌が鳴った。
 裁判が始まるようだ。

 我がリアン商会では、会長である義母上が受け答えに応じると聞いている。
 義父上とデュアル侯爵もすぐ後ろに控えているけどね。

 ガンズ商会のほうも、受け答えをするのは会長のようだ。

「これより、審議を始める」

 法廷人のその言葉で法廷内が緊張感に包まれて。
 ガンズ商会の技術をリアン商会が盗用している、という訴訟内容が告げられた。

「ガンズ殿。訴え出た内容に間違いはありませんか?」
「はい。リアン商会が販売している冷蔵庫と保温水筒は、私共の同商品と酷似しております。それは、私共の技術を盗んだからに他ありません」

 うわー、本当に、似てるってだけで訴えてきたんだ。
 発売時期はこっちの方が早いのに、どうやって立証するつもりなんだろう。

「根拠は酷似しているということだけですか?」
「いえ、実は、過去に我が商会の設計図が盗まれているのです」

 なるほど、そうきたか。

「ほう……、設計図が。それはいつのことですか?」
「五年前です。その時の盗賊は取り逃がしてしまい、設計図も盗られてしまいましたが、盗賊が『リアン商会』と言っていたのを聞いていた者がいます」

 随分と都合のいい話だね。

「まあ!そこまでわかっているなら、その時に訴えればよかったのに。………あら、わたくしとしたことが。大変失礼いたしましたわ」

 義母上、今、わざと声に出したよね?

 でも、確かに勝手に話し出したのはよくなかったけれど。
 誰もが同じ疑問を抱いたと思う。

「サティアス殿。発言にはお気をつけください」
「はい。誠に申し訳ございませんでした」
「ですが、その疑問はご尤もですね。過去の訴訟記録を見ても、そのような訴えはなかったようです。どうして、当時、訴え出なかったのですか?」

 おお、過去の記録が見れるようになっているのか。
 すぐに調べてくれて、ありがたいね。

「それは……、盗まれたことを公にしたくなかったのです」
「そうですか。となりますと、当時そのような事件があったことの立証は難しいですね。念のため伺いますが、サティアス殿に心当たりは?」
「勿論ございませんわ。そもそも、リアン商会の設立は二年前です。五年前にそのような事件があったとしても、我が商会とは関係ございません」
「なっ……!」

 え、ここで驚くの?
 設立時期も調べてないなんて、詰めが甘すぎるよ。

「それでは、犯人がリアン商会だという立証も難しいですね」
「しっ、しかしっ!現に、リアン商会からその設計図を使った商品が売られているではないですか!」
「発言をしても?」
「ええ。お話しください」
「当商会の商品がその盗まれた設計図によるものだという証拠がありまして?」
「我が商会の商品と酷似していることがその証拠だろう!」

 結局、それしか言い訳がないってこと?

「ということは、現在、ガンズ商会様で販売している商品は、盗まれたという設計図と同じものを元に作られているのですわね?」
「何を抜けしゃあしゃあと!そんなのはお宅が一番わかっているだろう!」
「お答えいただけないんですの?」
「ガンズ殿。お答えください」
「………っ!勿論、そうだ。だが、そんなことはわかりきったことだろう」
「そうでございますか」

 義母上はそう言って、侯爵の方を振り向いて。
 ふたりが頷き合った。

「実は、王宮魔術師団に依頼して、双方の該当商品を鑑定していただきましたの。その結果、同じ技術は使われていないという判定が出ましたわ」
「なんだと……!?」

 義母上の話を受けて、侯爵がその鑑定書を法廷人に持っていったら。
 ガンズ商会の会長も法廷人のところまで行って内容を確認していた。

「見た目は似ているものの、素材、構造、付与魔法において同じ技術は使われていないと書かれていますね。魔術師団の印も鑑定人のサインも本物です」
「なっ………。だ、だが、こんな大まかな鑑定が証拠になるはずがない。断定するのであれば、どの点が違うのか具体的に述べるべきではないのか」

 ここでガンズ商会の会長がにやりと笑ったのを見て。
 やっとわかった。

 この裁判、勝てたら、盗用分の賠償を受け取れるし。
 あわよくば技術を聞き出せると思ってたってことか。

 見渡せば、傍聴席の商売人らしき人たちもソワソワしている。
 期待してるのかな?

「当商会の技術はすべてギルドに登録してありますのよ。ギルドには、登録された技術内容は公言できないという規則がありますわ。それは、法廷でも適用されます。ですから、お話できない代わりにこうして鑑定書を用意したのですけれど、これでは証明になりませんの?」

 ギルドの規則は、職人や技術者を守るためのものだ。
 だから、技術登録をしている人も結構多いって聞いてるんだけど。

 あまり知られていないのかな?

 ガンズ商会の会長は唖然としてるし。
 傍聴席も頷いている人と悔しそうにしている人が半々だ。

「確かに大雑把な結果表示ではありますが、鑑定項目がきちんと記載されています。これだけ調べたのであれば問題ないでしょう。王宮魔術師団の鑑定技術は我が国随一と言われるほどのものですから、疑う余地もないと判断します。証拠として受理いたしましょう」
「そんな………」

 おおお、よかった。
 さすが、信頼の王宮魔術師団。

「ありがとうございます。では、当商会の商品は、ガンズ商会様の技術を盗用していないと認めていただけますか?」
「ええ、鑑定書を見る限り、そのようですね」
「そんな……そんなはずはない……付与魔法まで違うなんてことがあるわけがない。冷やすのは氷魔法のはずだ……」

 ネタばらししちゃってるけど、大丈夫なのかな?

 まあ、でも、普通はそう思うよね。
 うちの冷蔵庫だって、氷魔法を使っていないわけでもないしね。

 ただ、メインが風魔法なだけなんだ。
 風魔法に氷魔法(低温管理)や水魔法(湿度管理)を追加しているから。
 多分、単純に氷魔法で冷やすものとは付与方法が違うんだろうな。

 なんて考えてたら、ガンズ商会の会長がいきなりハッとして。
 法廷人から鑑定書を奪ったから、びっくりしたよね。
 なんてことをするんだ。

「鑑定書には冷蔵庫のことしか書いてないぞ!保温水筒はどうなんだ!」
「ガンズ商会様の保温水筒は魔道具でございましょう?我が商会のものは、魔道具ではございませんのよ。ですから、鑑定するまでもなかっただけですわ」
「なんだと?!温度を保つのに魔法を使っていないというのか?!」
「ええ。我が商会の保温水筒は、精霊石もいらない普通の道具なのです。発想からして違うのですから、同じ技術を使っているわけもございません」

 これは、リディの前世知識のおかげだよね。
 真空という原理を教えてくれたから、魔法を使わなくて済んでいるんだ。

「ならば、どうやって作っているんだ!」
「技術内容は公言できないと申し上げておりますのに」

 ほんとだよね。
 人の話、ちゃんと聞いたほうがいいよ。

 なんて思ってたら。
 ガンズ会長が呆然としたまま、ぶつぶつと呟き始めた。

「何でこんなことに………。全く同じように作れと指示したはずなのに」

 は?

 それって、ガンズ商会が真似したってことだよね?
 語るに落ちてない?
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