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5 side 蓮

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サイバーステーションラボに足りないコンテンツのゲームアプリと電子書籍配信サービスを手掛けてるドリームステーションを欲しがっていた父。
尊敬する朔弥さんの妹で、システム開発の知識があり斬新な発想でヒットするアプリを産み出す才能がある彼女の能力が欲しいと思った俺。

いつかは結婚しないといけない。
親父が起業したサイバーステーションラボの跡を継ぎ、それを受け継ぐ子孫を残さないといけない。

美玲と結婚したのは、好きとか愛してるとかそういう感情ではなく、彼女のステータスが欲しかったからだ。

勉強もスポーツも常にトップで、人目を引く容姿のせいもあり、何もしなくても女の方からよってきて、その場限りのアバンチュールな関係やスパン短めの交際をしていた。
ただの性欲の発散で女と付き合っていた俺は、女に対して無関心で雑に扱っていた。

それが美玲の身体に骨抜きにされ、美玲を欲しいと執着し、美玲の事を知る事に常に傍へ置きたいと思ってしまった。

何よりも仕事を優先にしていた俺だったけど、美玲がマンションで帰りを待ってくれるようになってからは帰宅が早くなっていった。

毎日持たせてくれる朝食用と昼食用のお弁当は、色とりどりに栄養価を考えて作られてる。
キャラ弁仕様だったり、メッセージカードが添えられたりと、ほっくりさせてくれる。

そんな美玲だから、俺は繋ぎ止めるためにも子供が欲しかった。

まだ年齢的に若いからしばらくは夫婦だけの生活を過ごすのもいいかもしれないが、朔弥さんから期待されてるのもあり、早く欲しかった。

だけど、美玲は産婦人科で緊急避妊薬を処方して貰い、飲んでた。
美玲は俺を受け入れてくれて、俺の事を愛してくれてる。
なのに、なんで避妊をするのか理解ができなかった。

****

「……蓮、おかえりなさい」

23時過ぎにマンションに戻ると、美玲はリビングのテーブルにノートパソコンを開き、仕事をしてた。

「……エラーが発生しちゃって、今、直してるんだけど、どこがおかしいかわからなくて困ってる」

「見せて、ここは……」

業務時間は終わってるのに、利用者が困るからと美玲はシステム修復をしてた。
美玲が組んだプログラムを見ていく。
朔弥さんの妹なだけあって、無駄の無い美しいプログラムを組んでいて、すぐに問題の箇所を見つけ出し訂正を入れた。

「ありがとう。新機能を追加して実装すると、何処がおかしくなる。私、まだまだだね」

「そんな事ない。よくできてる。シャワー浴びてくる。お弁当ありがとう、美味しかった。シャワー浴びてくる」

美玲にお弁当箱と水筒が入った袋を渡し、バスルームへ向かった。
お弁当箱は給湯室で洗うようにしてる。
毎夜身体を求めてなかなか寝かせないのに、4時半に起きてお弁当を作ってくれる。
そんな彼女が愛おしくてならなかった。

シャワーを浴び、寝る準備をしてから寝室へ入る。ベッドの上でうつ伏せに寝っ転がって、iPhoneを見つめてる美玲。
ノベコミスターのアプリを開いて、作品を読んでいた。
自分が本棚に入れてるクリエの新着通知が届き、それを順番に読んでいってる。
深夜0時の美玲の習慣。

ベッドの上の俺の定位置に寝転がり、美玲の読書が終わるのを待つ。

「……もう、いい?」

「う、うん」

iPhoneをベッドポートの上に置き、俺の方に身体を向け、もぞもぞと俺の胸の中に入り込み見上げてくる。
美玲の後頭部に手を回し、優しく長い髪を梳く。
髪を撫でてると心地良さそうに目を細めてくるのが可愛い。

後ろ髪を梳きながら、ふっくらした柔らかい唇にキスを落とし、舌先で唇の隙間をつつき、舌を差し込んだ。

くちゅくちゅと口の中を舌で愛撫でして、美玲の下肢に手を伸ばし、パジャマがわりに着ているシャツワンピースに手を入れ捲りあげ、ショーツを下げる脚から抜きとる。
茂みをかき分けて触るともうとろとろに濡れていて、割れ目に指を伸ばすと腰が揺れた。
しばらく割れ目を撫でるように往復させていた中指をナカに沈める。ヒクヒクとうねるそこはもう準備万端で、俺が挿入するのを待ち望んでる気がした。

でも、すぐには挿れない。

シャツワンピースを頭から引っこ抜き、露わになった胸にむしゃぶりつく。
硬く敏感になっていた実に少し歯を立てると悶えて甘い声で喘ぎ始めた。
柔らかい膨らみはふにゃふにゃと揉みくちゃにしながら、右の実は口で愛し、左の実は指の腹でそっと擦る。

「っ……あっ、あ……んっ」

胸の刺激でイッてしまった美玲。
脚の付け根に戻ると、かなりグチョグチョになっていてできあがっていた。
割れ目に口をつけ、愛蜜を啜り飲み、触ってないのに膨れて芽を出した陰核をキツく舐ると身体が細かく痙攣した。
 
「美玲、挿れるよ」

両手で腰を引き寄せ、ヒクヒクしてる秘園に、グッと滾った欲望を押し込む。
うねるナカは俺の男をきつく締め上げてくる。
腰をグッと自分の腰に押し付け、深くナカまで潜り込み動きを早めると、美玲のナカが収斂し狭くなり、締め付けに耐えきれずに精を吐き出した。
陰核を指の腹で擦り続け、最奥をズンズン貫き続けた事で、同時にイく事ができ、美玲をぎゅっと抱きしめ、射精が治るのを待つ。

「……美玲、おやすみなさい」

深夜1時過ぎ。
絶頂して意識を失くした美玲と繋がったまま、彼女を胸に抱きしめ、俺も眠りにつく。


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