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最低男の執着心に火がついた

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月曜日、始業ギリギリに会社へ行き、自分の席のパソコンに電源をつけた。

日曜日に新宿109に茜と当面の衣類やメイク用品を買いに行った。

intiveと untitledのスーツ。
湊の趣味で女子アナ風のレッセパッセやエフデ、アプワイザーリッシェのパステルカラーのふわふわした感じの服を着ていたけど、パンツスーツにイメチェンした。

髪の毛も編み込む感じでポニーテールにまとめた。

わたしの変貌に部署に入ると同僚達は固まってた。
やけに静かに各々仕事をしてるなと思ったら、不機嫌極まりない人がダークなオーラを放ちわたしに近づいて、いきなり右手を掴み、開かずの間化した資料室に連れて行こうとする。

「…… 辞めて。朝礼始まる」

無理矢理連れてこられた開かずの間化した資料室。
内鍵を閉めて、わたしにじわじわと詰め寄るから後退りをして壁に追い込まれてしまった。

「ーー芽衣子、お前な。俺と別れられると思ってる?」

下顎に持ち上げられ、至近距離で湊の哀愁漂う顔を直視させられる。
そして、わたしの唇に唇を重ねてきた途端に、舌を割り込まれ、舌を絡ませ口内を荒らされる感じの烈しいキスをされた。

ここの部屋の鍵は湊しか持ってない。
だから、ドアガラスから見えない視覚に連れていかれ、ズボンとパンティを降ろされ、わたしの中に割り入ってきた。

「……パンツスーツの後ろ姿、エロいな」

わたしの腰を掴み、後ろから最奥を烈しく突かれる。
長机にしがみつき、湊の烈しい熱を受け続けた。

わたしがイクまで続けられ、頭の中が真っ白になって体が痙攣したタイミングで、中に注がれる感覚を感じ、我にかえる。

「……湊、避妊は!?」

「必要ない。芽衣子が俺から逃げれないよう結婚する。両親達にはもう話をつけた」

後ろを振り向き、湊の顔を見ると、わたしの中に埋めたままわたしの両頬を手で掴まれ、キスをされた。

朝礼をサボり、そのままもう1度、湊に中に注がれ、やっと解放された時には午前10時を過ぎてた。

「……芽衣子、他の女を抱こうとしても、俺、芽衣子以外では抜けない。もうコンパに行かない。芽衣子だけを愛するから、俺の隣にいてくれ」

行為を終え、乱れた服を整え、開かずの間化した資料室から出ようとしたら、力強く抱きしめられ、言われた。

「ーーもう、他の女性を抱こうとしないでね」

この日から、ドSな態度は変わらない。
けれど、わたしに執着し、わたしを常に隣におき、束縛するようになった。

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