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プロローグ
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いきなり我が家を訪ねてきたのは、誰もが知っている元トップYouTuberで現大手IT企業の社長の須藤頼翔。
玄関前のインターフォンが鳴り、大家さんかと思って出ると、真っ赤な薔薇の花束を抱えたイケメンエリートな男が立っていて、私は目を見開き驚いた。
「辻井美玲さん、突然で申し訳ないですが、私と結婚してくれませんか」
「ーーハッ!?」
180cm以上あると思われる身長に、引き締まった身体つき。
切れ長で聡明そうな涼やかな目に、高い鼻梁、薄い唇。
仕立てがいい三つボタンのスーツを身に纏った最上級の男。
そんな男から花束を渡され結婚を申し込まれたら、誰もが戸惑い混乱すると思う。
「……初対面でいきなりそんな事を言われても困ります」
「わかりました。でしたら、私と結婚前提で付き合って下さい。君を絶対に幸せにします」
真剣な眼差しで見つめられたから、流され、私は首を縦に振り交際を受けいれてしまった。
「誓いのキス」
築25年の単身用の賃貸マンションの玄関先で、超絶なほどの有名人が一般人女性の私にキスをした。
花束を腕に抱えた私を抱き寄せ、顎に手をかけるとクイっと上を向かせ、自身の身体を傾け、唇を重ねてきた。
たんなるぶちゅっとくっつくキスではない。唇をこじ開けられ口腔内に舌を挿入され、厚みのある舌が私の舌を絡めとり、ねっとりとねぶってきた。
くちゅっと唾液がかき混ざる淫靡な音が耳奥に響き、男の舌に翻弄され、背筋が震え、下腹部が疼き、体温が上がる。
「ーー仕事の呼び出しだ。俺の連絡先。仕事を片付けたらまた来る」
スーツのポケットが震え、スマホを取り出すと、彼は通話しながら足早に去っていった。
須藤頼翔との出会い。
これから毎日、私は彼に猛烈求愛される事になる。
玄関前のインターフォンが鳴り、大家さんかと思って出ると、真っ赤な薔薇の花束を抱えたイケメンエリートな男が立っていて、私は目を見開き驚いた。
「辻井美玲さん、突然で申し訳ないですが、私と結婚してくれませんか」
「ーーハッ!?」
180cm以上あると思われる身長に、引き締まった身体つき。
切れ長で聡明そうな涼やかな目に、高い鼻梁、薄い唇。
仕立てがいい三つボタンのスーツを身に纏った最上級の男。
そんな男から花束を渡され結婚を申し込まれたら、誰もが戸惑い混乱すると思う。
「……初対面でいきなりそんな事を言われても困ります」
「わかりました。でしたら、私と結婚前提で付き合って下さい。君を絶対に幸せにします」
真剣な眼差しで見つめられたから、流され、私は首を縦に振り交際を受けいれてしまった。
「誓いのキス」
築25年の単身用の賃貸マンションの玄関先で、超絶なほどの有名人が一般人女性の私にキスをした。
花束を腕に抱えた私を抱き寄せ、顎に手をかけるとクイっと上を向かせ、自身の身体を傾け、唇を重ねてきた。
たんなるぶちゅっとくっつくキスではない。唇をこじ開けられ口腔内に舌を挿入され、厚みのある舌が私の舌を絡めとり、ねっとりとねぶってきた。
くちゅっと唾液がかき混ざる淫靡な音が耳奥に響き、男の舌に翻弄され、背筋が震え、下腹部が疼き、体温が上がる。
「ーー仕事の呼び出しだ。俺の連絡先。仕事を片付けたらまた来る」
スーツのポケットが震え、スマホを取り出すと、彼は通話しながら足早に去っていった。
須藤頼翔との出会い。
これから毎日、私は彼に猛烈求愛される事になる。
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