結婚目前で婚約破棄された私を救ってくれたのは、競合会社の御曹司でした

鳴宮鶉子

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奥さんに愛されてる気がする side 優司

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「優司さん、せっかくなのでラーメン食べに行きませんか?」

経営倒産したホテルグループから取得した福岡の中洲にあるビジネスホテルのリブランド。
リニューアルを終えグランドオープンを迎え、披露式典に灯里と出席した。

全国各地に展開する15のビジネスホテルを買収し、リフォームを終え、これから次々とグランドオープンさせていくにあたり、最初の式典にマスコミが取材に来るため、グループ代表取締役社長として開業記者発表と開業テープカットを行いにきた。

「そうだな。食べに行くか!!」

灯里との出張は旅行気分に浸れる。
結婚してからの1ヶ月間は社長と秘書的な立ち位置だったが、半年経つと少しは夫婦らしくなってきた。

「屋台で食べるラーメン、格別ですね!!」

灯里は可愛い。側にいるだけで癒される。

「灯里、おいで!!」

自宅マンションに戻り、灯里を抱きしめる。
人に甘える事を知らず、なんでも1人でこなしてきた灯里。
抱きしめると落ち着くのか、穏やかな顔つきになる。

灯里の下顎をくいっと持ち上げ、唇を重ねる。
最初はぎこちなかったが、今は舌を絡め合うキスにうっとりするようになり、そんな灯里が可愛くて堪らない。


「灯里、このまま抱いていい?」

「うん」

灯里を横抱きし、寝室のベッドに連れていく。
ベージュピンクのVネック 膝丈タイトワンピースを着た灯里。
背中のファスナーを下ろし、ワンピースを抜き取り、下着とキャミソールとストッキングだけの姿にする。
ストッキングも脱がせ、俺もスーツを脱ぎ、パンイチになり、彼女の小さな体に覆い被さり、額、耳裏、首筋に唇を這わせ、キャミソールとブラジャーを剥ぎ取り、意外と大きい胸の膨らみを焦らすように弄び、鎖骨のあたりを吸い上げて自分の印をつける。
見える位置につけるべきではないとわかっていても、俺の女という印をつけたくなる。

愛しい灯里の身体を隅々まで舌で堪能し、悶える彼女の姿を見てに満足する。
溢れる蜜を指ですくい上げてペロリと舐めると、彼女は恥ずかしそうな表情を見せる。

あまりの可愛さに理性を失う。

「……着けないでいいよ」

避妊具を取ろうとヘッドボードの引き出しに手を伸ばすと、灯里に止められた。

「優司さんの赤ちゃん、欲しい」

上目遣いに見つめられ、本能が抑えられなくなる。

灯里がやっと俺の奥さんになった気がする。
甘い声で喘ぐ灯里の体内に俺の固く勃ち上がった部分を挿入する。

勃起が治らず、放精が止まらない。
明け方まで灯里を抱き潰してしまった。

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