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生贄なわたし
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「築30年のホテルは修繕じゃなく建て替えをしないといけないな。
大島建設が安く引き受けてくれて助かった……」
老朽化が進んでいたグランドプリンセスホテル軽井沢に頭を抱えていた。
大島建設のおかげで建て替えすることになり、胸を撫で下ろす。
結婚後もプリンセスホテルグループ経営企画部でホテルの施設整備に関しての業務に携わってる。
「しかも、世界的に有名な大島頼翔が新しいホテルを設計してくれるなんて、ありがたい!!」
頼翔が大島建設の御曹司で日本どころか世界中で有名な建築士で……
「大島頼翔、極上級のイケメンだよな。凛子さん、あんな良い男のお嫁さんになれてよかったな!!」
背が高く細マッチョで眉目秀麗な男……。
『……大学の時みたいに、わたしじゃなくて、頼翔に寄ってくる女性とやればいいじゃん』
『はっ、お前、俺の嫁だろが!!旦那に浮気を勧めるとか、頭おかしいんじゃね?
俺が他の女に本気になってお前を切り捨てたら、お前の実家、倒産だ。
そうならないよう、黙って俺に抱かれろ!!」
大学時代、頼翔はコンパで知り合った女の子と一夜限りの関係を持ち遊びまわってた。
頼翔と中高一貫校で出会い、7年間交際していたけれど、わたしは『身体が合わない』と、捨てられた。
……なのに政略結婚をし、頼翔はわたしを脅して抱く。
世界や日本各地を股にかけて仕事をしてるから留守がちな頼翔。
でも、東京にいるにいる時は
『凛子、お前は俺の嫁だ。お前が俺に楯突けば即離婚して、お前の実家は倒産だからな!!』
と夜中の2時にわたしを起こして脅し、次の朝、出勤するギリギリの時間まで身体を貪ってくる。
わたしは実家が倒産しないために、生頼翔に差し出された、生贄。
大島建設が安く引き受けてくれて助かった……」
老朽化が進んでいたグランドプリンセスホテル軽井沢に頭を抱えていた。
大島建設のおかげで建て替えすることになり、胸を撫で下ろす。
結婚後もプリンセスホテルグループ経営企画部でホテルの施設整備に関しての業務に携わってる。
「しかも、世界的に有名な大島頼翔が新しいホテルを設計してくれるなんて、ありがたい!!」
頼翔が大島建設の御曹司で日本どころか世界中で有名な建築士で……
「大島頼翔、極上級のイケメンだよな。凛子さん、あんな良い男のお嫁さんになれてよかったな!!」
背が高く細マッチョで眉目秀麗な男……。
『……大学の時みたいに、わたしじゃなくて、頼翔に寄ってくる女性とやればいいじゃん』
『はっ、お前、俺の嫁だろが!!旦那に浮気を勧めるとか、頭おかしいんじゃね?
俺が他の女に本気になってお前を切り捨てたら、お前の実家、倒産だ。
そうならないよう、黙って俺に抱かれろ!!」
大学時代、頼翔はコンパで知り合った女の子と一夜限りの関係を持ち遊びまわってた。
頼翔と中高一貫校で出会い、7年間交際していたけれど、わたしは『身体が合わない』と、捨てられた。
……なのに政略結婚をし、頼翔はわたしを脅して抱く。
世界や日本各地を股にかけて仕事をしてるから留守がちな頼翔。
でも、東京にいるにいる時は
『凛子、お前は俺の嫁だ。お前が俺に楯突けば即離婚して、お前の実家は倒産だからな!!』
と夜中の2時にわたしを起こして脅し、次の朝、出勤するギリギリの時間まで身体を貪ってくる。
わたしは実家が倒産しないために、生頼翔に差し出された、生贄。
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