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まさかの妊娠に唖然
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ナースコールを呼び、看護師さんがきてすぐに医師がわたしの病状を伝えに来てくれた。
「胃潰瘍を疑いましたが、血液検査で妊娠している事がわかりました。悪阻による脱水症状と栄養不足が原因で倒れたみたいですね。
点滴で脱水症状と鉄分と最低限の栄養とエネルギーは体内に入れました。
悪阻が続くようならこの点滴を1日2回した方がいいかもしれませんね」
病室にきた医師からの発言に固まる。
まさか妊娠してるとは思ってなかった。
医師はデリカシーがなく、わたしを孕ませた相手の前で、今後の健康管理についてを語りだし、困る……。
自分が妊娠してる事に対してもまだ理解してなく、産むのか産まないのかも決断してなく、わたしの脳内はショートしてる。
桐谷とワンナイトLOVEをしでかした人。
幻想で体内に子供ができるエキスを何度も注がれたのを感じた。
緊急避妊薬を産婦人科に行って処方して貰うべきだった……。
入院するレベルではなかったから点滴が終わり、病院を後にする。
「……唯川、一緒に来て欲しい」
20時過ぎ、わたしは桐谷に連れられ、知立駅から徒歩15分の所にある豪華な一軒家に連れてこられた。
家の中に入ると……デンタの社長と社長夫人の副社長が出迎えてくれて、リビングには豪華な料理が並んでた。
固まるわたしに、社長と社長夫人がにこやかな笑顔を浮かべ、座るよう声かけをしてくれた。
「遥翔に大学時代から交際してる人がいて、うちに就職してくれてるなんて知らなかった。妊娠して不安になったかもしれないけど、わたし達がサポートするから安心して」
副社長がわたしに優しく声をかけてくれた。
仕事中に悪阻で倒れて病院に行ったのを気にして、ひつまぶしの茶漬けを作ってくれて、わたしに食べさせようとする。
「子供ができたし、結婚は早い方がいいな。まだ遥翔を後継者としては公にはできないから式に関しては身内と友達関係で挙げよう。
ひとまず、美結さんのご両親にお会いして、結婚の承諾を得ないといけないな」
社長が今後の対応について語り出す。
遥翔と事故みたいなワンナイトLOVE LOVEな過ちで子供ができて、わたしはデンタの後継者に嫁がないといけなくなった……。
多忙な社長夫婦と桐谷と結婚の承諾を貰いにわたしの実家に行ったのは次の週の土曜日。
「……桐谷くんがデルタの御曹司だったんですか!!美結が妊娠!!結婚ですか……式はお任せします。美結の事をお願いします」
桐谷のお父さんが挨拶で名刺を出した時点でわたしの両親はかなり恐縮してた。
わたしは桐谷の子供を孕んでるかも、しれないけど、桐谷と結婚する事は承諾してない……。
わたしの意思は無視されて結婚に向けての話は進む。
妊娠中で体調を崩しやすいからと、桐谷の住んでるマンションで同棲するはめになるし、勝手に話を進める桐谷に腹を立ててた。
月曜日の朝、桐谷に朝、捕まって車で連行されるように産婦人科医院へ行ったら妊娠3カ月で、わたしのお腹の中で命が宿り成長してるのを目にし、その命を堕ろす選択肢はなかった。
でも、桐谷と夫婦になって、産まれてくる子を共に育てる気にはならなかった。
なのに、流されて結婚させられそうになってるこの現状にわたしは戸惑い、なんとか抜け出したかった……。
「胃潰瘍を疑いましたが、血液検査で妊娠している事がわかりました。悪阻による脱水症状と栄養不足が原因で倒れたみたいですね。
点滴で脱水症状と鉄分と最低限の栄養とエネルギーは体内に入れました。
悪阻が続くようならこの点滴を1日2回した方がいいかもしれませんね」
病室にきた医師からの発言に固まる。
まさか妊娠してるとは思ってなかった。
医師はデリカシーがなく、わたしを孕ませた相手の前で、今後の健康管理についてを語りだし、困る……。
自分が妊娠してる事に対してもまだ理解してなく、産むのか産まないのかも決断してなく、わたしの脳内はショートしてる。
桐谷とワンナイトLOVEをしでかした人。
幻想で体内に子供ができるエキスを何度も注がれたのを感じた。
緊急避妊薬を産婦人科に行って処方して貰うべきだった……。
入院するレベルではなかったから点滴が終わり、病院を後にする。
「……唯川、一緒に来て欲しい」
20時過ぎ、わたしは桐谷に連れられ、知立駅から徒歩15分の所にある豪華な一軒家に連れてこられた。
家の中に入ると……デンタの社長と社長夫人の副社長が出迎えてくれて、リビングには豪華な料理が並んでた。
固まるわたしに、社長と社長夫人がにこやかな笑顔を浮かべ、座るよう声かけをしてくれた。
「遥翔に大学時代から交際してる人がいて、うちに就職してくれてるなんて知らなかった。妊娠して不安になったかもしれないけど、わたし達がサポートするから安心して」
副社長がわたしに優しく声をかけてくれた。
仕事中に悪阻で倒れて病院に行ったのを気にして、ひつまぶしの茶漬けを作ってくれて、わたしに食べさせようとする。
「子供ができたし、結婚は早い方がいいな。まだ遥翔を後継者としては公にはできないから式に関しては身内と友達関係で挙げよう。
ひとまず、美結さんのご両親にお会いして、結婚の承諾を得ないといけないな」
社長が今後の対応について語り出す。
遥翔と事故みたいなワンナイトLOVE LOVEな過ちで子供ができて、わたしはデンタの後継者に嫁がないといけなくなった……。
多忙な社長夫婦と桐谷と結婚の承諾を貰いにわたしの実家に行ったのは次の週の土曜日。
「……桐谷くんがデルタの御曹司だったんですか!!美結が妊娠!!結婚ですか……式はお任せします。美結の事をお願いします」
桐谷のお父さんが挨拶で名刺を出した時点でわたしの両親はかなり恐縮してた。
わたしは桐谷の子供を孕んでるかも、しれないけど、桐谷と結婚する事は承諾してない……。
わたしの意思は無視されて結婚に向けての話は進む。
妊娠中で体調を崩しやすいからと、桐谷の住んでるマンションで同棲するはめになるし、勝手に話を進める桐谷に腹を立ててた。
月曜日の朝、桐谷に朝、捕まって車で連行されるように産婦人科医院へ行ったら妊娠3カ月で、わたしのお腹の中で命が宿り成長してるのを目にし、その命を堕ろす選択肢はなかった。
でも、桐谷と夫婦になって、産まれてくる子を共に育てる気にはならなかった。
なのに、流されて結婚させられそうになってるこの現状にわたしは戸惑い、なんとか抜け出したかった……。
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