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元彼からのプロポーズなんて即お断り
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昨晩、幹太に身体を求められ続け、何度か疲れから意識を飛ばして眠りにつきそうになったけど、その度に幹太に元気になった逸物を挿れら激しく突かれた、明け方まで寝かせて貰えなかった……。
目覚めて、2日酔いによる頭痛と何度も幹太に突かれた事による腰痛でベッドから起き上がれず、上半身だけ起こし、何も身につけてない身体を布団で隠す。
隣にいるはずの幹太がいなくて、やり逃げかと思っていたら、シャワーを浴びてたらしく、トランクス一丁で出てきた。
「舞花、おはよう。身体大丈夫?2日酔いと昨日ちょっと激しくやっちゃったから腰痛くない?」
幹太がわたしに近づき、ベッドに座ってわたしを見つめてきた。
「舞花、愛してる。俺、どうしても舞花以上に他の女を愛する事ができなくて、舞花と比べてしまってだめになる。舞花、俺と結婚して」
幹太がわたしの左手を手にとり、口元に持っていき、左薬指にキスを落とす。
わたしの左手薬指に、いつのまにかダイヤがついた指輪がつけられていた。
突然の事で頭の中が固まってしまったわたし……。だけど、このまま流されたらいけないと、幹太を睨みつけた。
「……幹太がやった事は犯罪行為だよ。酔って動けないわたしを抱くって最低。わたし、幹太とは絶対に結婚なんかしない」
左手薬指から指輪を外し、わたしは幹太に向かって投げた。
幹太はわたしが結婚を承諾すると思ってたのか、なんで?っと言いたそうな顔をしてた。
話していても埒があかなそうだったから、布団を身体に巻きつけ、なんとかベッドから立ち上がり、落ちてる服を掻き集め洗面所に入り着替え、ショルダーバッグを持って、わたしはホテルから出て行った。
ホテルから出てタクシーを拾い自宅マンションに戻る。
帰ってきてからすぐにシャワーを浴びて、ベッドに横になり眠ることにした。
せっかくの休日なのに幹太のせいで疲れさせられ寝不足にさせられ、体調がすこぶる悪い。
せっかくの連休が幹太のせいで最悪の休日になってしまった。
幹太がかけてきた電話番号を即ブロックし、幹太と2度と関わらないとわたしは心に決めた。
わたしに連絡がつかないからか、幹太がわたしが勤務しているオフィスビルの前に時折現れるようになり困った。
女性だらけの職場だから、幹太みたいな甘い整った顔立ちをした男性がオフィスビルの前にいたら悪目立ちし、女性社員達がキャーキャー言い出すから、幹太と鉢合わせするのを逃れてる。
けれど、幹太がわたしを待ち伏せするのを諦めて帰るまで、わたしは会社から出ずに残業していて、23時過ぎまで外に居られると仕事が終わっても帰る事ができなくず困った。
わたしは。水曜日と金曜日の午後19時から23時過ぎまで、気づいたら2ヶ月間、幹太に雨の日も待ち伏せをされた。
……いい加減、わたしの事を諦めて欲しい。
リニューアルで全てを作り変えて移行した小説投稿サイトの仕様変更やバグの対応で多忙な日々が続く。
企画を担当するディレクターの無茶振りに悩まされながら、使い勝手が良いwebサイトとアプリにするために早朝から深夜まで働いていた。
「……気持ち悪い。ストレスと過労でもう限界」
リニューアルオープンさせてからあれこれ新機能の追加をいってくるディレクターにプロジェクトメンバー全員が根をあげ、2人、メンタルをやられてドクターストップで現在休職している。
「佐伯さんまで倒れて休職されたら困るから今日は仕事、もう上がって」
仲道リーダーに言われ、定時過ぎに仕事を切り上げ帰りの支度をしようとして、今日が金曜日だと気づく。
オフィスビルの3階で働いてるわたし。窓から外を見て幹太がいないかを確認し、18時過ぎでまだ幹太が来てないからそのうちに帰ろうと急いでオフィスビルから出た。
季節は7月の初め。まだ日が出ていて暑苦しく、外を歩いてるとふらついてしまう。
「舞花、やっと会えた」
運悪く幹太と出くわし、しかも体調が悪くて逃げる事もできない。
「顔色が悪いじゃないか。ちょっと来い。病院に行くぞ」
幹太がそう言って、タクシーを止めてわたしを車の中に入れて一緒に乗り込んだ。
そしてタクシーで幹太が指定した病院に向かった。
「なんで……産婦人科なの?」
幹太に連れて行かれたのは産婦人科で、なぜか問診票を幹太が看護師さんから受け取り記入していた。
「舞花、最後に生理があったのはいつ?」
病院の待合室のソファーに座り、いきなりそんな事を幹太に聞かれ戸惑う。
幹太から問診票を取り上げ自分で記入しようとして固まる。
……そういえば、4月の中頃に来てからそれ以降、生理が来てない。
仕事も立て込んでてストレスで止まったと思いたいけれど、幹太とGWにやらかしてしまって、こいつたぶん避妊なんてしてなかった……。
「俺さ、チャンスと思って、こないだ10回以上舞花の中に中出ししたから、舞花のお腹の中で俺の子ができてないかなって期待してたりするわけ。舞花、赤ちゃんができてたら俺、ちゃんと責任は取るから安心して」
わたしが顔面蒼白してる中、幹太は満面の笑みを浮かべて嬉しそうだった。
30分ほど待って診察室に入って検査した結果……妊娠していた。
診察室内に一緒に入ってきてた幹太はガッツポーズして喜んでる中、わたしは気持ちが悪いのと不運にがっくりしていて、途方に暮れた。
「舞花、子供ができた事だし、俺と結婚して」
病院を出てから幹太に言われた。
「はっ、幹太となんかと結婚するわけないでしょ。わたしをハメて結婚しようと企む人なんかと夫婦になんてなれない。2度とわたしの前に現れないで!!」
流しで走ってるタクシーを止め乗り込み、幹太を置いて、わたしは自宅マンションに帰った。
目覚めて、2日酔いによる頭痛と何度も幹太に突かれた事による腰痛でベッドから起き上がれず、上半身だけ起こし、何も身につけてない身体を布団で隠す。
隣にいるはずの幹太がいなくて、やり逃げかと思っていたら、シャワーを浴びてたらしく、トランクス一丁で出てきた。
「舞花、おはよう。身体大丈夫?2日酔いと昨日ちょっと激しくやっちゃったから腰痛くない?」
幹太がわたしに近づき、ベッドに座ってわたしを見つめてきた。
「舞花、愛してる。俺、どうしても舞花以上に他の女を愛する事ができなくて、舞花と比べてしまってだめになる。舞花、俺と結婚して」
幹太がわたしの左手を手にとり、口元に持っていき、左薬指にキスを落とす。
わたしの左手薬指に、いつのまにかダイヤがついた指輪がつけられていた。
突然の事で頭の中が固まってしまったわたし……。だけど、このまま流されたらいけないと、幹太を睨みつけた。
「……幹太がやった事は犯罪行為だよ。酔って動けないわたしを抱くって最低。わたし、幹太とは絶対に結婚なんかしない」
左手薬指から指輪を外し、わたしは幹太に向かって投げた。
幹太はわたしが結婚を承諾すると思ってたのか、なんで?っと言いたそうな顔をしてた。
話していても埒があかなそうだったから、布団を身体に巻きつけ、なんとかベッドから立ち上がり、落ちてる服を掻き集め洗面所に入り着替え、ショルダーバッグを持って、わたしはホテルから出て行った。
ホテルから出てタクシーを拾い自宅マンションに戻る。
帰ってきてからすぐにシャワーを浴びて、ベッドに横になり眠ることにした。
せっかくの休日なのに幹太のせいで疲れさせられ寝不足にさせられ、体調がすこぶる悪い。
せっかくの連休が幹太のせいで最悪の休日になってしまった。
幹太がかけてきた電話番号を即ブロックし、幹太と2度と関わらないとわたしは心に決めた。
わたしに連絡がつかないからか、幹太がわたしが勤務しているオフィスビルの前に時折現れるようになり困った。
女性だらけの職場だから、幹太みたいな甘い整った顔立ちをした男性がオフィスビルの前にいたら悪目立ちし、女性社員達がキャーキャー言い出すから、幹太と鉢合わせするのを逃れてる。
けれど、幹太がわたしを待ち伏せするのを諦めて帰るまで、わたしは会社から出ずに残業していて、23時過ぎまで外に居られると仕事が終わっても帰る事ができなくず困った。
わたしは。水曜日と金曜日の午後19時から23時過ぎまで、気づいたら2ヶ月間、幹太に雨の日も待ち伏せをされた。
……いい加減、わたしの事を諦めて欲しい。
リニューアルで全てを作り変えて移行した小説投稿サイトの仕様変更やバグの対応で多忙な日々が続く。
企画を担当するディレクターの無茶振りに悩まされながら、使い勝手が良いwebサイトとアプリにするために早朝から深夜まで働いていた。
「……気持ち悪い。ストレスと過労でもう限界」
リニューアルオープンさせてからあれこれ新機能の追加をいってくるディレクターにプロジェクトメンバー全員が根をあげ、2人、メンタルをやられてドクターストップで現在休職している。
「佐伯さんまで倒れて休職されたら困るから今日は仕事、もう上がって」
仲道リーダーに言われ、定時過ぎに仕事を切り上げ帰りの支度をしようとして、今日が金曜日だと気づく。
オフィスビルの3階で働いてるわたし。窓から外を見て幹太がいないかを確認し、18時過ぎでまだ幹太が来てないからそのうちに帰ろうと急いでオフィスビルから出た。
季節は7月の初め。まだ日が出ていて暑苦しく、外を歩いてるとふらついてしまう。
「舞花、やっと会えた」
運悪く幹太と出くわし、しかも体調が悪くて逃げる事もできない。
「顔色が悪いじゃないか。ちょっと来い。病院に行くぞ」
幹太がそう言って、タクシーを止めてわたしを車の中に入れて一緒に乗り込んだ。
そしてタクシーで幹太が指定した病院に向かった。
「なんで……産婦人科なの?」
幹太に連れて行かれたのは産婦人科で、なぜか問診票を幹太が看護師さんから受け取り記入していた。
「舞花、最後に生理があったのはいつ?」
病院の待合室のソファーに座り、いきなりそんな事を幹太に聞かれ戸惑う。
幹太から問診票を取り上げ自分で記入しようとして固まる。
……そういえば、4月の中頃に来てからそれ以降、生理が来てない。
仕事も立て込んでてストレスで止まったと思いたいけれど、幹太とGWにやらかしてしまって、こいつたぶん避妊なんてしてなかった……。
「俺さ、チャンスと思って、こないだ10回以上舞花の中に中出ししたから、舞花のお腹の中で俺の子ができてないかなって期待してたりするわけ。舞花、赤ちゃんができてたら俺、ちゃんと責任は取るから安心して」
わたしが顔面蒼白してる中、幹太は満面の笑みを浮かべて嬉しそうだった。
30分ほど待って診察室に入って検査した結果……妊娠していた。
診察室内に一緒に入ってきてた幹太はガッツポーズして喜んでる中、わたしは気持ちが悪いのと不運にがっくりしていて、途方に暮れた。
「舞花、子供ができた事だし、俺と結婚して」
病院を出てから幹太に言われた。
「はっ、幹太となんかと結婚するわけないでしょ。わたしをハメて結婚しようと企む人なんかと夫婦になんてなれない。2度とわたしの前に現れないで!!」
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