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トラウマから逃れられない
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重なり合う唇。蓮が私に覆い被さり、舌を絡め合わせるキスをする。
4年ぶりの感触に酔い痴れる。
浴衣の襟の合わせに右手を入れて、私の右胸を優しく揉みほぐす。
そして、首筋から肌蹴た胸元に唇を這わせていく。
帯は結んだまま、胸元と臀部を曝け出し、蓮の唇と手が私の体じゅうを這わせた。
長い時間愛撫をされ、子宮が疼き腰をくねらせていたら、パンティを剥ぎとられ、潤った窪みに長い指を差し込まれ、舌で敏感なところを舐られ、思わず甘い声を喘いでしまう。
「……結衣、いい?」
浴衣を脱がされて何も身につけてない私と、浴衣を着たままの蓮。
私が首を縦に振ると、蓮はせかしく浴衣とトランクスも脱ぎ捨てた。
引き締まった上半身にうっとりと見惚れ、目線を下半身に移し、固まる。
勃ちあがった屹立を右手で掴んでる蓮の姿を見て、最近流れる事がなかったあの映像が頭の中で流れた。
「……蓮、ゴメン。無理……いっ嫌!!」
唖然として立ち竦むから視線を逸らし、浴衣とパンティーを拾って脱衣所に逃げこんだ。
露天風呂の中に入って、心を落ち着かせる。
蓮が私以外の女の人と野生的に行為をしているのを見て、ショックを受けた。
頭の中で蓮が女性の腰を掴んで野生的に突っ込んでる映像がずっと頭に流れる。
当時、戸建住居のシステムキッチンの担当をしていて、週末にヒアリングに伺っていたから、蓮と過ごせなかった。
蓮の誕生日の日も前から有給をとってたけど、休めるか微妙で蓮に行くとは言えなかった。
遠距離恋愛でも蓮とはやっていけると思ってた。
でも、蓮の誕生日の後の週末に始発の新幹線で福岡まで行き、蓮が1人暮らししているアパートへ行き、合鍵で中に入って、他の女性に野生的にやってるのを見てショックを受けた。
東京本社に戻ってきた蓮は強引だけど私と籍を入れて、私を愛してくれてる。
3年で課長職で東京に戻ってきたのは並大抵の努力ではないと思う。
蓮があの別れから私以外に反応しなくなったのは確かで、無理矢理同じベッドで寝た日に夜中に私との思い出を撮りためたDVDを観ながら抜いてた。
温泉からあがり、浴衣を着て蓮の所へ戻る。
蓮は浴衣を着て、うつ伏せに横になりスマホをいじってた。
「……蓮、ごめんね。私、あの日から、ずっと、蓮が私以外の人とやってる映像が頭の中で流れて苦しんでる。蓮とプライベートな時間を過ごし始めてからは最近は流れなかった。
蓮の事、好きだけど蓮とエッチは無理……。
でも、蓮の事は好き、一緒にいたい、どうしたらいい?」
トラウマ化した蓮の浮気現場遭遇。
この日、蓮は私を抱きしめて、背中をポンポン優しく叩いて私を寝かしつけてくれた。
蓮の事は好きだけど、私は蓮と体を合わせる事ができなかった。
「結衣と一緒にいられるだけでいい。俺はあの日から他の女とはできない。結衣、浮気はもう、絶対にしない。結衣、俺の側にいてくれ」
拒絶をしたのに蓮は私をせめず抱きしめてくれた。
久しぶりに流れた忌まわしき映像。
蓮を突き飛ばしたい気もした。
でも、蓮が今は私だけをみて大切にしてくれてるのがわかるから、脳内の映像を消し去ろうとした。
「結衣に深い傷を負わせてしまったんだな。結衣……苦しませてごめん」
蓮は私を手放そうとはしない。
男の象徴の存在が目に入らなければトラウマのフラッシュバックは起きる事はなく、とても甘い幸せなひとときを過ごせた。
蓮に裏切られ傷ついた心が癒えてきてるからか、呪縛のように頭の中で流れてた忌まわしき映像から解放されつつあった。
4年ぶりの感触に酔い痴れる。
浴衣の襟の合わせに右手を入れて、私の右胸を優しく揉みほぐす。
そして、首筋から肌蹴た胸元に唇を這わせていく。
帯は結んだまま、胸元と臀部を曝け出し、蓮の唇と手が私の体じゅうを這わせた。
長い時間愛撫をされ、子宮が疼き腰をくねらせていたら、パンティを剥ぎとられ、潤った窪みに長い指を差し込まれ、舌で敏感なところを舐られ、思わず甘い声を喘いでしまう。
「……結衣、いい?」
浴衣を脱がされて何も身につけてない私と、浴衣を着たままの蓮。
私が首を縦に振ると、蓮はせかしく浴衣とトランクスも脱ぎ捨てた。
引き締まった上半身にうっとりと見惚れ、目線を下半身に移し、固まる。
勃ちあがった屹立を右手で掴んでる蓮の姿を見て、最近流れる事がなかったあの映像が頭の中で流れた。
「……蓮、ゴメン。無理……いっ嫌!!」
唖然として立ち竦むから視線を逸らし、浴衣とパンティーを拾って脱衣所に逃げこんだ。
露天風呂の中に入って、心を落ち着かせる。
蓮が私以外の女の人と野生的に行為をしているのを見て、ショックを受けた。
頭の中で蓮が女性の腰を掴んで野生的に突っ込んでる映像がずっと頭に流れる。
当時、戸建住居のシステムキッチンの担当をしていて、週末にヒアリングに伺っていたから、蓮と過ごせなかった。
蓮の誕生日の日も前から有給をとってたけど、休めるか微妙で蓮に行くとは言えなかった。
遠距離恋愛でも蓮とはやっていけると思ってた。
でも、蓮の誕生日の後の週末に始発の新幹線で福岡まで行き、蓮が1人暮らししているアパートへ行き、合鍵で中に入って、他の女性に野生的にやってるのを見てショックを受けた。
東京本社に戻ってきた蓮は強引だけど私と籍を入れて、私を愛してくれてる。
3年で課長職で東京に戻ってきたのは並大抵の努力ではないと思う。
蓮があの別れから私以外に反応しなくなったのは確かで、無理矢理同じベッドで寝た日に夜中に私との思い出を撮りためたDVDを観ながら抜いてた。
温泉からあがり、浴衣を着て蓮の所へ戻る。
蓮は浴衣を着て、うつ伏せに横になりスマホをいじってた。
「……蓮、ごめんね。私、あの日から、ずっと、蓮が私以外の人とやってる映像が頭の中で流れて苦しんでる。蓮とプライベートな時間を過ごし始めてからは最近は流れなかった。
蓮の事、好きだけど蓮とエッチは無理……。
でも、蓮の事は好き、一緒にいたい、どうしたらいい?」
トラウマ化した蓮の浮気現場遭遇。
この日、蓮は私を抱きしめて、背中をポンポン優しく叩いて私を寝かしつけてくれた。
蓮の事は好きだけど、私は蓮と体を合わせる事ができなかった。
「結衣と一緒にいられるだけでいい。俺はあの日から他の女とはできない。結衣、浮気はもう、絶対にしない。結衣、俺の側にいてくれ」
拒絶をしたのに蓮は私をせめず抱きしめてくれた。
久しぶりに流れた忌まわしき映像。
蓮を突き飛ばしたい気もした。
でも、蓮が今は私だけをみて大切にしてくれてるのがわかるから、脳内の映像を消し去ろうとした。
「結衣に深い傷を負わせてしまったんだな。結衣……苦しませてごめん」
蓮は私を手放そうとはしない。
男の象徴の存在が目に入らなければトラウマのフラッシュバックは起きる事はなく、とても甘い幸せなひとときを過ごせた。
蓮に裏切られ傷ついた心が癒えてきてるからか、呪縛のように頭の中で流れてた忌まわしき映像から解放されつつあった。
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