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12月23日、赤坂にある藤嶋産婦人科クリニック。
「か、可愛い!!伽凛《かりん》ちゃん、初めまして。僕の名前は香坂頼翔、よろしくね!!」
12月21日の午後6時半に凛花ちゃんは3125gの元気な女の子を出産した。
「女の子もいいなぁ……可愛い!!」
相葉社長が伽凛ちゃんを抱っこさせて貰い、その危なっかさに、私が奪いとり抱っこする。
櫻井遥香さんが出産した際、相葉社長は仕事を理由に、立ち会わなかった。
自分の子供ではないかもしれないという懸念から、秘書に娘の髪の毛を持ち帰らせ父子関係遺伝子検査を行い、本当に自分の子なら、責任を取り、家族になろうと覚悟は決めていたらしいが、検査結果はやはり親子関係無しで、自分の子ではないとわかり、心愛ちゃんに対して情を持たないよう、距離を置き、子育てに全く参加しなかったらしい。
それを聞いて、冷たいなとは思ったけれど、櫻井遥香さんの異常さから、そうなってしまっても仕方がない気はした。
ベビーシッターに子育てをさせ、櫻井遥香さんは習い事や不倫に勤しんでいたらしく、相葉社長の財産もかなり使い込んでいて、離婚に踏み切ろうとしたらしいが、ママタレインフルエンサーとして人気があったからしなかったと、凛花ちゃんが元不倫体質夫が言ってたと教えてくれた。
「ママ、僕、妹が欲しい!!」
頼翔が伽凛ちゃんの頬っぺたをツンツンして、あやす。
子供は可愛い。伽凛ちゃんを抱っこさせて貰い、私ももう1人欲しくなった。
「伽凛ちゃん、可愛かったね」
クリスマスイブで、3人でクリスマスパーティーを楽しみ、はしゃいで疲れた頼翔は9時前に寝落ち。
相葉社長とシャンパンを飲みながら、ローストビーフとスモークサーモンをつまむ。
「相葉社長、私、もう1人、赤ちゃん欲しいな。次は女の子がいい」
アルコールの力を借り、相葉社長に伝える。
「……伽音ちゃん、酔っ払ってる?あまり飲んでないよね?」
クリスマスパーティー中に相葉社長と赤ワイン1本空け、晩酌で、今、シャンパンのコルクをあけ、グラスに注いだとこ。
だから、酔っ払っていない。
「相葉社長……ま、将生さん、私の夫になってくれませんか?」
私に嫌われてると思っている相葉社長。
今のいい関係を壊したくないからと、口説いてこない。
だから、恥ずかしいけれど、私からプロポーズをした。
「……伽音ちゃん、本当に、俺の奥さんになってくれるの?」
首を縦に振り、将生の隣へ移動し、私から唇にキスを落とす。
「死ぬほど嬉しい!夢じゃないよな!!」
「夢に、しないで。将生、家族になろう。一緒に暮らそう!!」
相葉社長と結婚なんて、考えられなかった。
頼翔の父親で、頼翔が懐いていても、夫婦になんてなれないと思ってた。
だけど、頼翔を可愛がり私を溺愛し大切にしてくれる相葉社長に、私は落ちてしまった。
「か、可愛い!!伽凛《かりん》ちゃん、初めまして。僕の名前は香坂頼翔、よろしくね!!」
12月21日の午後6時半に凛花ちゃんは3125gの元気な女の子を出産した。
「女の子もいいなぁ……可愛い!!」
相葉社長が伽凛ちゃんを抱っこさせて貰い、その危なっかさに、私が奪いとり抱っこする。
櫻井遥香さんが出産した際、相葉社長は仕事を理由に、立ち会わなかった。
自分の子供ではないかもしれないという懸念から、秘書に娘の髪の毛を持ち帰らせ父子関係遺伝子検査を行い、本当に自分の子なら、責任を取り、家族になろうと覚悟は決めていたらしいが、検査結果はやはり親子関係無しで、自分の子ではないとわかり、心愛ちゃんに対して情を持たないよう、距離を置き、子育てに全く参加しなかったらしい。
それを聞いて、冷たいなとは思ったけれど、櫻井遥香さんの異常さから、そうなってしまっても仕方がない気はした。
ベビーシッターに子育てをさせ、櫻井遥香さんは習い事や不倫に勤しんでいたらしく、相葉社長の財産もかなり使い込んでいて、離婚に踏み切ろうとしたらしいが、ママタレインフルエンサーとして人気があったからしなかったと、凛花ちゃんが元不倫体質夫が言ってたと教えてくれた。
「ママ、僕、妹が欲しい!!」
頼翔が伽凛ちゃんの頬っぺたをツンツンして、あやす。
子供は可愛い。伽凛ちゃんを抱っこさせて貰い、私ももう1人欲しくなった。
「伽凛ちゃん、可愛かったね」
クリスマスイブで、3人でクリスマスパーティーを楽しみ、はしゃいで疲れた頼翔は9時前に寝落ち。
相葉社長とシャンパンを飲みながら、ローストビーフとスモークサーモンをつまむ。
「相葉社長、私、もう1人、赤ちゃん欲しいな。次は女の子がいい」
アルコールの力を借り、相葉社長に伝える。
「……伽音ちゃん、酔っ払ってる?あまり飲んでないよね?」
クリスマスパーティー中に相葉社長と赤ワイン1本空け、晩酌で、今、シャンパンのコルクをあけ、グラスに注いだとこ。
だから、酔っ払っていない。
「相葉社長……ま、将生さん、私の夫になってくれませんか?」
私に嫌われてると思っている相葉社長。
今のいい関係を壊したくないからと、口説いてこない。
だから、恥ずかしいけれど、私からプロポーズをした。
「……伽音ちゃん、本当に、俺の奥さんになってくれるの?」
首を縦に振り、将生の隣へ移動し、私から唇にキスを落とす。
「死ぬほど嬉しい!夢じゃないよな!!」
「夢に、しないで。将生、家族になろう。一緒に暮らそう!!」
相葉社長と結婚なんて、考えられなかった。
頼翔の父親で、頼翔が懐いていても、夫婦になんてなれないと思ってた。
だけど、頼翔を可愛がり私を溺愛し大切にしてくれる相葉社長に、私は落ちてしまった。
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