授かり相手は鬼畜上司

鳴宮鶉子

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奥さん候補は誰ですか?

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「三友不動産の取締役会長との接待に行ってくる」

デベロッパーの幹部役員との交渉事に、意匠設計責任者も駆り出される。
馬島建築の幹部役員に随行で、不本意だけど行くしかなく、不機嫌な拓磨くん。

「19時からだからもう出ないと遅れちゃうよ」

「……わかってるけど、結衣と触れ合わないと無理」

定時で仕事を終え仕事部屋から出ると拓磨くんが珍しく私の部屋に来ていて、リビングでiPad片手に仕事のメール返信をしてた。

「……深夜までつき回される。接待なんか幹部役員と営業がやればいいのに」

iPadをビジネスバックに入れ、拓磨君はため息をついた。

「結衣、時間がない。いい?」

拓磨くんに抱き寄せられ、ソファーに押し倒され、塞がれた口に舌を割り入れられる。

時間がないからかすぐにショーツを剥ぎ取られら、着衣したまま蜜蕾を指で摘まれ親指の腹で擦られ、蜜壷に中指と人差し指を入れられる膣壁を弄られる。
指でイかされ私の身体がピクンと震えたら、拓磨くんが私の両腿を開き、蜜壷にスラックスのジッパーを下げ取り出した猛々とした屹立を埋めた。
敏感になっている膣壁に入ってきた男の昂りに激しく突かれ、内部がひくつきぎゅっとそれを締めつける。

5分足らずの情事。
中にドクドクと熱い精が放出され、終了。


拓磨くんに雑に扱われてる気がしてならない今日この頃。
子供ができないからだから避妊の必要もない。

拓磨くんが接待でデベロッパーの代表取締役会長の孫娘や大手建材会社の御令嬢と楽しくしてると堂本主任が前に言ってた。
『結婚前提で付き合ってる彼女がいるので』と最近は縁談を断ってるとかで、拓磨くんを狙ってる女子社員が号泣しているらしい。

「……拓磨くんが結婚前提で付き合ってる相手は私じゃないよね。たぶん、私は愛人としてキープされるんだよね」

リモートワークだから同僚とさほど仲良くなく恋愛絡みの話をしないのもあるけど、拓磨くんと私が付き合ってる事を仕事関係の人は誰も知らない。

子供ができない身体だから奥さんにする価値ない。
前に“女は子供を造る機械じゃない”と言ってたけど、拓磨くんは神崎工務店の御曹司。
立場のある人だから、相応しい人を奥さんに迎えないといけない。

仕事面でのサポートはできても、私は子供を産む事ができないから。

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