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紛失する下着と冷蔵庫の作り置きおかず
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コロン対策でオフィスから徒歩圏内の借上マンションに引っ越してから3年が経った。
「管理会社に相談した方がいいかな……」
奇妙な事に時々、ベランダに干した下着が無くなる。
「カラスが持っていったんじゃない?私、無くなった事ないよ!!」
他の運営メンバーは1階と2階に住んでいて、私だけ3階。
壁をよじ登って下着泥棒がベランダに入り込むのは考えられない。
「下着だけでなくて、冷蔵庫に入れてた作り置きおかずが消えてるの……」
夜に食べようと残していた肉じゃがとひじきの煮物がなくなっていて、入れていたお皿が洗われ食器棚に片づけられていた。
記憶違いで食べて最初からなかったのかと思ったりもしたけど、煮物は小鍋いっぱい食べきれないぐらいいつも作ってる。
ひじきの煮物や切干大根、ポテトサラダにマカロニサラダ、胡瓜と蛸の酢漬けなどなど、タッパーいっぱいに作り置きおかずが知らないうちに量が減っている。
作り置きおかずが消える現象が度々置き、恐怖でならなかった。
「引っ越したい?なんで?」
「ベランダに干している下着と冷蔵庫の中に入れていた作り置きがなくなってたりするから、怖いんです!!」
「下着は……風で飛ばされて、冷蔵庫の中の作り置きおかずは気のせいじゃないか?」
社長に借入マンションから引っ越したいと直訴してみた。
オフィスビルから徒歩5分圏内の麻布十番にあるタワーマンションに住めるのはとてもありがたい事だけど、こうも怪奇現象が起きると住みたくない。
1ヶ月間、マンションには戻らずレオパレスに身を寄せ、在宅勤務はせずにオフィスで仕事をする。
「ーーえっ、なんで……こんなもん落ちてるの!!」
寝室に入るとベッドの下にアルマーニの黒の男性用トレーナーが落ちていて、布団も乱れ誰かが寝た形跡があった。
それだけではない。
丸まったちり紙がゴミ箱の中にたくさん入っていた。
「……ストーカー?心当たりないんだけど」
私は、見知らぬ男にいつのまにかに合鍵を作られ、留守中に不法侵入されていた。
「……ここに住むの、無理!!」
あまりにも気持ち悪く、マンションの部屋から飛び出す。
私物はそのまま残し、レオパレスに舞い戻った。
「管理会社に相談した方がいいかな……」
奇妙な事に時々、ベランダに干した下着が無くなる。
「カラスが持っていったんじゃない?私、無くなった事ないよ!!」
他の運営メンバーは1階と2階に住んでいて、私だけ3階。
壁をよじ登って下着泥棒がベランダに入り込むのは考えられない。
「下着だけでなくて、冷蔵庫に入れてた作り置きおかずが消えてるの……」
夜に食べようと残していた肉じゃがとひじきの煮物がなくなっていて、入れていたお皿が洗われ食器棚に片づけられていた。
記憶違いで食べて最初からなかったのかと思ったりもしたけど、煮物は小鍋いっぱい食べきれないぐらいいつも作ってる。
ひじきの煮物や切干大根、ポテトサラダにマカロニサラダ、胡瓜と蛸の酢漬けなどなど、タッパーいっぱいに作り置きおかずが知らないうちに量が減っている。
作り置きおかずが消える現象が度々置き、恐怖でならなかった。
「引っ越したい?なんで?」
「ベランダに干している下着と冷蔵庫の中に入れていた作り置きがなくなってたりするから、怖いんです!!」
「下着は……風で飛ばされて、冷蔵庫の中の作り置きおかずは気のせいじゃないか?」
社長に借入マンションから引っ越したいと直訴してみた。
オフィスビルから徒歩5分圏内の麻布十番にあるタワーマンションに住めるのはとてもありがたい事だけど、こうも怪奇現象が起きると住みたくない。
1ヶ月間、マンションには戻らずレオパレスに身を寄せ、在宅勤務はせずにオフィスで仕事をする。
「ーーえっ、なんで……こんなもん落ちてるの!!」
寝室に入るとベッドの下にアルマーニの黒の男性用トレーナーが落ちていて、布団も乱れ誰かが寝た形跡があった。
それだけではない。
丸まったちり紙がゴミ箱の中にたくさん入っていた。
「……ストーカー?心当たりないんだけど」
私は、見知らぬ男にいつのまにかに合鍵を作られ、留守中に不法侵入されていた。
「……ここに住むの、無理!!」
あまりにも気持ち悪く、マンションの部屋から飛び出す。
私物はそのまま残し、レオパレスに舞い戻った。
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