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野獣御曹司の餌食になるもんか!!
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後夜祭が終わりホテルのsuite roomに戻る。
入ってすぐに創真さんに壁に追い込まれ両手をついて身動きが取れなくされ、強引にキスをされてしまった。
いきなり肉厚な舌を割り入れられ、口内をまんべなく犯し、そして舌を絡められ吸われた。
「……明日の午前中に契約と生産数の打ち合わせがりますよっ」
唇が離れた時にそう伝えても、もはや猛獣化した創真さんに日本語は通じない。
耳裏耳朶首筋胸元と唇を這わせ、舌でぺろりと舐められ、ちゅうっと吸いつかれる。
「……いっーー痛っ!!」
ざらっとした唇の感触に感じてビクッと身体を震わせてると、いきなり首筋に噛み付かれ、血を吸われるかと思うもその痛みに、さらに身体が熱を持ち昂まる。
「欲情を発散させてたアンドロイドと写真アルバムを没収されてたから、気持ちが抑えられない。やっと本物の結芽を抱ける」
ギラギラした獲物を見つめる猛獣。
ドレスの上から胸の膨らみを両方掴まれ、感触を愉しむようにょもにょもと揉みくちゃにされながら、谷間を作られたり両乳房を左右に揺すられた。
遼佑と別れてから男に触られてない身体。
強引なキスと胸元まで口で愛撫されただけなのに、子宮がキュンキュンして下腹部が潤っていく。
「んっ……、はあっ……あ……」
久しぶりに他人から与えられる快楽に甘い声を喘ぎ声を発してしまった。
背中のファスナーを腰まで下げられ上半身が露わになると、両手で膨らみを掴み、野獣化した創真さんは容赦なく私の両方の頂を、交互にむしゃぶりつくように吸いついてきた。
ちゅぱちゅぱと吸い上げ、時に甘噛みをしてくる。
もう一方も先端を指と指で擦り合わされ、ぴりぴりとした快楽が走る。
卑猥に立ち上がった乳首を直視できない。
「んんっ、あっ……だ、だめ……!!」
あまりの気持ちよさに、ビクンと身体が跳ね、軽く仰け反り、立っていられなくなり、創真さんの細マッチョな胸板に倒れ込んでしまった。
胸だけでイカされてしまった。
倒れ込んだ私を担ぎ、リビングのソファーへ連れて行く。
獲物の息の根を止め、運んで美味しくいただく肉食動物のような創真さん。
ソファーに私を下ろすと、素早く身に纏ってる全ての衣服を脱ぎ捨て、裸体を晒す。
食事がアレなのに、無駄な肉が一切ない引き締まった身体をしてる。
引き締まった腹筋に届いてしまいそうなくらい立ち上がった雄の剛直。
その太さと長さに恐怖を感じる。
唯一知っている遼佑のサイズとは比べられないぐらい、大きくて獰猛そうなそれに、ゴクッと息を呑みおののめく。
「……いきなり挿れたら、裂けちゃいそうだな。濡れてぐちょぐちょだけど、狭いな」
股間の襞を指で広げ、蜜口に指を差し込む。何度か前後にゆっくり動かされ、同時にそのすぐ上にある小さな蕾も空いてる指でぐりぐりと押しつぶされる。
くちょくちょと卑猥な水音が鳴り響く。
「ーーや、だ、だめっ、それだけは、辞めてっ……!!」
創真さんが私の股間に顔を埋め、花心を舌で嬲り始めた。
舌先でつんと突き、そのままゆっくりと舌を這わせる。
ざらついた舌の感触がより一層の快楽を生み出した、愛蜜が滝のように溢れ出す。
ぷくっと膨らんだ淫芽を舌でなく指で烈しく擦り、舌を蜜口の中に入れ、じゅるじゅると音を立てて愛蜜をすすられる。
「んあああっ……も、もうだめっ……!!」
愛蜜に差し入れられてた舌が長い指2本に変わると、浅目に埋め膣壁を掻き出すように擦り付けてくる。
指の動きが早くなり、じゅぶじゅぶという音と共に大量にさらさらとした潮を吹かされ、私の身体はビクビクと震えるとともに、全身が烈しく脱力しぐったりしてしまった。
あっという間にまた快楽の頂点へとイカされ、放心状態でソファーの上で身体を丸める。
「結芽、次はこれでイって」
胸とGスポでイカされたばかりなのに、創真さんは凶器みたいな雄の剛直を手でさすりながら私に近づいてきた。
そして、覆いかぶさると私の両腿を掴みこじ開け、腰を掴むと、欲望で獰猛に膨れ上がったそれを埋め始めた。
3年ぶり以上で久しぶり過ぎて処女のように身を縮める。
痛すぎる。遼佑のものより1.5倍の太さと長さがありそうな雄の竿。
「……っ、キツい……すごく気持ちがいい!!」
私の腰をしっかり掴んで、さっきイッたばかりの浅いところを何度か往復し、蜜を溢れ出そうとゆっくり抽送させる。
徐々に痛みは薄れ、深いところまでスムーズに入ると突き上げられるたびに甘い痺れが走る。
汗にまみれながら腰を動かしてる野獣な創真さんの姿を見てると、なぜか微笑ましくて、お腹の奥な方がきゅんとする。
正常位で容赦ないピストンで突かれ続けていたら、いきなり腰の動きを止め、私の体から獰猛な雄を引き抜いた。
「結芽、四つん這いになって!!」
ソファーの上で私の身体を反転させ、腰を持ち上げると、背後からズブッと挿入してきた。
野獣なだけに動物みたいな体勢が好むのか、私の腰を掴んで烈しく抽送してくる。
時折、奥の方をぐりぐりと円を描くように刺激してきて、そして力強く子宮を突き上げ、身体を倒し腰から胸に手を移動させ、強く揉みしだく。
達しそうになるたびに体勢を変えて私を攻め続けた創真さん。
最後はソファーに座った創真さんに跨る体勢で、腰を掴まれ深く繋がり烈しく突き上げられ、舌を絡め合わせる濃厚なキスをしながら、一緒のタイミングでフィニッシュした。
子宮口に獰猛な雄の先端が合体し、ビクビクと震えると共に欲望を爆ぜた。
避妊をしてなかった事に気づくも、私をぎゅっと抱きしめキスを続ける創真さんに身体を預けてた。
こんな気持ちがいい行為を今までした事がなかった。
創真さんは私の事を、異常なぐらい、変態の領域まで愛してくれてる。
私を貪り喰べるように抱いたけど、優しく丁寧な行為だった。
終えた後の創真さんは、繋がったまま、顔の至るところをいまだ舐め回してた。
猛獣から猫になってた。
そんな創真さんの事が愛しく感じた。
遼佑さんとの行為はいつもあっさりとしていて、行為自体の時間も短く、愛撫もさほどないまま挿入されるから、気持ちよくなく、気持ちも盛り上がらなかった。
私の存在は遼佑にとって、都合がいい女でしかなかったのかもしれない。
だから、情熱的に私を抱いてくれなかったんだと思う。
私に研究開発のサポート役をさせ、己の欲望を発散させるためだけに行為をしてたんだと思う。
創真さんに抱かれてその事に気づいてしまった。
「東條よりも俺の方が上手いだろ?」
頭のいい創真さんだから私の考えてる事を読んで思わず口にしたんだと思うけど、この言葉で身と心が冷めきった私は、創真さんを思いっきり両手で突き飛ばし、寝室に鍵をかけ立て篭った。
本当に残念な人。
創真さんと未来を共に歩む事を考えようと思ったけど、やっぱり無理だ。
ドアをドンドンと叩きつける創真さんを無視し、キングサイズのベッドに横になる。
鍵をかけてるから入ってはこれない。
何も身に纏わずベッドの中に入るのは抵抗があったけど、昨日一睡もできてなかったから、すぐに眠りにつけた。
「……オリパスも内視鏡カメラ、選ばれたんですね」
高画質で超小型、そして低価格な仕様の内視鏡カメラをオリパスは開発してた。
オメガルでは開発できないタイプで、定期的に交換が必要な部品だから1番需要があるタイプで勝負してきた。
医師の好みと購入する予算が病院によって違うから、今回、サージカルインテリジェンスは、鉗子を3社、内視鏡カメラを5社採用した。
コンテストではないから順位はつかない。
だけど、オメガルが開発した鉗子と内視鏡カメラについて、サージカルインテリジェンス会長が長々と称賛して下さってたから、オメガルの方が上。
「……辻井さん、顔が怖いです」
高額部品になってしまったため、契約はするも個数は控えめの注文になった。
単価を下げて個数を増やす方が売り上げになる。
日本に戻り、創真さんが執刀した完璧なオペをAIシステムにデータとして蓄積していく。
今までは創真さんがやっていた仕事だけど、私が引き受ける事にした。
「瀬崎ゼネラルマネジャーは?」
「今日はオンラインオペでマンションに閉じこもってる」
AIシステムを開発するには模範になるデータを収集し蓄積し、数値化して最善を術式をプログラムしないといけない。
そのデータを得るために、大学病院を回ってオペ動画を収集してる。
でも、創真さんが執刀したオペが1番無駄がなく患者さんへの負担も少なく、だから、データ収集のために、出社せずにマンションに引きこもりオンラインオペに専念するよう脅した。
「スゴく抵抗あって嫌だけど、これ、返すから、これで発散して……」
ダンボールに入れてクローゼットに入れてた、私そっくりのアンドロイドと隠し撮りアルバムを創真さんに返した。
「……結芽ちゃんとやりたい」
「……無理。気持ち悪い」
認めたくないけど、最高に気持ち良かった。
だけど、最後の発言は頂けない。
軽蔑した視線を投げ、創真さんと距離をとる。
オンラインオペの依頼はメールを見たら殺到していて、その中で難易度の高いのを選りすぐり、創真さんは引き受けてた。
「全部引き受けたらいいじゃん。オメガルで創真さんがやらないといけない仕事について私が肩代わりする。どうしても必要な件に関してはリモート通信で指示仰ぐから、マンションに引きこもってオンラインオペしてて!!」
創真さんの事を口では拒絶しても、尽くす女気質で、仕事面をあれこれサポートしてしまう。
「肉と甘い物ばかり食べてたらダメ。サラダも食べて!!」
それだけでなく、不健康な食事のバランスにも口出しをする。
食に対して拘りがなく、アメリカンな食事に慣れてるからステーキを食べてるだけで、創真さんは出された食事はなんでも平らげた。
「朝昼晩、結芽がご飯を作ってくれるから嬉しいな!!」
気がついたら、私は以前遼佑にしていた事を創真さんにしてた。
口では拒絶していたけど、創真さんに心も身体も陶酔してた。
抱かれてしまうとこんなにも相手に気持ちがいってしまうものなのか。
素直になれなくて、創真さんの事を拒絶してしまってるけど、触れて貰いたくて身体は疼く。
「結芽、サージカルインテリジェンスと手術AIシステムの契約で来週、またアメリカにいく。宿泊ホテルはサージカルインテリジェンスが飛行機のチケットと宿泊ホテルを取ってくれるって」
再来年の3月にダビンチの特許が切れる。googleも開発に参入し、世界中の精密機器メーカー等でAIシステム搭載の手術支援ロボットの開発が進められてる。
『サージカルインテリジェンスと共同開発って形をとる』
オメガルは医療機器以外も手がけてる。規模もオリパスよりは小さく、医療手術支援ロボット開発に参入するも、機器自体を開発製造する事は難しい。
****
『創真、こないだのオペ、さすがだった!!』
1ヶ月ぶりのサージカルインテリジェンス本社。
豪華な応接室に案内される。目の前には創真さんとハグし、フレンドリーにじゃれあってる最高技術責任者 ?CTOのスティーブ・ジョンソン氏がいる。
『創真、セックスドール、あれの製品化考えてくれたか?』
『しねぇーよ。あんなの製品化するなよ』
スティーブと創馬は親友らしく、マサチューセッツ総合病院に勤務してる際に、一緒に医療機器の発明をしていたらしい。
『創真、片思いの姫君を射止めたんだな!!おめでとう!!』
いきなり右手を掴まれ、ぶんぶん振られた。
『スティーブ、汚い手で結芽の手を触るな!!』
『酷いな!!親友の愛しい姫君に手を出すほど飢えてない。今日はこの後、フリーにした。さっさと契約済ませて、飲みに行こう!!』
契約書をくまなく創真さんがチェックする。
リモート通信でかなりやり合ってたらしく、初期仕様はオメガルの部品が標準でつくようにしたりとかなり優遇されてる取引になってた。
多忙過ぎるCTOだから、スティーブ氏は契約が終わると秘書に研究室に連行されていった。
18時にホテルに戻り、スティーブ氏が予約を入れてくれてたディナーを愉しむ。
大食いの創真さんだから、スティーブ氏の分も胃袋に収める。
その後、 BARに移動して、美味しいカクテルを堪能しながら、ダーツとビリヤードを愉しんだ。
「結芽、……今日、俺の誕生日なんだ。だから、抱かせて」
アルコール度数が高そうなカクテルを3杯飲み、素直になれた私は創真の差し出した手を握る。
BARで甘いひとときを愉しみ、最上階の壁にるSpecial suite roomに入った。
全部屋 suite roomのホテルだけど、最上階にある二つの角部屋だけは特別仕様で、中に入ると絶景な夜景が目に入り気持ちが昂まる。
リビング部分は全面ガラス張りで、窓に手をつき人工灯できらきら光る夜景を魅入ってしまう。
そんな私を、創真さんは背後から抱きしめた。
入ってすぐに創真さんに壁に追い込まれ両手をついて身動きが取れなくされ、強引にキスをされてしまった。
いきなり肉厚な舌を割り入れられ、口内をまんべなく犯し、そして舌を絡められ吸われた。
「……明日の午前中に契約と生産数の打ち合わせがりますよっ」
唇が離れた時にそう伝えても、もはや猛獣化した創真さんに日本語は通じない。
耳裏耳朶首筋胸元と唇を這わせ、舌でぺろりと舐められ、ちゅうっと吸いつかれる。
「……いっーー痛っ!!」
ざらっとした唇の感触に感じてビクッと身体を震わせてると、いきなり首筋に噛み付かれ、血を吸われるかと思うもその痛みに、さらに身体が熱を持ち昂まる。
「欲情を発散させてたアンドロイドと写真アルバムを没収されてたから、気持ちが抑えられない。やっと本物の結芽を抱ける」
ギラギラした獲物を見つめる猛獣。
ドレスの上から胸の膨らみを両方掴まれ、感触を愉しむようにょもにょもと揉みくちゃにされながら、谷間を作られたり両乳房を左右に揺すられた。
遼佑と別れてから男に触られてない身体。
強引なキスと胸元まで口で愛撫されただけなのに、子宮がキュンキュンして下腹部が潤っていく。
「んっ……、はあっ……あ……」
久しぶりに他人から与えられる快楽に甘い声を喘ぎ声を発してしまった。
背中のファスナーを腰まで下げられ上半身が露わになると、両手で膨らみを掴み、野獣化した創真さんは容赦なく私の両方の頂を、交互にむしゃぶりつくように吸いついてきた。
ちゅぱちゅぱと吸い上げ、時に甘噛みをしてくる。
もう一方も先端を指と指で擦り合わされ、ぴりぴりとした快楽が走る。
卑猥に立ち上がった乳首を直視できない。
「んんっ、あっ……だ、だめ……!!」
あまりの気持ちよさに、ビクンと身体が跳ね、軽く仰け反り、立っていられなくなり、創真さんの細マッチョな胸板に倒れ込んでしまった。
胸だけでイカされてしまった。
倒れ込んだ私を担ぎ、リビングのソファーへ連れて行く。
獲物の息の根を止め、運んで美味しくいただく肉食動物のような創真さん。
ソファーに私を下ろすと、素早く身に纏ってる全ての衣服を脱ぎ捨て、裸体を晒す。
食事がアレなのに、無駄な肉が一切ない引き締まった身体をしてる。
引き締まった腹筋に届いてしまいそうなくらい立ち上がった雄の剛直。
その太さと長さに恐怖を感じる。
唯一知っている遼佑のサイズとは比べられないぐらい、大きくて獰猛そうなそれに、ゴクッと息を呑みおののめく。
「……いきなり挿れたら、裂けちゃいそうだな。濡れてぐちょぐちょだけど、狭いな」
股間の襞を指で広げ、蜜口に指を差し込む。何度か前後にゆっくり動かされ、同時にそのすぐ上にある小さな蕾も空いてる指でぐりぐりと押しつぶされる。
くちょくちょと卑猥な水音が鳴り響く。
「ーーや、だ、だめっ、それだけは、辞めてっ……!!」
創真さんが私の股間に顔を埋め、花心を舌で嬲り始めた。
舌先でつんと突き、そのままゆっくりと舌を這わせる。
ざらついた舌の感触がより一層の快楽を生み出した、愛蜜が滝のように溢れ出す。
ぷくっと膨らんだ淫芽を舌でなく指で烈しく擦り、舌を蜜口の中に入れ、じゅるじゅると音を立てて愛蜜をすすられる。
「んあああっ……も、もうだめっ……!!」
愛蜜に差し入れられてた舌が長い指2本に変わると、浅目に埋め膣壁を掻き出すように擦り付けてくる。
指の動きが早くなり、じゅぶじゅぶという音と共に大量にさらさらとした潮を吹かされ、私の身体はビクビクと震えるとともに、全身が烈しく脱力しぐったりしてしまった。
あっという間にまた快楽の頂点へとイカされ、放心状態でソファーの上で身体を丸める。
「結芽、次はこれでイって」
胸とGスポでイカされたばかりなのに、創真さんは凶器みたいな雄の剛直を手でさすりながら私に近づいてきた。
そして、覆いかぶさると私の両腿を掴みこじ開け、腰を掴むと、欲望で獰猛に膨れ上がったそれを埋め始めた。
3年ぶり以上で久しぶり過ぎて処女のように身を縮める。
痛すぎる。遼佑のものより1.5倍の太さと長さがありそうな雄の竿。
「……っ、キツい……すごく気持ちがいい!!」
私の腰をしっかり掴んで、さっきイッたばかりの浅いところを何度か往復し、蜜を溢れ出そうとゆっくり抽送させる。
徐々に痛みは薄れ、深いところまでスムーズに入ると突き上げられるたびに甘い痺れが走る。
汗にまみれながら腰を動かしてる野獣な創真さんの姿を見てると、なぜか微笑ましくて、お腹の奥な方がきゅんとする。
正常位で容赦ないピストンで突かれ続けていたら、いきなり腰の動きを止め、私の体から獰猛な雄を引き抜いた。
「結芽、四つん這いになって!!」
ソファーの上で私の身体を反転させ、腰を持ち上げると、背後からズブッと挿入してきた。
野獣なだけに動物みたいな体勢が好むのか、私の腰を掴んで烈しく抽送してくる。
時折、奥の方をぐりぐりと円を描くように刺激してきて、そして力強く子宮を突き上げ、身体を倒し腰から胸に手を移動させ、強く揉みしだく。
達しそうになるたびに体勢を変えて私を攻め続けた創真さん。
最後はソファーに座った創真さんに跨る体勢で、腰を掴まれ深く繋がり烈しく突き上げられ、舌を絡め合わせる濃厚なキスをしながら、一緒のタイミングでフィニッシュした。
子宮口に獰猛な雄の先端が合体し、ビクビクと震えると共に欲望を爆ぜた。
避妊をしてなかった事に気づくも、私をぎゅっと抱きしめキスを続ける創真さんに身体を預けてた。
こんな気持ちがいい行為を今までした事がなかった。
創真さんは私の事を、異常なぐらい、変態の領域まで愛してくれてる。
私を貪り喰べるように抱いたけど、優しく丁寧な行為だった。
終えた後の創真さんは、繋がったまま、顔の至るところをいまだ舐め回してた。
猛獣から猫になってた。
そんな創真さんの事が愛しく感じた。
遼佑さんとの行為はいつもあっさりとしていて、行為自体の時間も短く、愛撫もさほどないまま挿入されるから、気持ちよくなく、気持ちも盛り上がらなかった。
私の存在は遼佑にとって、都合がいい女でしかなかったのかもしれない。
だから、情熱的に私を抱いてくれなかったんだと思う。
私に研究開発のサポート役をさせ、己の欲望を発散させるためだけに行為をしてたんだと思う。
創真さんに抱かれてその事に気づいてしまった。
「東條よりも俺の方が上手いだろ?」
頭のいい創真さんだから私の考えてる事を読んで思わず口にしたんだと思うけど、この言葉で身と心が冷めきった私は、創真さんを思いっきり両手で突き飛ばし、寝室に鍵をかけ立て篭った。
本当に残念な人。
創真さんと未来を共に歩む事を考えようと思ったけど、やっぱり無理だ。
ドアをドンドンと叩きつける創真さんを無視し、キングサイズのベッドに横になる。
鍵をかけてるから入ってはこれない。
何も身に纏わずベッドの中に入るのは抵抗があったけど、昨日一睡もできてなかったから、すぐに眠りにつけた。
「……オリパスも内視鏡カメラ、選ばれたんですね」
高画質で超小型、そして低価格な仕様の内視鏡カメラをオリパスは開発してた。
オメガルでは開発できないタイプで、定期的に交換が必要な部品だから1番需要があるタイプで勝負してきた。
医師の好みと購入する予算が病院によって違うから、今回、サージカルインテリジェンスは、鉗子を3社、内視鏡カメラを5社採用した。
コンテストではないから順位はつかない。
だけど、オメガルが開発した鉗子と内視鏡カメラについて、サージカルインテリジェンス会長が長々と称賛して下さってたから、オメガルの方が上。
「……辻井さん、顔が怖いです」
高額部品になってしまったため、契約はするも個数は控えめの注文になった。
単価を下げて個数を増やす方が売り上げになる。
日本に戻り、創真さんが執刀した完璧なオペをAIシステムにデータとして蓄積していく。
今までは創真さんがやっていた仕事だけど、私が引き受ける事にした。
「瀬崎ゼネラルマネジャーは?」
「今日はオンラインオペでマンションに閉じこもってる」
AIシステムを開発するには模範になるデータを収集し蓄積し、数値化して最善を術式をプログラムしないといけない。
そのデータを得るために、大学病院を回ってオペ動画を収集してる。
でも、創真さんが執刀したオペが1番無駄がなく患者さんへの負担も少なく、だから、データ収集のために、出社せずにマンションに引きこもりオンラインオペに専念するよう脅した。
「スゴく抵抗あって嫌だけど、これ、返すから、これで発散して……」
ダンボールに入れてクローゼットに入れてた、私そっくりのアンドロイドと隠し撮りアルバムを創真さんに返した。
「……結芽ちゃんとやりたい」
「……無理。気持ち悪い」
認めたくないけど、最高に気持ち良かった。
だけど、最後の発言は頂けない。
軽蔑した視線を投げ、創真さんと距離をとる。
オンラインオペの依頼はメールを見たら殺到していて、その中で難易度の高いのを選りすぐり、創真さんは引き受けてた。
「全部引き受けたらいいじゃん。オメガルで創真さんがやらないといけない仕事について私が肩代わりする。どうしても必要な件に関してはリモート通信で指示仰ぐから、マンションに引きこもってオンラインオペしてて!!」
創真さんの事を口では拒絶しても、尽くす女気質で、仕事面をあれこれサポートしてしまう。
「肉と甘い物ばかり食べてたらダメ。サラダも食べて!!」
それだけでなく、不健康な食事のバランスにも口出しをする。
食に対して拘りがなく、アメリカンな食事に慣れてるからステーキを食べてるだけで、創真さんは出された食事はなんでも平らげた。
「朝昼晩、結芽がご飯を作ってくれるから嬉しいな!!」
気がついたら、私は以前遼佑にしていた事を創真さんにしてた。
口では拒絶していたけど、創真さんに心も身体も陶酔してた。
抱かれてしまうとこんなにも相手に気持ちがいってしまうものなのか。
素直になれなくて、創真さんの事を拒絶してしまってるけど、触れて貰いたくて身体は疼く。
「結芽、サージカルインテリジェンスと手術AIシステムの契約で来週、またアメリカにいく。宿泊ホテルはサージカルインテリジェンスが飛行機のチケットと宿泊ホテルを取ってくれるって」
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オメガルは医療機器以外も手がけてる。規模もオリパスよりは小さく、医療手術支援ロボット開発に参入するも、機器自体を開発製造する事は難しい。
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『創真、こないだのオペ、さすがだった!!』
1ヶ月ぶりのサージカルインテリジェンス本社。
豪華な応接室に案内される。目の前には創真さんとハグし、フレンドリーにじゃれあってる最高技術責任者 ?CTOのスティーブ・ジョンソン氏がいる。
『創真、セックスドール、あれの製品化考えてくれたか?』
『しねぇーよ。あんなの製品化するなよ』
スティーブと創馬は親友らしく、マサチューセッツ総合病院に勤務してる際に、一緒に医療機器の発明をしていたらしい。
『創真、片思いの姫君を射止めたんだな!!おめでとう!!』
いきなり右手を掴まれ、ぶんぶん振られた。
『スティーブ、汚い手で結芽の手を触るな!!』
『酷いな!!親友の愛しい姫君に手を出すほど飢えてない。今日はこの後、フリーにした。さっさと契約済ませて、飲みに行こう!!』
契約書をくまなく創真さんがチェックする。
リモート通信でかなりやり合ってたらしく、初期仕様はオメガルの部品が標準でつくようにしたりとかなり優遇されてる取引になってた。
多忙過ぎるCTOだから、スティーブ氏は契約が終わると秘書に研究室に連行されていった。
18時にホテルに戻り、スティーブ氏が予約を入れてくれてたディナーを愉しむ。
大食いの創真さんだから、スティーブ氏の分も胃袋に収める。
その後、 BARに移動して、美味しいカクテルを堪能しながら、ダーツとビリヤードを愉しんだ。
「結芽、……今日、俺の誕生日なんだ。だから、抱かせて」
アルコール度数が高そうなカクテルを3杯飲み、素直になれた私は創真の差し出した手を握る。
BARで甘いひとときを愉しみ、最上階の壁にるSpecial suite roomに入った。
全部屋 suite roomのホテルだけど、最上階にある二つの角部屋だけは特別仕様で、中に入ると絶景な夜景が目に入り気持ちが昂まる。
リビング部分は全面ガラス張りで、窓に手をつき人工灯できらきら光る夜景を魅入ってしまう。
そんな私を、創真さんは背後から抱きしめた。
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