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帰り道、尾行に注意
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オフィスビルの前で加瀬さんや他の女性エンジニア5人と立ち話をした。
いつもは仕事の愚痴ばかりなのに、Angel Powerから来た6人が仕事ができてカッコいいメンツばかりだから若手女性社員が恋したらしく、恋愛相談に華を咲かせた。
「Angel Powerの結城社長、若くてイケメンで憧れます~!!」
Angel Powerのmen'sはランキング表示やメンションなどのパートを受け持つ担当に着き、一緒に仕事をやっていた。
共同作業をする事で恋に落ちた子がいる中、今日やってきた蓮翔を一目見て恋してしまったらしい3人……。
「……お願いだから、寿退社やできちゃった婚で仕事を辞めるのはやめてね。ただでさえ、佐伯さんに相沢くんが居なくて大変なんだから」
加瀬さんが恋する乙女5人に冷ややかな目線を浴びさせた。
20分ほど女子トークを楽しみ、仕事柄徒歩圏内の賃貸マンションに住むわたし達はぼちぼち歩いて帰る事にした。
「ランキングプログラム、どうなるんかね……」
加瀬さんと同じ方面に住んでいるから一緒に歩いて帰る。
「月間ランキングを別に作ったから日間ランキングは新作優位で読者数の上昇率でいいと思うんだけどね……」
「でも、完結作品と読者数の基準に差をつけ過ぎてる気がします」
「でも、そうしないと、長編の既存のファンがいる作品が優位になってランキングが変わらなくなるでしょ」
佐伯さんは京大でランキングプログラムについて研究をされていて、ランキングが固定にならないようシステムを作ってた。
わたしと同い年の佐伯さんが作り上げたランキングプログラムを見た時にわたしは感動した。
加瀬さんと別れて自分が住む賃貸マンションに向かい、正面玄関から入りオートロックを開けて入る。
エレベーターのボタンを押して待っていたら、いきなり後ろから肩を叩かれ、わたしは驚いて、恐る恐る振り向いた。
「結愛、おまえと2人で話をしたいから家に入れて」
振り向いた先には蓮翔がいた。
蓮翔はわたしをつけてきて、わたしと2人きりになるタイミングを見計らっていたらしい。
まさか家に着いてくるとは思わなかった。
外で話しかけてくれたら近くのカフェに入ったのに……。
エレベーターが開き、蓮翔に手を引かれて乗る。
「何階?」
「……2階」
仕事で絡みがあるから無碍にはできず、家に招き入れるしかない。
わたしと蓮翔は3年前に別れてる。
わたしが一方的に離れて自然消滅を図ったけれど、もうかなりの年月が経ったもう恋人関係じゃない。
なのに、わたしの手を握ったまま隣にいる蓮翔に戸惑いを感じた。
2階のエレベーターの真ん前、左の角部屋に住んでいるわたし。
仕方なく家の鍵を開けて、蓮翔を家の中に招き入れる。
『どうぞ……』と先に入って貰ったら、蓮翔がわたしの手を引いてわたしを家の中に入れ、閉まったドアを背にドアドンをした。
蓮翔がわたしを見下ろしてきて、目と目が合って、逸らしたくても惹きつけられ見つめ合ってしまう。
「……結愛、ずっと探していた。やっと見つけた。もう、離さないよ」
そういうと蓮翔がいきなりわたしの唇に唇を重ね、そしてただ重なり合うだけの口づけで終わらず、舌を挿れてわたしの口内を犯し始めた。
ディープなキスを続ける中、蓮翔がドアに押し付けられてたわたしを優しく抱きしめ、より激しくわたしの舌を刺激してきた。
懐かしい蓮翔のキスに酔い痴れ、蓮翔のキスに応じて感じてしまってるわたし。
わたしが蓮翔がしでかそうとしている行為をオッケーしたと思ったのか、蓮翔の行為はエスカレートし、わたしが着ているブラウスを手繰り上げ、胸に手を伸ばした。
唇を塞がれて何も言えないわたし。
蓮翔が胸の頂きを刺激し始めそこが弱いわたしは完全にノックアウトしてしまい、本当は拒絶したいのに蓮翔がわたしの身体を弄ぶ事に応じてしまった。
「このままここで挿れられたい?」
ずっと塞がれていた唇が離れたと思ったら、欲情して色っぽい表情でそんな事を言われ、困る。
……玄関で挿れられるのは嫌。
身体はもう蓮翔と最後までやりたいと欲してるけれど、理性はまだ働いてた。
「……辞めて、わたしと蓮翔はもう恋人同士じゃない」
蓮翔を睨みつけ、そう言って拒絶したのに、蓮翔はそんなわたしの身体を反転させ後ろ向きにし、スカートをめくり太ももを撫で、はしたなく濡れたパンティを指でなぞって刺激を始めた。
「結愛の身体は俺を求めてるけど?」
刺激をされながら耳元で蓮翔に呟かれ耳たぶを甘噛みされ、完全に理性が本能に負けてしまった。
ドアに両手をつきバックの体勢で蓮翔を受け入れ、感じてしまってるはしたないわたしがいた。
玄関で蓮翔を受け入れてしまい、そのまま放心状態のわたしをお姫様抱っこで抱きかかえられ、寝室に連れて行かれた。
わたしが初めてを捧げ、唯一身体を交わらせた人……。
7年間も付き合っていたからわたしの身体を隅から隅までわかってる。
何回蓮翔に挿れられ、快感の渦に飲み込まれ意識を飛ばしそうになったか……。
完全に疲れで眠りにつくまで、蓮翔のテクニックで翻弄され続けた。
「結愛、愛してる。身体だけでなく心も受け入れて。俺と寄りを戻して」
完全に疲れ動けなくなり、眠りにつくわたしの頭を撫でながら蓮翔は言った。
目を覚ましたら、わたしは何も身につけてない状態で1人で眠っていた。
腰の違和感から、蓮翔とやらかしてしまったのは確実で、布団の中で頭を抱えてしまった。
しかも、避妊をしてなかった事に気づいて蒼白する。
佐伯さんが『わたし、妊娠させられ婚なの。酔ったいきおいで計画的にやられた』と言ってたのを思い出す。
このままだとまずいから、体調が悪いから病院に行ってから出勤すると会社に電話をして、朝イチで産科の無い婦人科のクリニックに行き、緊急ピルを念のために多めに出して貰った。
直ぐに服用し、ほっとする。
出勤し、何食わぬ顔でランキングプログラムを組んでる蓮翔を睨みつける。
蓮翔率いる“Angel Power”のおかげで“ノベルハート”は使い勝手の良いサイトに作りかえられていった。
順調に仕事は進み、蓮翔の方針に合わせ、仲道リーダーから22時を目処に仕事を切り上げ退社するよう号令がかかる。
今日は絶対に蓮翔に尾行されずに帰宅すると警戒モードでオフィスから出て女子トークに参加せず、急ぎ足できたくした。
いつもは仕事の愚痴ばかりなのに、Angel Powerから来た6人が仕事ができてカッコいいメンツばかりだから若手女性社員が恋したらしく、恋愛相談に華を咲かせた。
「Angel Powerの結城社長、若くてイケメンで憧れます~!!」
Angel Powerのmen'sはランキング表示やメンションなどのパートを受け持つ担当に着き、一緒に仕事をやっていた。
共同作業をする事で恋に落ちた子がいる中、今日やってきた蓮翔を一目見て恋してしまったらしい3人……。
「……お願いだから、寿退社やできちゃった婚で仕事を辞めるのはやめてね。ただでさえ、佐伯さんに相沢くんが居なくて大変なんだから」
加瀬さんが恋する乙女5人に冷ややかな目線を浴びさせた。
20分ほど女子トークを楽しみ、仕事柄徒歩圏内の賃貸マンションに住むわたし達はぼちぼち歩いて帰る事にした。
「ランキングプログラム、どうなるんかね……」
加瀬さんと同じ方面に住んでいるから一緒に歩いて帰る。
「月間ランキングを別に作ったから日間ランキングは新作優位で読者数の上昇率でいいと思うんだけどね……」
「でも、完結作品と読者数の基準に差をつけ過ぎてる気がします」
「でも、そうしないと、長編の既存のファンがいる作品が優位になってランキングが変わらなくなるでしょ」
佐伯さんは京大でランキングプログラムについて研究をされていて、ランキングが固定にならないようシステムを作ってた。
わたしと同い年の佐伯さんが作り上げたランキングプログラムを見た時にわたしは感動した。
加瀬さんと別れて自分が住む賃貸マンションに向かい、正面玄関から入りオートロックを開けて入る。
エレベーターのボタンを押して待っていたら、いきなり後ろから肩を叩かれ、わたしは驚いて、恐る恐る振り向いた。
「結愛、おまえと2人で話をしたいから家に入れて」
振り向いた先には蓮翔がいた。
蓮翔はわたしをつけてきて、わたしと2人きりになるタイミングを見計らっていたらしい。
まさか家に着いてくるとは思わなかった。
外で話しかけてくれたら近くのカフェに入ったのに……。
エレベーターが開き、蓮翔に手を引かれて乗る。
「何階?」
「……2階」
仕事で絡みがあるから無碍にはできず、家に招き入れるしかない。
わたしと蓮翔は3年前に別れてる。
わたしが一方的に離れて自然消滅を図ったけれど、もうかなりの年月が経ったもう恋人関係じゃない。
なのに、わたしの手を握ったまま隣にいる蓮翔に戸惑いを感じた。
2階のエレベーターの真ん前、左の角部屋に住んでいるわたし。
仕方なく家の鍵を開けて、蓮翔を家の中に招き入れる。
『どうぞ……』と先に入って貰ったら、蓮翔がわたしの手を引いてわたしを家の中に入れ、閉まったドアを背にドアドンをした。
蓮翔がわたしを見下ろしてきて、目と目が合って、逸らしたくても惹きつけられ見つめ合ってしまう。
「……結愛、ずっと探していた。やっと見つけた。もう、離さないよ」
そういうと蓮翔がいきなりわたしの唇に唇を重ね、そしてただ重なり合うだけの口づけで終わらず、舌を挿れてわたしの口内を犯し始めた。
ディープなキスを続ける中、蓮翔がドアに押し付けられてたわたしを優しく抱きしめ、より激しくわたしの舌を刺激してきた。
懐かしい蓮翔のキスに酔い痴れ、蓮翔のキスに応じて感じてしまってるわたし。
わたしが蓮翔がしでかそうとしている行為をオッケーしたと思ったのか、蓮翔の行為はエスカレートし、わたしが着ているブラウスを手繰り上げ、胸に手を伸ばした。
唇を塞がれて何も言えないわたし。
蓮翔が胸の頂きを刺激し始めそこが弱いわたしは完全にノックアウトしてしまい、本当は拒絶したいのに蓮翔がわたしの身体を弄ぶ事に応じてしまった。
「このままここで挿れられたい?」
ずっと塞がれていた唇が離れたと思ったら、欲情して色っぽい表情でそんな事を言われ、困る。
……玄関で挿れられるのは嫌。
身体はもう蓮翔と最後までやりたいと欲してるけれど、理性はまだ働いてた。
「……辞めて、わたしと蓮翔はもう恋人同士じゃない」
蓮翔を睨みつけ、そう言って拒絶したのに、蓮翔はそんなわたしの身体を反転させ後ろ向きにし、スカートをめくり太ももを撫で、はしたなく濡れたパンティを指でなぞって刺激を始めた。
「結愛の身体は俺を求めてるけど?」
刺激をされながら耳元で蓮翔に呟かれ耳たぶを甘噛みされ、完全に理性が本能に負けてしまった。
ドアに両手をつきバックの体勢で蓮翔を受け入れ、感じてしまってるはしたないわたしがいた。
玄関で蓮翔を受け入れてしまい、そのまま放心状態のわたしをお姫様抱っこで抱きかかえられ、寝室に連れて行かれた。
わたしが初めてを捧げ、唯一身体を交わらせた人……。
7年間も付き合っていたからわたしの身体を隅から隅までわかってる。
何回蓮翔に挿れられ、快感の渦に飲み込まれ意識を飛ばしそうになったか……。
完全に疲れで眠りにつくまで、蓮翔のテクニックで翻弄され続けた。
「結愛、愛してる。身体だけでなく心も受け入れて。俺と寄りを戻して」
完全に疲れ動けなくなり、眠りにつくわたしの頭を撫でながら蓮翔は言った。
目を覚ましたら、わたしは何も身につけてない状態で1人で眠っていた。
腰の違和感から、蓮翔とやらかしてしまったのは確実で、布団の中で頭を抱えてしまった。
しかも、避妊をしてなかった事に気づいて蒼白する。
佐伯さんが『わたし、妊娠させられ婚なの。酔ったいきおいで計画的にやられた』と言ってたのを思い出す。
このままだとまずいから、体調が悪いから病院に行ってから出勤すると会社に電話をして、朝イチで産科の無い婦人科のクリニックに行き、緊急ピルを念のために多めに出して貰った。
直ぐに服用し、ほっとする。
出勤し、何食わぬ顔でランキングプログラムを組んでる蓮翔を睨みつける。
蓮翔率いる“Angel Power”のおかげで“ノベルハート”は使い勝手の良いサイトに作りかえられていった。
順調に仕事は進み、蓮翔の方針に合わせ、仲道リーダーから22時を目処に仕事を切り上げ退社するよう号令がかかる。
今日は絶対に蓮翔に尾行されずに帰宅すると警戒モードでオフィスから出て女子トークに参加せず、急ぎ足できたくした。
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