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越えられなかった一線
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私も蓮も真面目な学生だったから、学生身分で妊娠なんてしたらいけないと、一線は越えなかった。
大人になり、再会後も、私が結婚に応じるまでは一線は越えないと、軟禁同棲はしても、押し倒して既成事実を作るような事はしなかった。
「莉愛、……いい?」
タクシーで役所に婚姻届を提出しに行き、すぐにマンションへ戻り、部屋に入った途端に蓮が私を抱きしめてきた。
「やっと莉愛を抱ける」
啄むキスを何度か交わす。
脱いだコートをウォーキングクローゼットに片付け、蓮は私を寝室に連れて行く。
お昼前からワインを飲みながらクリスマスオードブルにローストチキンをつまんでいたからお腹は膨れてる。
寝るにはまだ早い午後7時。
「……蓮、私、誰とも、した事ない」
「俺も。莉愛以外、興味ないから」
ベッドに組み敷かれ、唇を重ねる。
触れるだけではなく、舌を絡め合う深い口づけ。
キスに応じてると蓮の大きな手が背後に回され、ワンピースのファスナーを下ろし、一気に抜き取られ、シャツを捲し上げられ、胸の膨らみを掴まれた。
社畜生活でガリガリに痩せていた体。
蓮と一緒にご飯を食べるようになってから、女性らしい丸みがついた。
2つの膨らみを掴み、感触を楽しむように揉みくちゃにし、頂を交互に口に含む。
「莉愛、ごめん。もう我慢できそうにない」
ベッドの上で着ている全て服を急かしく脱ぎ捨て、ベッドベッドの引き出しを開けた。
いつのまにか未開封の避妊具の箱買い収まっていた。
「……この日のために購入していた」
未開封だけど、箱が潰れ、セロファンが白くくすんでいる事から、かなり古そう。
私と再会したぐらいに購入したと思われる。
ショーツとストッキングを剥ぎ取られ、脚を開かれ、敏感な蕾に舌を這い、秘裂に人差し指と中指を差し入れた。
一線は越えた事はないけど、お互いの気持ちい所は分かっている。
「莉愛、……いくよ」
軽く達した秘部は蜜口から蜜が溢れ、シーツを濡らす。
避妊具を着けた蓮が私の両脚を掴むと一気に割り入れる。
体が引き裂かれそうな痛みと強い違和感。
「……ゆっくり、動くから」
蓮の熱の塊は質量が増し、脳天まで突き抜けるような痛みに涙が溢れる。
「莉愛、愛してる」
未熟な隘路は蓮の形を覚え、彼から与えられる抽送に快楽を感じ始めた。
ぐちゅぐちゅと淫らな水音を奏でた。
クリスマスの2日間。
食事をとる時以外は蓮と寝室に籠もり、逢瀬を重ねる。
「蓮、大好き!!」
蓮の事を、私も相当愛してる。
大人になり、再会後も、私が結婚に応じるまでは一線は越えないと、軟禁同棲はしても、押し倒して既成事実を作るような事はしなかった。
「莉愛、……いい?」
タクシーで役所に婚姻届を提出しに行き、すぐにマンションへ戻り、部屋に入った途端に蓮が私を抱きしめてきた。
「やっと莉愛を抱ける」
啄むキスを何度か交わす。
脱いだコートをウォーキングクローゼットに片付け、蓮は私を寝室に連れて行く。
お昼前からワインを飲みながらクリスマスオードブルにローストチキンをつまんでいたからお腹は膨れてる。
寝るにはまだ早い午後7時。
「……蓮、私、誰とも、した事ない」
「俺も。莉愛以外、興味ないから」
ベッドに組み敷かれ、唇を重ねる。
触れるだけではなく、舌を絡め合う深い口づけ。
キスに応じてると蓮の大きな手が背後に回され、ワンピースのファスナーを下ろし、一気に抜き取られ、シャツを捲し上げられ、胸の膨らみを掴まれた。
社畜生活でガリガリに痩せていた体。
蓮と一緒にご飯を食べるようになってから、女性らしい丸みがついた。
2つの膨らみを掴み、感触を楽しむように揉みくちゃにし、頂を交互に口に含む。
「莉愛、ごめん。もう我慢できそうにない」
ベッドの上で着ている全て服を急かしく脱ぎ捨て、ベッドベッドの引き出しを開けた。
いつのまにか未開封の避妊具の箱買い収まっていた。
「……この日のために購入していた」
未開封だけど、箱が潰れ、セロファンが白くくすんでいる事から、かなり古そう。
私と再会したぐらいに購入したと思われる。
ショーツとストッキングを剥ぎ取られ、脚を開かれ、敏感な蕾に舌を這い、秘裂に人差し指と中指を差し入れた。
一線は越えた事はないけど、お互いの気持ちい所は分かっている。
「莉愛、……いくよ」
軽く達した秘部は蜜口から蜜が溢れ、シーツを濡らす。
避妊具を着けた蓮が私の両脚を掴むと一気に割り入れる。
体が引き裂かれそうな痛みと強い違和感。
「……ゆっくり、動くから」
蓮の熱の塊は質量が増し、脳天まで突き抜けるような痛みに涙が溢れる。
「莉愛、愛してる」
未熟な隘路は蓮の形を覚え、彼から与えられる抽送に快楽を感じ始めた。
ぐちゅぐちゅと淫らな水音を奏でた。
クリスマスの2日間。
食事をとる時以外は蓮と寝室に籠もり、逢瀬を重ねる。
「蓮、大好き!!」
蓮の事を、私も相当愛してる。
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