契約結婚に子作りは入ってません!!

鳴宮鶉子

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言い出せない退職願い

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新たに定食屋ブランドを立ち上げるため、店舗開発本部社員達は休む暇なく働いている。

「ブランド名、あーくらいくのイメージキャラクターに因んだ“ひばり軒”に決定!!」

ブランド名が決まり、店舗デザインも完成。
半年後にオープンさせるために、急ピッチで準備が進められている。

食べる事が好きだからと提供するメニューの考案を私は任された。
メニュー開発部へ赴き、低価格で栄養バランスがいい定食メニュー作りに勤しむ。

「鶏と野菜の黒酢あんかけに、鯖の竜田揚げもろみ醤油香味ねぎソース、最高だな」

試作が完成したら、樹部長に試食して貰う。

「杉原が考案したメニューだから、ヒットするに間違いなし」

開発メニューを誉められたら、嬉しい。

「業態変更の募集かけたら、258の店舗がブランドチェンジに名乗り出た!!」

ブランドチェンジするにあたり、店舗改装に多額の費用がかかる。
売り上げが増加し、その費用を回収する事ができるかを見定めないといけない。

こんなに多くのFCオーナーが名乗り出てくれるとは思ってなかったから、嬉しかった。

「杉原の考案したメニューが価格も抑えられ魅力的だから、FCオーナーに受け入れられた」

新ブランド立ち上げプロジェクトが終了し、その打ち上げで、樹部長にそう言われ、感激のあまりに涙する。

株式絡みの一連の事で、何されるかわからない不気味な怖さが芽生えたから、退職する事を検討してた。

だけど、このやりがいのある仕事を続けたい思いも強い。


****

カーテンの隙間から眩い光が差し込む。
つぶってる瞳に入る光が眩しくて目を覚ます。
かなり昨夜は飲みすぎて、自宅に戻ってこれた事が奇跡。
だけど、身体を動かしたくても暖かい何かに固定されて動けない。

目を開けて唖然。

なにも身につけてない状態で同じくなにも身につけてない異母兄、樹部長に抱きしめられて眠っていた。
一気に目を覚めたら、2日酔いの頭痛と吐き気と、今まで経験した事が無い下腹部の痛みで身体が思うように動かない。

やらかしてしまった。

初体験を、異母兄とやらかした現実に、身震いする。

酔いからの一夜の過ち。
相手は異母兄。

腕から抜け出そうとごそごそしても、びくともしない。
身体をかなり密着させてるから、彼の男の部分がが大きくなってるのに気づき、ヤバさを感じる。

「来望、起きた?」

目を覚ました樹部長の端正な顔立ちを間近にあり、私を愛おしそうに見つめる。

「……離して下さい」

「なんで?やっと想いが通じ合ったのに」

身体をぎゅっと抱きしめられ、身体を持ち上げられた瞬間に、熱を持った欲望の雄の部分を私の秘所に刺し込んできた。

「やっ……辞めて下さい」

押し倒され、身動きできない状態にされ、対内を犯される。

温かい何かが胎内に注がれる。

「ちゃんと責任はとるから安心して、覚えてないかもしれないけど、婚姻届は夜中に提出した」

身体を拘束され、唇を塞がれたら舌を差し込まれ、口内も犯される。

興奮した樹部長の雄の部分がまた勃ち上がり、抜かれないまま私の胎内に欲を撒き散らす。

「初めて会った時から、来望に惹かれてた。来望しか、愛せない」

樹部長はまともだと思っていたが、かなりヤバい奴だった。

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