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epilogue
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10月1日に総司さんはプリンセスホテルグループグループの社長に就任した。
この日、わたしも有給休暇を貰って、社長就任式と社長就任パーティに出席した。
「愛里さん、孫を支えてくれてありがとう」
総司さんの社長就任式の後、高齢のため会長職を辞職した総司さんのお爺様に声をかけられた。
「総司は愛里さんのお見合い写真を見た瞬間から、愛里さんを嫁に迎えたいと熱望していた。愛里さんの母方の亡くなった祖母が私と長く交際していた大切な人で、彼女との約束で孫同士を結婚させるという約束を守りたかったのもあるが、総司は愛里さんとどこかで会っていて総司自体が愛里さんを欲していた。私の我儘で2人を結婚させた気もしたが、総司と愛里さんが仲睦まじくしてる姿を見て安心した。総司と結婚してくれてありがとう」
総司さんのお爺様がかけて下さった言葉に、
「わたしを総司さんの結婚相手に選んで下さりありがとうございました。わたし、とても幸せです」
と返事をした。
挨拶回りに忙しい総司さんのお爺様はすぐに来賓客に捕まり、あまり話す時間は取れなかった。
総司さんのお爺様はスピード結婚をさせたわたしと総司さんの事を気にかけてくれてた事を知り、総司さんが社長就任後に離婚をしていたら、総司さんのお爺様を悲しませる事になってた。
「愛里、社長就任パーティーに移動しよう」
主役の総司さんはタキシードをビシッときて、でも少し疲れた顔をしてわたしに近づいてきた。
「愛里のドレスアップした姿を見ていると早く2人きりになりたくて堪らないよ」
総司さんが選んでくれた紫色のカクテルドレスを身に纏ってるわたし。
「社長就任パーティーが終わったら今日はもう仕事はおしまいだから、そのままここのスイートルームで過ごそう」
ポケットから銀座プリンセスホテルのカードキーを出して見せてきた総司さん。
この日、わたしも有給休暇を貰って、社長就任式と社長就任パーティに出席した。
「愛里さん、孫を支えてくれてありがとう」
総司さんの社長就任式の後、高齢のため会長職を辞職した総司さんのお爺様に声をかけられた。
「総司は愛里さんのお見合い写真を見た瞬間から、愛里さんを嫁に迎えたいと熱望していた。愛里さんの母方の亡くなった祖母が私と長く交際していた大切な人で、彼女との約束で孫同士を結婚させるという約束を守りたかったのもあるが、総司は愛里さんとどこかで会っていて総司自体が愛里さんを欲していた。私の我儘で2人を結婚させた気もしたが、総司と愛里さんが仲睦まじくしてる姿を見て安心した。総司と結婚してくれてありがとう」
総司さんのお爺様がかけて下さった言葉に、
「わたしを総司さんの結婚相手に選んで下さりありがとうございました。わたし、とても幸せです」
と返事をした。
挨拶回りに忙しい総司さんのお爺様はすぐに来賓客に捕まり、あまり話す時間は取れなかった。
総司さんのお爺様はスピード結婚をさせたわたしと総司さんの事を気にかけてくれてた事を知り、総司さんが社長就任後に離婚をしていたら、総司さんのお爺様を悲しませる事になってた。
「愛里、社長就任パーティーに移動しよう」
主役の総司さんはタキシードをビシッときて、でも少し疲れた顔をしてわたしに近づいてきた。
「愛里のドレスアップした姿を見ていると早く2人きりになりたくて堪らないよ」
総司さんが選んでくれた紫色のカクテルドレスを身に纏ってるわたし。
「社長就任パーティーが終わったら今日はもう仕事はおしまいだから、そのままここのスイートルームで過ごそう」
ポケットから銀座プリンセスホテルのカードキーを出して見せてきた総司さん。
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