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銀座のBARにて

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日本で三本の指に入る大手製薬会社に勤めて3年。
大学院博士課程を卒業してからの3年間は、徳島に研究所がある大柴製薬で、私は中枢・神経領域とがん領域の創薬研究員として勤めてきた。

徳島は穏やかで自然豊かで先輩や同僚にも恵まれて研究に集中する事ができた。
でも、仕事が終わった後のアフター5に暇を持て余してた。

東京や大阪、京都に研究所がある大学の友人達は、毎週金曜の夜にコンパや飲み会をしていてプライベートも充実していて羨ましかった。
だから、実家の父が体調を崩した事を理由に、大柴製薬を退職し、実家があるつくばに戻る事にした。

そして、私は運良く、つくばに創薬研究所がある瀬坂《せざか》製薬に転職した。

日本橋にある本社に入社手続きと本社研修で行った夜、東京には滅多にこないからと奮発して、銀座にあるハイアット ホテルに部屋をとり、その最上階にあるお洒落なBARに入った。
カウンターで1人でカクテルを嗜んでたら、2つ席を空けて座った男性に声をかけられ、意気投合し、間違いを起こしてしまう。

中学高校と私立の女子校へ通っていたから出会いがなく、大学時代も勉強と家庭教師のバイトに明け暮れていたから恋人を作る余裕がなかった。
そして、就職後も、優秀で優しい素敵な男性の先輩や同期からアプローチを受けたけど、付き合うまで気持ちがいかず、交際には発展しなかった。

そんな私が、仕立てのいいスーツを身に纏い磨かれた革靴を履いてる銀フレームの眼鏡をかけた上級階級感が漂う美しすぎるぐらいに整った顔立ちをしている男性に、誘われるまま一夜限りの関係を持ってしまった。


BARでお酒を楽しんだ後に連れていかれたのは、私が宿泊するシングルの部屋ではなく、キラキラと輝く美しいシャンデリアとスプリングが効いたキングサイズベッドから一般庶民の私にはまったく縁のない、高級ホテルのスイートのベッドルームだった。

「…可愛い。慣れてないんだな」

ベッドに組み敷かれ唇にキスを落とされるも、フレンチキスもした事がない私は舌を絡め合うディープキスの仕方がわからなく、呼吸が苦しくなり、舌を噛みそうになった。

「…初めてなの。わたしに……教えて下さい」
「……最高の一夜にしよう。痛くはしない。俺に身体を預けて、感じて…」

角度を変えて何度もキスを落とされ、時には唇を食まれ……。ペロリと舐められた瞬間、甘い声を漏らせば、また、彼の舌が割って入ってきて、逃げても捕らえられて絡めとられ、甘く口内を犯されていく。

大きな掌が私の全身を服の上から這い回り、わたしの着ているブラウスを捲し上げ、ブラジャーの上から私の2つの膨らみを掴む。
誰にも触れた事がない胸の華を指先で摘まれ丁寧に揉みしだかれ、立ち上がった華を口に含み歯と舌で舐られ吸われた。
あまりの気持ちよさによがり、子宮が疼き、極上の男に貫いて欲しいと求め、秘部から愛蜜が溢れだした。


子宮の中が燃えるよう熱い、愛蜜が溢れでて止まらない。

「……もう、いいかな」

スーツのスカートを捲り上げられ、パンティーとストッキングを剥ぎ取られた。
そして、太腿にキスを落としながら左手で脚を愛撫をされ、そして、付け根愛蜜が溢れ出ている秘部に右手指先を入れられた。

クシュリと卑猥な水音が鳴り、その刺激で私の身体がビクンっと跳ねる。

長い指を2本入れられ、中を掻き回され、奥を突かれるとさらにトロトロの愛蜜が溢れでてくる。


「……えっ…やッ…」

極上な男が、私の秘部に舌を入れ、愛蜜を啜りながら指で私の敏感な所を責めた。
狂いそうなほどの気持ちよさに、奥かキュッと締まる感覚がし、頭の中が真っ白になり意識を飛ばしそうになった。


あまりの気持ちよさにガクガクと身体が痙攣し、意識が朦朧とした。

「…これだけ濡れて、感じてたら痛みは無いだろう……」

そういって鞄から長方形の避妊具の箱を取り出し、中身をベッドデッキにばらまき、そして性急な動きで衣服を脱ぎ捨てた。

そして、トランクスからそそり勃つ男をだし、それに避妊具をかぶせた。

太く猛々しいそれを一気に私の中に埋め込むと、ゆっくり腰を打ちつけていく。

トロトロに愛蜜が溢れ、指でほぐされていても、初めて男の象徴を受けいれた秘部。
貫かれその圧迫感による痛みに悶え涙が溢れる。

「……締まる、気持ち過ぎる」

引いては押し進む律動に、愛液と初貫通による薄桃色の血がシーツに溢れ落ちた。

「……堪らない。こんなに気持ちがいい身体に出会った事がない」

痛みは次第に快感に変わり、夜明けまで極上の男に快感を与えられた。

次の日の朝、6時に喉が渇いて目を覚ますと、私は極上の男と繋がったままら抱きしめられて眠っていた。

男を起こさないように抱きしめられてる胸から抜け出し、ベッドから出る。
繋がった薄い避妊具が被さった男の象徴を抜くと、血が混ざったトロッとした愛液が大量に溢れ落ちた。

急いで服を身につけて、スイートルームから出る。

6月に28歳になる。この歳で処女は痛い気がする。
だから、極上の男と初体験ができてラッキーだったと思う事にした。

それが、……まさかのこれから勤める会社の社長で天才新薬開発者で、わたしはとんでもない男と一夜限りの関係を持ってしまったと後悔する事になる。

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