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会社清算まで100日 1
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「勤務先が変わるだけで、仕事内容は何も変わらない。プロジェクトメンバーは同じ」
ちょっと早い、12月初めの忘年会。
葛城社長から会社清算を言い渡された日、開発設計部社員全員と仕事終わりに飲みに行く事にした。
ALICEで半導体開発設計の仕事をするのが後100日。
「開発設計で分からない事や行き詰まったら、お互い連絡を取り合って、これからも助け合って行こう!!」
開発設計部社員45人。
トミタ、デンタ、ソミー、NEO、北芝、オムコン、日太刀、三星。
新規でパラソニック、半導体製造装置開発でエレキ・トロン、アドバンシスチェスト。
それぞれのメーカーに分かれて配属される。
「三島さんと溝上さん、濱崎さんは大学の助教になるんだっけ?」
研究開発チームにいた3人は大学からのスカウトでALICEを退職して助教授になる事が決まっていた。
「葛城、……ALICEを経営し続けるつもりはなかったんだろうな」
会社設立からいるメンバーが呟く。
初期メンバーは大学の同窓とトミタとデルタから引き抜いた若手15人だった。
兄がALICEから独立し、研究開発チームにいた時に、兄と葛城社長の恩師松波教授に挨拶に伺った時に言われた。
『葛城は誰も信用してないからな。人は裏切るもんだと思ってるから雑に扱うし、なんでも1人でこなそうとする』
葛城社長に対して苦手意識しか抱いてなかったけれど、葛城社長が国政による半導体規制の被害者でドラえ○んみたいなAIロボットを開発したいという思いで研究開発に全てを捧げていた人と知り、支えたい愛おしい人になった。
「ALICEが無くなるのはつらいけど、1ナノ半導体で最先端技術を構築していこう!!」
ALICEを経営し続けても、1nm半導体開発後、微細化の限界でこれ以上は追求できないと誰もが痛感した。
葛城社長は最先端技術を研究し続けたい人。
現状維持で留まる事はできない。
「葛城社長なら人間そのままAIロボット開発しそうだな」
葛城社長がシステムプログラムを全て組んだカノンはIQ200の中身は幼女。
知識量と語学力は凄まじく、電話対応とCAD作成はカノンに任せてた。
「カノンって、杉瀬になんか似てない?」
「……私、幼女じゃないですけど」
ALICE清算を受け入れようと酔っ払ったメンバーが絡んできた。
「似てる!!なんか顔の造りと接してる感じが!!」
AI(人工知能)の機械学習が人間を超えるようになり、カノンは私との経験記憶から私と似た感性を持つようになった。
ちょっと早い、12月初めの忘年会。
葛城社長から会社清算を言い渡された日、開発設計部社員全員と仕事終わりに飲みに行く事にした。
ALICEで半導体開発設計の仕事をするのが後100日。
「開発設計で分からない事や行き詰まったら、お互い連絡を取り合って、これからも助け合って行こう!!」
開発設計部社員45人。
トミタ、デンタ、ソミー、NEO、北芝、オムコン、日太刀、三星。
新規でパラソニック、半導体製造装置開発でエレキ・トロン、アドバンシスチェスト。
それぞれのメーカーに分かれて配属される。
「三島さんと溝上さん、濱崎さんは大学の助教になるんだっけ?」
研究開発チームにいた3人は大学からのスカウトでALICEを退職して助教授になる事が決まっていた。
「葛城、……ALICEを経営し続けるつもりはなかったんだろうな」
会社設立からいるメンバーが呟く。
初期メンバーは大学の同窓とトミタとデルタから引き抜いた若手15人だった。
兄がALICEから独立し、研究開発チームにいた時に、兄と葛城社長の恩師松波教授に挨拶に伺った時に言われた。
『葛城は誰も信用してないからな。人は裏切るもんだと思ってるから雑に扱うし、なんでも1人でこなそうとする』
葛城社長に対して苦手意識しか抱いてなかったけれど、葛城社長が国政による半導体規制の被害者でドラえ○んみたいなAIロボットを開発したいという思いで研究開発に全てを捧げていた人と知り、支えたい愛おしい人になった。
「ALICEが無くなるのはつらいけど、1ナノ半導体で最先端技術を構築していこう!!」
ALICEを経営し続けても、1nm半導体開発後、微細化の限界でこれ以上は追求できないと誰もが痛感した。
葛城社長は最先端技術を研究し続けたい人。
現状維持で留まる事はできない。
「葛城社長なら人間そのままAIロボット開発しそうだな」
葛城社長がシステムプログラムを全て組んだカノンはIQ200の中身は幼女。
知識量と語学力は凄まじく、電話対応とCAD作成はカノンに任せてた。
「カノンって、杉瀬になんか似てない?」
「……私、幼女じゃないですけど」
ALICE清算を受け入れようと酔っ払ったメンバーが絡んできた。
「似てる!!なんか顔の造りと接してる感じが!!」
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