鬼畜社長からのまさかの溺愛

鳴宮鶉子

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鬼畜社長が半導体開発者になった理由 1

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通信ネットワークやスマートフォンなどの端末は必ず半導体と、半導体を組み込まれた電子部品(電子デバイス)で構成されている。
半導体は電子部品の中で、コンピュータとして計算と制御を司っている部品。
電子制御や通信装置として様々な家電や情報端末、自動車など多くの機械製品に組み込まれている。

コンデンサー、抵抗、スイッチ、モーター、基板、センサー、CPU/GPU、汎用ICなどなどの部品を製造したり、あるいは半導体を製造するための装置設備・素材などを製造したりするのが電子部品・半導体業界。

ALICEはIC(集積回路)とLSI(大規模集積回路)の開発設計をする会社。
だけど、必要にかられ、ディスクリート半導体の電流を一方向に流す機能を持つもダイオードや電流をコントロールするトランジスタもナノサイズで開発設計を引き受けている。

そして、周辺機器やソフトウェアから来る指示を処理したりメモリなどを制御したりする装置CPUと、画像処理装置GPUの微小型の部品開発も行っている。

「小学校中学年ぐらいまで、ドラえ○んみたいな遊んだり話せたりするロボットが欲しいと思ってた」

ドラえ○んより、3次元ポケットと入っている不思議道具が欲しいと思っていた私。

電子部品と半導体だけに留まらず、トミタの自動車のEVコントローラとソミーのスマホの基板の開発設計を行い、

「人型AIロボットですか?」

「ドラえ○んみたいな感情があって意思疎通が取れて自発的に動くロボット」

ついに、アメリカのアメゾンドットコムから音声アシスタント機能のアメリアのAIロボットの開発の依頼がきた。

AI(人工知能)の機械学習が人間を超えるようになり、経験記憶からに限りなく近い会話を行うことができ、話を切り上げたり、同調・質問したりができるようになった。

ロボット技術も向上している。
運動能力も人に限りなく近くなり、人に似せたビジュアルのロボットがある。

「……それって、可能なんですか?」

「可能なはず。何度も失敗繰り返すと思うけど、完成するまでアメゾンが資金提供してくれるって。AIシステムとロボットは完成している。後は制御装置を入れて動かすだけ」

葛城社長は人型ドラえ○んの開発に着手する事がとても嬉しそうだった。
ALICE設立から葛城社長の仕事ぶりを見てきたけれど、いつもポーカーフェイスで完璧に仕事をこなし、感情のないAIロボットに思えた。


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