鬼畜外科医から溺愛求愛されちゃいました

鳴宮鶉子

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翻弄されて堕とされる

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「……将生、もう……無理、寝かせて」
「明日から俺、3日間もあっちの病院に行かないといけないから無理……」

私の住んでいるアパートで半同棲をしていて、国立循環器センターで難しいオペで呼ばれて離れ離れになる前日の夜は抱き潰される。

「……助手に芽生を連れて行き、常に側に置けたらいいんだけどな。芽生と離れたくない」

夜中の3時を回ってるのに、将生の勃起は止まらない。

「寝不足で不注意で医療ミス起こしたらいけないし、もう寝ようよ!!」
「芽生が俺と籍をいれて奥さんになってくれて安心させてくれたら抑える事できるけど、芽生は俺と結婚する気ないんだろ!?」

私の中に埋めた分身を奥に打ちつけながら、愛蕾を指で弄られて、快感に脅されて喘いでる私。

「……結婚は無理!!」
「もう、心臓血管外科の専門医は取得できただろ!!後期研修医終わるし、いい加減、俺の嫁になれよ!!」

私のアパートでの情事はエンドレスに続く。

将生の私に対する溺愛と執着心は異常なレベルで、私が8歳の頃から想いを寄せてたと打ち明けられ、逃れられないと思った。

でも、先天性心疾患の心臓病を患わって産まれたから遺伝的に産まれた子も障害を持つかもしれないと思った。

それに心臓をオペで直したとはいえ、長く生きれる気はしない。

だから、結婚して子供を産んで家庭を築く気はなかった。

「芽生ちゃんが、私達の娘になるなんて嬉しいわぁ!!」

心臓血管外科部会の研究会が国立循環器センターで行われる事になり、将生が公開オペと研究発表をする事になり、準備で3週間、国立循環器センターに出向になった。

私は将生と結婚する気がないのに院長と副院長に言われてたじろぐ。

将生が私と結婚前提で付き合ってると話したらしく、週末の夜に豪華な食事に連れて行って貰った。

病院の仮眠室に住んでると思ってた
将生、病院から徒歩5分の高層マンションの中層階を分譲してた。

京都からJR快速に乗って通おうと思ってたら、『俺の家にくればいいだろ?』言われ、有無言わずに住まわされた。

高度なオペしか執刀しない将生。実際は夜間に死の瀬戸際な患者が運び込まれるからその命を救えるのは自分しかいないと、夜間勤務を優先にしてたらしい。

午前中にマンションに寝に帰り、午後から出勤し、難易度が高いオペだけ引き受けてたと知る。

「今、夜間勤務医はどうされてるんです?」
「そりゃ、うちの勤務医に平等に割り当ててやらせてる。やりたがらないがな……」

夜勤勤務と休日勤務医をしてくれる後期研修医を探していて、京都大学付属病院や大阪大学付属病院に掛け合ってるらしいけど、いい人材がこないらしい。
体が持たないと1ヶ月で辞めるらしく、アルバイトで週2~3回何とか来てもらうも戦力にならないと救急外来の医師達が言ってた。





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