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第一部 婚約破棄されました
6、どうやら田中くんは:上
しおりを挟む「いやー、はっは。小林さん、もっと頼んでもよかったんですよ?」
「いえ、昨日の夜に結構食べてしまって」
本当は完徹して食欲がないのだが、誤魔化しつつコーヒーを一口啜る。
砂糖とミルクを入れ忘れた…と置き直したコーヒーの真っ黒な水面を見て思った。うむ、苦いわ。
「田中さんは…、すごいですね」
「はは、日本に来るのは久しぶりなので、どうしても色々食べたくなってしまって」
スーツを自然に着こなしている、日焼けした肌に白い綺麗な歯が映える、撫で付けられてた少し白髪混じりの髪、そして紳士的な態度と腰に来る声。ここまで揃ったハンサムなおじ様なのに何故、何故選んだ食べ物およそ10人前がどれも微妙なチョイスなのだろう。
目をやった先ではトレイにピラミッドのごとく積まれたマフィン。包みの色が初めて見たものばかりで、入った者の命が必ず奪われそうな呪われたピラミッドと化している。土曜日の朝の清々しい清らかな光景に挑むピラミッドよ、その警戒色を得てまでして守りたいお宝は何なんだ。
ちらりとテーブルの向かい側、おじ様の隣の田中くんを見ると、その前にあるのは普通のマフィンであった。
…ん? おじ様の様に挑戦しなくていいのかい、田中くんよ。
「田中さんは貿易関連のお仕事をなさっているのですか?」
ふと疑問に思ったので尋ねると、田中くんと同じ様に見ていても不思議なほど美しく食べていた田中さんは、6個目を食べ終え綺麗に包みを畳みながら答えた。
…って、え? 待って、いつ食べたの? え、今?
「ああ、いえそんな偉いものではなくて、恥ずかしながらトレジャーハンターを生業としております」
「トレジャーハンター、ですか」
思わずクリスタルな髑髏を狙ったカウボーイハットのおじさん映画が出て来たが、それだろうか。初めてその職業に就く者を見たというか何というか、思わず好奇心が溢れてしまう。
「では、ピラミッドなどにも潜ったりなさって?」
「はっは、映画の様にド派手なわけではなく、例えばピラミッドなどでしたら内部の未探査領域調査の依頼のもと、レーダーや足で地道に明らかにしていくとかですね。ああ、偶に南米の樹海で原住民の方と調査を進めるのですが、先日はこんなことが――」
海外を飛び回って得られたおじ様の話術と経験話はそれはもう凄まじく、一部始終を聞くだけでも波乱万丈の面白おかしさで、ついついのめり込んでしまう。えっ、象から逃げてたらキリンが目の前で…。はぁー、謎の伝染病の媒介者が食用カタツムリであることを明らかにした代わりに村の秘宝を…。
…ふむ、リアルインディのジョーンズはおじ様だったのか
妙に納得して、まだ全然時間も経っていないのに一仕事終えた気分になっていると、7個目のエッグマウンテンペッパーミント味の蛍光ブルーの包みを丁寧に畳んでおじ様は苦笑した。
「いや、どうも小林さんの様な若く美しい方の前だと、口が軽くなってしまいますな。つまらない話を少々話し過ぎたようで」
「いえいえ、そんなことありません。此方こそ、あまりに魅力的で不躾にもお仕事の話をねだってしまっていましたし」
さらりとでもおじ様が言うと破壊力があるが、分かりやすいお世辞に社交辞令を返して和やかに話しつつ、やはり気になって田中くんのプレートを見てしまう。エッグマフィン1個でいいのかい田中くんよ、遠慮せずともサーターアンダギー味というのもさっきみたぞ?それともその程度のレベルじゃ食べるに値しないのだろうか。考えてみると、田中さんの息子なのだから、もっとギンギラギンしたアクロバティックな味でないと駄目なのかもしれない。
納得しつつ取って来たミルクと砂糖を入れてくるくると元ブラックコーヒーをかき混ぜていると、おじ様が田中くんの方を見てため息を吐いた。
「相変わらず食が細いな。そんなんじゃ大きくなれんぞ」
「成長期は既に過ぎています。これが一般的ですよ」
「いくら日本に疎くなっているとはいえ、嘘ぐらい直ぐに分かる。あそこの少女たちを隠してから言いなさい」
言葉の意味が分からなかったので素直におじ様の言う方へと田中くんと一緒に首を巡らす。
…、なぜテレビで見たことがある双子のフードファイターちゃんたちが居るのだろう…
神よ、別に今世間の狭さを実感させなくても…
おじ様級が二人、つまり2倍のピラミッドで、双子ちゃん達はお互いの顔が見えてない状態だ。ピラミッドは全てベージュ色で一番安いものだと分かるが、色々突っ込みを入れたくなってしまってこれはこれで目に優しくない。個人的には、マフィンを取るスピードからケチャップで味を変えてる仕草まで対のようなところがある種芸術的で好きである。楽しそうに会話しているところも微笑ましい。
あ、こら盗撮はダメでしょと少年たちに目線で注意しつつ、これは流石に追加で買ってきそうなおじ様を止めて田中くんの弁護をしてあげるかと視線を戻すと、丁度おじ様が残っていたハムストロベリーレモンマフィンを田中君のプレートに笑顔で乗せているところだった。どうやら自分の分をあげることにしたらしい。
田中くんの少し色素の薄い普段何を考えているのか読みづらい目と目が合う。
そうして、食べないのはもしかしてと思い当たった。
ふむ…、大丈夫だ。前回のアボカドパンプキン味のサンドイッチよりも確かにレベルは上だが、たとえ白い包みから苺ジャムにまみれたレモンの果肉とハムが包みに押し付けられて透けて見えていようとも、私は引いたりなんかしないぞ。おじ様のほにゃらら何とかミント味マフィンというミントをぶっこむ暴挙に比べればひよこの如き可愛さよ。田中くん、さぁ遠慮せずに食べてくれていいぞ!
取り敢えずおじ様と一緒に慈愛の笑みを返してみた。
遠慮と葛藤しているのか無表情で視線を落としてマフィンを眺めていた田中くんの眼鏡に、光が反射して心なし曇って見えた。
数分後、無言無表情のままカサリと蛍光ピンクと黄色の水玉が、丁寧に田中くんの手によって畳まれる。最初はおじ様が色んなことを田中くんに話しかけ、端的に返しつつ一定のペースで食べるという、何だかんだ馬が合っていそうな親子の様子を少し微笑ましく思っていたのだが、次第に無言で相槌を打つ田中くん。しかしその手だけは乱れない。ひたすらに1口食べる、咀嚼する、1口食べる、水を機械の如く繰り返している。流石の私も、終盤辺りでマネキンから石膏像に進化したお肌と張り詰めた雰囲気に思わず微笑ましいとか言ってらんなくなった。
どうした、何か入っていたのか?それともそんなに口に合わなかったのか?
そそそっと兎倫茶を捧げつつ、期待に溢れたおじ様より先に私が恐る恐る尋ねてみることにした。
「どうだった?」
返って来たのは月末の締め切りを乗り越えた喜びがありつつも、最早喜ぶ気力もなく安堵でひとまずデスクで屍と化す戦い終えた企業戦士の低音声。
「ぐっちょり、でした」
「ふむ、一つ買って行こうかな」
いいことをしたと満足気なおじ様と、心なしお疲れ気味の無表情を見て、私は先日のお昼を思い出す。
そうか、なるほど、あの時の昼パックの申し子は―――
「あ、小林さんも如何ですか? マスタードジャパニーズホースラディッシュガーリックマフィ――」
「大丈夫です」
最速を心掛ける。うん、田中くんの犠牲は忘れない。敬礼!!
◇
さて、ウェクドを出て田中くんが運転する車で空港へと向かう。実は本日がおじ様がまた海外へと行く日らしい。ちなみに赤道直下のアクエドルだそうだ。そんな見送りの時に私みたいな他人が居るのもどうかと思うが、ウェクドで少し長く居たのと、道が混雑してきたので、家に寄らずに空港に行くことになった。日本発飛行機の出発時間は甘くないのである。こうなるなら、朝に無理にでも断っておくべきだったかなと少し申し訳なく思うが。
「いやぁ、日本のドドは種類が豊富でやっぱり好きだな。こういうのも地域特性がよく出る。今ではもう無理だが、覚えているか? サーヤとお前と3人でよく一緒に食べていたんだぞ」
「母さんはどちらかというと真性でなく、興味本位なだけだったと思います」
「なんだ、褒めてくれるなよ」
照れくさそうにクリスマスカラーの包みを仕舞っている助手席のおじ様。車線変更中の田中くんはクールに無言だ。
若干どころかかなりウェクドナルドの略し方に引っ掛かりを覚えつつ、私はもしかしたら田中くんのお母さんは亡くなっているのかと会話から不安になっていた。聞けば答えてくれそうであるが、配慮するために確証を得ようと聞くなんて、それこそ本末転倒である。上司として、頭の中の田中くんの情報に付け加えておく。
話題を変えようと、どうせなので疑問に思っていたことを投げかけてみることにした。
「田中くん質問なんだけど、何でこの時期に引っ越ししようと思ったの?」
「ああ、それはですね――」
助手席から首を此方へと向けるおじ様。やばい、見返りダンディがいる。
「アパートの中で偶々息子の部屋が放火されたみたいで、被害も小さく家具や床が少し焼けた程度だったんですが、居住を続けられる状態ではなくなったそうなんです。運が悪かったと言いますか、もう愉快犯は捕まったんですけれどね」
こればかりは仕方ないと苦笑気味のおじ様。小さな記事になるかどうかで犯人からの謝罪もないが、まぁ命があるならそれでいいと私は思ってるんですよと、分厚い人生からくる重みある言葉であっけらかんと笑っている。
恐る恐る聞いていると、引っ越す前までは報告を聞いて慌てて帰国したおじ様の知人が好意で泊めてくれてたらしい。しかしおじ様の出国の日取りがこうして決まり、好意に甘え続けられないと家を探していたところ、佐伯次長から今のアパートを勧められたと。
佐伯次長は既に子持ちだが最前線で働くバリバリのキャリアウーマンで、私の憧れの人物である。ちなみに私の今住んでる部屋の前の持ち主でもある。確かに類は友を呼ぶというのか次長と仲の良い大家さんの人柄もよく、格安駅近勧誘ガードに部屋も一人暮らしには十分とかなりの優良物件で、次長が勧めたというのも納得出来たのだが…――か、火事ですか田中くん?
…目の前にあった落とし穴を避けたら、一歩踏み出した途端クマとこんにちはした気分である。
なんて日だ
ってそんなこと思ってる場合じゃないと考えを進める。聞いても別段今は不自由していないらしい。しかしまだ手続きが残っているだとか。それでここ最近の田中くんのお誘い却下率や忙しさに納得がいった。
そこまで考えて、二人に見えない後部座席で思わず眉根を寄せてしまう。話題を変えてくれようと、おじ様が明るい声で「日本は寒いね」と話し出し、田中くんがそれに頷いて「最近は冬型の気圧配置ですし、ウェックの店内は暖房が効いていましたから」と答える。
おじ様が気を利かせて和やかで楽し気な雰囲気に戻そうとするのを、少し申し訳なく思いながら私はフロントミラーを見た。
「田中くん」
「小林さんは寒いですか?」
タイミング良く、ミラー越しに田中くんと真っ直ぐ目が合う。何故か少し動揺してしまったが、一つ息を飲んでから意外と柔らかそうな天七三を眺めつつ落ち着いて話しかけた。既に田中くんも前を向いて運転している。
「そうね、少し温度を上げて貰ってもいい?」
「はい」
どちらでも良かったがおじ様に合わせて答えると、田中くんがカチカチと画面の数値を上げた。おじ様は「やっぱり便利だな」と通風口に手を翳している。
「田中くん、佐伯次長の他に話している人は?」
「直接伝えたのは…、後は課長ですね」
「課長…」
揺れる太鼓腹が思い浮かぶ。確かに、課長と次長は今田中くんが主に取り組んでいるプロジェクトの責任者だ。少人数にしか話さないのも、プライベートの話をあまり広めたくないからだと分かる。田中くんらしい、とも。
しかし、しかしだ、これでも田中くんの指導担当役で直属の上司なのである。そりゃあ今この地位に居るのも勤続年数からの経験とほんの少しの運という頼りなさであるし、婚約破棄されて触るなキケン扱いされててもおかしくないし、同性間の様な気安い間柄を築けなかった自分がが悪いのだが、だが!
「仕事の量は変わってないわよね」
「はい」
少し自分の不甲斐無さに落ち込むが、努めて声に表さないよう気を付けた。ここからではおじ様の顔は伺えないが、苦情は後程誠実に受け止めようと覚悟を決める。一度流した後ではなく、その場で指導すべきことは指導する。不甲斐無い上司だがそのぐらいの指導役らしいことはせねばならない。
「田中くん、昨日は遅くまで残業していたわよね。大分余裕が無くなっているんじゃないの?」
「…」
田中くんの顔が少し下を向く。無言の肯定にため息を吐いてしまった。
美香ちゃんもそうだが、私の部下は私の身に余るくらい将来有望で有能だ。だからこそ出来ることは出来るだけ自分でやり、人に全然頼らない。それは驕っているのではなく、実際に出来るからなのだが…、最初の頃の美香ちゃんを思い出して心の中でくすりと笑う。実際に出来ると言っても人間である。無理を重ねていくのを出来るとは言わない。だが今言われるということは、今まで言われる隙を与えなかった要領の良さや有能さの証明でもある。
指導役は個々の人間の色々な面を考慮して仕事を采配していくのだが、今回敢えて私に伝えないままでいた課長の考えも伺えた。どうせ指導役として部下を見ているかのテストと、田中くんがどういう対応をするか見ていたに違いない。あのセクハラ課長はほんとセクハラだけはダメッダメだと思うが、後輩を伸ばすのが異常に上手いのだ。
一応何だかんだと今ここにいるのも課長のお陰なので恩はあるしはスズメの涙程度であるが慕ってはいる。絶対に本人には言わんし、勿論セクハラは許さんがな!
一呼吸して、静かに話す。
「田中くんが有能なのも、周囲の人に怪訝に思われないよう敢えて仕事の量を減らして貰わなかったのも分かっているけれど、それで体調を崩したり納期が遅れれば、それこそ周囲の人への迷惑や要らぬ詮索へと発展するでしょうね」
敢えて厳しく言う。おそらく其処までいく前に課長あたりが私を怒った時の様にいくらでも対策するだろう。そして私にはセクハラついでにもっと部下を見ろとでも言っていた筈だ。だが、そのセーフティネットは今言うべきことではない。
「はい」
「自分の状態と仕事の量を客観的に見て、無理そうなら、意地張らずに課長に仕事の量を少しずつ減らして貰うかなにかしなさい」
「…分かりました」
珍しく少し気落ちして聞こえる声で、続いて「着きました」と呟く。停止した車窓から、慌ただしくスーツケースを引きずったり地図を広げる人々や、飛び立ったばかりの飛行機が見えた。おじ様がシートベルトを外しつつお礼を言うのに続いて、私もお礼を言う。ついでに、おじ様がドアを開ける音に何でもないように紛れさせてさらりと付け加えてみた。
「早速だけど、使えるものは何でも使わないとダメよ田中くん。あなたが相談し辛い状態にしてしまった私にも責任あるんだし。たまたま都合よく話を知ってしまっていて、丁度いいところに最近ヤケ気味に仕事が欲しくて欲しくて堪らない猫の手があるんだから…、にゃー」
「…」
ごめんスベッた。
ガラにもなく怒っちゃったし、和やかになれるよう小声で頑張ってみたけど、この年増は何やっているんだろうね!恥ずか死ねるっっ。ごめん!!
視線を感じるがあまりの気恥ずかしさに何も言ってないですよ?という顔で素早くドアノブに手をかける。顔など見れる筈もない。
ガチャリと外のひやっとした空気に気を取られた瞬間、耳を疑う声が聞こえた。
「そうします…にゃー」
「ぶっはっっ」
既に外に立って半分ドアを開いた状態にしていたおじ様が、バンバンとドアを叩いて呼吸困難になっている。ってことは、これは幻聴じゃない?
黒縁眼鏡越しの冷静な切れ長の目を見つめる。
今日新しく知ったが、どうやら田中くんは意外とノリが良いらしい。
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