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わたしは だれでしょう?
しおりを挟むわたしを敵というものがいる
わたしを隣人というものもいる
わたしはのろまと急かされもすれば
わたしははやいと謗られもする
わたしはありとあらゆる無機物と寄り添い
その在り方を変えてみせる
わたしは生きとし生ける生物と肩を並べ
にんげん如きはわたしの下僕
わたしは静かに見守りましょう
あなたの幸福も絶望も 無機質な平凡も全てのものを
ただし手も足も無いもので
口出しすらも致しませんよ?
わたしの姿はこの世にはなく
されど目に見えて でも捕らえられない
あなたはわたしを意識する
そのくせ忘れて 大切にせず
わたしは無関心に残酷で
わたしは慈悲深きものである
わたしは拒むほどに牙を剥き
わたしを受け入れるほどに安らぎを
わたしは時にあなたを束縛し
時にやる気にさせましょう
泣いても笑っても わたしはわたし
走っても立ち止まっても わたしはわたし
わたしは皆に平等で
絶対無二の公平性
さて、わたしは誰でしょう?
わたしは答えを求めておらぬ
問いを投げ掛けておりますが
あなたがもしも気付いてくれたなら
どうかあなたの隣のわたしと 後ろと前のわたしも共に
一緒に 一歩ずつ踏みしめて
歩んでいってくれませんか
だって やっぱりどうせなら
どちらでも同じであるのなら
わたしは あなたの味方でありたい
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