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第15章 四家vs.アーネスト軍団
くたくたっと再会
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コーネルくんには気の毒だけど、あのとき悪用された処方が基になったとしか思えない薬湯を、偶然、あのときの関係者以外が考えついて、双子に飲ませるということは、ちょっと考え難い。
おまけにあの件の黒幕だった弓庭後侯爵の息女も、全裸祭りに参加していたのだから……あの処方を活用できるドーソン氏や御形氏の関与を、疑わないほうが無理がある。
だけど、すっかり蒼白になっているコーネルくんを、今ここで追いつめるのも酷だし。
いま優先すべきことは、双子の回復だ。
僕はあえて明るい声で、話を切り替えた。
「とにかくまず、双子が頭痛で苦しんでいるらしいから、それだけでも早急に取り除いてあげたくて。だからまず鎮痛の薬湯を作ります。
根本的には催淫薬が原因だと思うので、解毒薬も作らねば。でも催淫薬の処方がわからないから対策しづらいのが困りもの。そんなときはコチラ!」
僕は「ジャーン」とコーネルくんが倉庫から持ってきてくれた薬草の束を持ち上げた。それを机に並べていくと、浬祥さんがノリよく、「あら」と相槌を入れてくれた。
「それは何かしら」
「こちら左から、干したラキュラス草、クジン草、モチニンニク、スダレネギとなっております。これらをある配合で混ぜてすり潰し、湿布にして、例のレイオウとコチネクトを使った催淫薬を服用したと思われる患者の腕などに、しばらく貼っておきますと、」
「おきますと?」
「貼った箇所が、赤く反応します」
「あら不思議」
「しかも湿布のほうも変色します。その色を見れば、コチネクトがどのくらいの割合で配合されているかが大体わかるという優れものです。それだけでも解毒薬をつくるとき、とても参考になりますし、コチネクトが体内に入ったという証拠にもなりますから、できれば第三者の方に証人になっていただきたく」
「ああ、それは大事だね。わかった、誰か連れてこよう」
「ありがとうございます。それでは早速始めて……そうだ浬祥様、二人の様子はどうでしたか?」
双子の症状が詳しく知りたくて、質問事項を書いた紙を浬祥さんに渡し、訊いてきてくれるよう頼んでおいた。それで尋ねたのだが、急に浬祥さんの表情が曇った。
「それが……」
「どうしたんですか。双子のぐあい、だいぶ悪いのですか!?」
焦って問うと、「それがね」と緑の瞳が悲しそうに遠くを見た。
「もう、ほぼ治ってた」
「へ?」
「躰のだるさや重さといったものは、もう数日前から耐性ついてきてたんだって。でも珍しく頭痛になったのが本当につらくて、まだちょっと痛いから、薬は欲しいんだって」
「まだちょっと……痛い……」
「あんなに強くて頑丈なくせに、頭ちょっと痛いのが、『俺はもうダメだ』と思うくらいしんどいんだって。可愛いよね」
浬祥さん、切なげに吐息をこぼしている。
しかし……どういうこと? ちょっと痛む?
動けないほどしんどいから、抵抗もできぬまま裸祭りの供物となって、令嬢たちに乗っかられていたんじゃなかったの?
まだよくわからないが……。
「えっと。もちろん頭痛薬はすぐ用意します。でもその……レイオウとコチネクトの催淫薬は、一応解毒薬を服用したほうが安心ですし、その……勃った状態が長く続いているのであれば、躰の負担も大きいでしょうから、双子が大丈夫と言っていても、やっぱり」
「繁殖期も終わったんだって」
「ほへ?」
「躰が催淫薬を克服したということなのかな? 本来、とっくに繁殖期は終わっていたはずだから、催淫薬の影響を受けなくなったら、無理矢理引き延ばされていた発情も治まったというところかね。
なんにしてもあの二人、ほんとバケモノだよね。毒もまともに効きゃしない。でもそこがまた良い」
「繁殖期、も……」
「そう、がっかりだよ。全裸で悶える双子を堂々と介抱できる、またとないチャンスだったのに。つれない双子だ」
「じゃ、じゃあ、もしかして、もう双子に会いに行っても大丈夫なのですか……?」
情けなく声が震えた僕に、浬祥さんの鮮やかな笑顔が返ってきた。
「行っておいで。子猫も預かっておいてあげるから、ごゆっくりどうぞ」
「あ、は、はい」
あたふたと懐から子猫を取り出し、あどけない顔で眠るぽわ毛くんを浬祥さんの大きな手にそっと託すと、そそくさと扉をひらいた。
「ありがとうございます浬祥様。白銅くんをお願いします!」
「はいよー」
「あとコーネルくんも!」
「……えええ」
未だ呆然としているコーネルくんを横目で見て、浬祥さんは不満の声を上げた。
全速力で……は無理だから、息切れで倒れない程度に急いだり、ほんのり休憩も挟みつつ、二人のもとへと急いだ。
しかしここで残念なことが。
そういえば僕は、双子の部屋の正確な位置をおぼえていない。浬祥さんが背負ってくれて、自動的に目的地に到着していたものだから。
やれやれ。あわてず訊いてくるべきだった。
「どうしよう……」
戻るべきか、進むべきか。
いや、やはり戻ったほうがいいか……この広い離宮で迷子になったら、僕は確実に行き倒れる。
自分のポンコツっぷりに改めて肩を落としていると、急に名を呼ばれて跳び上がった。
「おっ、アーネストじゃん!」
「よかった、迎えに行くところだったんだ」
声が上がったのは、奥の螺旋階段の踊り場。
二階の高さだというのに、僕が驚きの声を上げる間も無く飛び降りた双子は、何ごともなかったように走ってきた。
「寒月、青月……」
呆然と見つめ返すと、ひょいと寒月の腕に抱き上げられた。
「あーこれこれ! この顔、この躰、この匂い! ひゃー癒されるーっ!」
「おい、早く代われ。……すまなかったアーネスト。いきなり置いて帰って。不自由しなかったか? 体調は大丈夫か?」
二人がかかりで抱きしめられて、揉みくちゃにされて、髪にも頬にも鼻にも唇にも、「アーネスト」「愛してる」と優しく囁かれながらキスの雨を降らされるうち、くたくたっと、肩から力が抜けてきて……
急にぶわっと、涙が溢れた。
おまけにあの件の黒幕だった弓庭後侯爵の息女も、全裸祭りに参加していたのだから……あの処方を活用できるドーソン氏や御形氏の関与を、疑わないほうが無理がある。
だけど、すっかり蒼白になっているコーネルくんを、今ここで追いつめるのも酷だし。
いま優先すべきことは、双子の回復だ。
僕はあえて明るい声で、話を切り替えた。
「とにかくまず、双子が頭痛で苦しんでいるらしいから、それだけでも早急に取り除いてあげたくて。だからまず鎮痛の薬湯を作ります。
根本的には催淫薬が原因だと思うので、解毒薬も作らねば。でも催淫薬の処方がわからないから対策しづらいのが困りもの。そんなときはコチラ!」
僕は「ジャーン」とコーネルくんが倉庫から持ってきてくれた薬草の束を持ち上げた。それを机に並べていくと、浬祥さんがノリよく、「あら」と相槌を入れてくれた。
「それは何かしら」
「こちら左から、干したラキュラス草、クジン草、モチニンニク、スダレネギとなっております。これらをある配合で混ぜてすり潰し、湿布にして、例のレイオウとコチネクトを使った催淫薬を服用したと思われる患者の腕などに、しばらく貼っておきますと、」
「おきますと?」
「貼った箇所が、赤く反応します」
「あら不思議」
「しかも湿布のほうも変色します。その色を見れば、コチネクトがどのくらいの割合で配合されているかが大体わかるという優れものです。それだけでも解毒薬をつくるとき、とても参考になりますし、コチネクトが体内に入ったという証拠にもなりますから、できれば第三者の方に証人になっていただきたく」
「ああ、それは大事だね。わかった、誰か連れてこよう」
「ありがとうございます。それでは早速始めて……そうだ浬祥様、二人の様子はどうでしたか?」
双子の症状が詳しく知りたくて、質問事項を書いた紙を浬祥さんに渡し、訊いてきてくれるよう頼んでおいた。それで尋ねたのだが、急に浬祥さんの表情が曇った。
「それが……」
「どうしたんですか。双子のぐあい、だいぶ悪いのですか!?」
焦って問うと、「それがね」と緑の瞳が悲しそうに遠くを見た。
「もう、ほぼ治ってた」
「へ?」
「躰のだるさや重さといったものは、もう数日前から耐性ついてきてたんだって。でも珍しく頭痛になったのが本当につらくて、まだちょっと痛いから、薬は欲しいんだって」
「まだちょっと……痛い……」
「あんなに強くて頑丈なくせに、頭ちょっと痛いのが、『俺はもうダメだ』と思うくらいしんどいんだって。可愛いよね」
浬祥さん、切なげに吐息をこぼしている。
しかし……どういうこと? ちょっと痛む?
動けないほどしんどいから、抵抗もできぬまま裸祭りの供物となって、令嬢たちに乗っかられていたんじゃなかったの?
まだよくわからないが……。
「えっと。もちろん頭痛薬はすぐ用意します。でもその……レイオウとコチネクトの催淫薬は、一応解毒薬を服用したほうが安心ですし、その……勃った状態が長く続いているのであれば、躰の負担も大きいでしょうから、双子が大丈夫と言っていても、やっぱり」
「繁殖期も終わったんだって」
「ほへ?」
「躰が催淫薬を克服したということなのかな? 本来、とっくに繁殖期は終わっていたはずだから、催淫薬の影響を受けなくなったら、無理矢理引き延ばされていた発情も治まったというところかね。
なんにしてもあの二人、ほんとバケモノだよね。毒もまともに効きゃしない。でもそこがまた良い」
「繁殖期、も……」
「そう、がっかりだよ。全裸で悶える双子を堂々と介抱できる、またとないチャンスだったのに。つれない双子だ」
「じゃ、じゃあ、もしかして、もう双子に会いに行っても大丈夫なのですか……?」
情けなく声が震えた僕に、浬祥さんの鮮やかな笑顔が返ってきた。
「行っておいで。子猫も預かっておいてあげるから、ごゆっくりどうぞ」
「あ、は、はい」
あたふたと懐から子猫を取り出し、あどけない顔で眠るぽわ毛くんを浬祥さんの大きな手にそっと託すと、そそくさと扉をひらいた。
「ありがとうございます浬祥様。白銅くんをお願いします!」
「はいよー」
「あとコーネルくんも!」
「……えええ」
未だ呆然としているコーネルくんを横目で見て、浬祥さんは不満の声を上げた。
全速力で……は無理だから、息切れで倒れない程度に急いだり、ほんのり休憩も挟みつつ、二人のもとへと急いだ。
しかしここで残念なことが。
そういえば僕は、双子の部屋の正確な位置をおぼえていない。浬祥さんが背負ってくれて、自動的に目的地に到着していたものだから。
やれやれ。あわてず訊いてくるべきだった。
「どうしよう……」
戻るべきか、進むべきか。
いや、やはり戻ったほうがいいか……この広い離宮で迷子になったら、僕は確実に行き倒れる。
自分のポンコツっぷりに改めて肩を落としていると、急に名を呼ばれて跳び上がった。
「おっ、アーネストじゃん!」
「よかった、迎えに行くところだったんだ」
声が上がったのは、奥の螺旋階段の踊り場。
二階の高さだというのに、僕が驚きの声を上げる間も無く飛び降りた双子は、何ごともなかったように走ってきた。
「寒月、青月……」
呆然と見つめ返すと、ひょいと寒月の腕に抱き上げられた。
「あーこれこれ! この顔、この躰、この匂い! ひゃー癒されるーっ!」
「おい、早く代われ。……すまなかったアーネスト。いきなり置いて帰って。不自由しなかったか? 体調は大丈夫か?」
二人がかかりで抱きしめられて、揉みくちゃにされて、髪にも頬にも鼻にも唇にも、「アーネスト」「愛してる」と優しく囁かれながらキスの雨を降らされるうち、くたくたっと、肩から力が抜けてきて……
急にぶわっと、涙が溢れた。
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