白い正義と黒い世界

高校二年生の夏休み。
「世界に上手く溶け込むことが出来ていない」という共通の悩みを抱えた九ノ瀬景と凪野夕は、誰もいない教室で「世界の理」について話し合いをする。
「世界」とは何か。
「正しさ」とは何か。
「大人になる」とは何か。

彼らは結論の出ない話し合いの中で、自分たちだけの答えを探す。
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