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「ねえねえ、君!」
「ん?」
「君ってこの国に来るの初めて?」
「ああ、そうだが」
後ろをちょんちょんとつつかれて振り向くと、そこには人間の男の人がいた。
周りは獣人が多くて普通の人が珍しいから声をかけたのか?
「こんなイベントで腕試しってことは、君も闘技場に出るの?」
「そのつもりだ」
「なるほどなるほど。じゃあちょっと実力が見れるという事ね」
そんなことなら別に構わないが、それを言ってしまうのか?
俺もそっちの実力を見れることになるんだぞ?
「あ、俺はカロルね。君は?」
「俺はヒビだ」
「よろしくヒビくん――っと、もう始まるね。闘技場でまた会おう」
「…ああ」
一体何だったんだろうか。
早く順番が回ってきたからあまり話さなかったが、不思議なやつだったな。
それは置いといて、今は目の前のことに集中だ。
魔法を外すことはないが、周りのことを考えて加減もしなければならない。
「さあ次の方!どうぞ!!」
「電撃」
これなら威力も調整しやすい。
さっき挑戦していた人も使っていたし、一般的に使われている魔法だろう。
なら俺が使ってもおかしくはない、はず。
魔法はしっかりと水晶に当たり、威力もそこそこあるはずだ。
さて、どれぐらい出たか?
「よ、42000…!?」
嘘だろとざわめく観客たち。
その中にいるメアリは他と違って自慢げに嬉しそうにしている。
この場で喜ぶのは俺だろうけど、何故メアリが自慢げになるんだ。
「お、おめでとうございます。こちらが賞金です…」
「どうも」
俺はさっさと賞金を貰い、メアリのところへ向かった。
あまり注目されたままは嫌だからな。
特に大多数に見られるのはもっと嫌だ。
「かっこよかったですよ」
「そうかいそうかい」
「…照れてるんですか?」
「大勢に見られているのに慣れていないだけだ」
「ふーん?」
俺は顔を見られないように横を向いたが、追うようにメアリがのぞき込む。
見られていない、よな?
というか周りの目も気にしてくれ。
周りの人達がニヤニヤしているんだぞ…。
「さ、さて次の方が本日最後の人になります!」
ステージに上がったのはさっき俺に声をかけたカロルだった。
自信満々に仁王立ちをしている。
「それではどうぞ!」
「氷圧砲!」
「「「「「っ!?」」」」」
威力はさっきの俺の倍以上あり、何より衝撃がすごかった。
とうとう水晶は壊れたかと思ったが、ひびが入っただけで済んでいる。
魔法もすごいが、今の魔法を耐える水晶もすごい。
「ご、50000!?!?」
俺よりも高い値だ。
手加減した俺の魔法よりも高い。
でも、今見た威力に対しては低く見える。
「あれ?もっと行くと思ったんだけど」
「5万が最高値ですから…」
「あ、そうなんだ。なら“もう少し”加減すればよかったね」
“もう少し”ってことは、加減してあの威力なのか。
俺も化物の一種だと思うけど、カロルも化物の一種だな。
「ヒビを越えている…」
「今見た魔法の威力だったら、カロルが高いに決まっている。俺もカロルも全力は出していないがな」
「知り合いなんですか?」
「さっき話をしていたんだが、あいつも闘技場に参加するみたいだ」
これは厄介な相手が出てきたな。
最大の敵がカロルだけだったらいいが、他にも同レベルの化物がいたら厄介だ。
そんなカロルは賞金を貰ってステージから降りている。
こっちに来るかと思ったが、別の方向へ向かっていった。
「ごめんごめんサザン。待たせたね」
「金を手に入れるのは良いが、目立ち過ぎだ」
「でもこれでいろいろと買えるからいいじゃん」
「はぁ…。さっさと行くぞ。真面目に場所を選んだと思ったらこれだ」
「いいじゃん別に。ほら、さっきあれ食べたがっていただろ?」
遠いからよく聞こえなかったが、もう一人いたやつの名前はサザンというのは聞こえた。
もしかしてあいつも同じように強いのか?
参加されたら厄介そうだな。
「そろそろ行くか」
「どこにですか?」
「闘技場に宿探しだ。明日から始まるから今日中に済ませておきたい」
「ならあっちですね。さっき案内している人がいたので覚えています!」
メアリは俺の手を引っ張ると小走りで走り出した。
顔が横から見えたが、まだ楽しそうだ。
新婚旅行、とは言えないが楽しいならそれでいい。
…旅行するならするで、しっかりいい場所を見つけてから行きたいな。
闘技場に着くと、すでに人が少なくなっている。
大体着いたら先に済ませているのが多いんだろう。
おかげですんなり進んでありがたい。
「参加はお二人ですか?」
「いえ、私は付き添いです」
「かしこまりました。ではこれを」
参加するための小さな水晶と一枚の紙を渡された。
小さな水晶は面白いことに、特別な魔力を込められていて誤魔化し対策が備えられている。
日本のお店で盗み対策で入り口に置いてあるやつと似ている仕組みだ。
紙にはルールが書いてあるが、要約すればメアリの言っていた殺しなしと、最初は10人になるまで一斉に戦い、あとはトーナメント戦をするぐらい。
一斉に戦うときは気絶か辞退、もしくは決められたフィールドから出たらアウトになる。
後はもし危険な行為が見られた場合、国へ対する宣戦布告とみなし、全力で潰すとのこと。
国で運営しているみたいだから、思った以上に警備が固い。
現に受付にも闘技場の入り口にも屈強な戦士が立っている。
闘技場って、こういう人達が参加しそうなイメージなんだが…。
ともあれ、受付が終わったから後は宿探しだ。
「せっかくだし、高いところに出も泊るか」
「あー、ちょうどよかったです…」
「なんでちょうどいいんだ?」
少し申し訳なさそうに目を逸らしている。
なんだ、何かやらかしたのか?
「えっと、安い宿は全部埋まっているみたいで…」
「…そりゃあそうだろうな」
大きな祭りがある場所の宿は大体埋まっている。
予約でも取れないこともあったほどだから、普通なら先に探しておく。
もしくは何日か前に泊っておくとか。
「別に構わん。元々こっちを先にやろうと考えていたが、メアリが楽しそうだったから後回しにしたんだ」
「私のために?」
「そうだ。せっかくの祭りだったら楽しんだ方がいいだろう?」
「うん!」
話は終わり、俺たちは宿を探し始めた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
申し訳ございません。
明日2/2(土)はお休みさせていただきます。
「ん?」
「君ってこの国に来るの初めて?」
「ああ、そうだが」
後ろをちょんちょんとつつかれて振り向くと、そこには人間の男の人がいた。
周りは獣人が多くて普通の人が珍しいから声をかけたのか?
「こんなイベントで腕試しってことは、君も闘技場に出るの?」
「そのつもりだ」
「なるほどなるほど。じゃあちょっと実力が見れるという事ね」
そんなことなら別に構わないが、それを言ってしまうのか?
俺もそっちの実力を見れることになるんだぞ?
「あ、俺はカロルね。君は?」
「俺はヒビだ」
「よろしくヒビくん――っと、もう始まるね。闘技場でまた会おう」
「…ああ」
一体何だったんだろうか。
早く順番が回ってきたからあまり話さなかったが、不思議なやつだったな。
それは置いといて、今は目の前のことに集中だ。
魔法を外すことはないが、周りのことを考えて加減もしなければならない。
「さあ次の方!どうぞ!!」
「電撃」
これなら威力も調整しやすい。
さっき挑戦していた人も使っていたし、一般的に使われている魔法だろう。
なら俺が使ってもおかしくはない、はず。
魔法はしっかりと水晶に当たり、威力もそこそこあるはずだ。
さて、どれぐらい出たか?
「よ、42000…!?」
嘘だろとざわめく観客たち。
その中にいるメアリは他と違って自慢げに嬉しそうにしている。
この場で喜ぶのは俺だろうけど、何故メアリが自慢げになるんだ。
「お、おめでとうございます。こちらが賞金です…」
「どうも」
俺はさっさと賞金を貰い、メアリのところへ向かった。
あまり注目されたままは嫌だからな。
特に大多数に見られるのはもっと嫌だ。
「かっこよかったですよ」
「そうかいそうかい」
「…照れてるんですか?」
「大勢に見られているのに慣れていないだけだ」
「ふーん?」
俺は顔を見られないように横を向いたが、追うようにメアリがのぞき込む。
見られていない、よな?
というか周りの目も気にしてくれ。
周りの人達がニヤニヤしているんだぞ…。
「さ、さて次の方が本日最後の人になります!」
ステージに上がったのはさっき俺に声をかけたカロルだった。
自信満々に仁王立ちをしている。
「それではどうぞ!」
「氷圧砲!」
「「「「「っ!?」」」」」
威力はさっきの俺の倍以上あり、何より衝撃がすごかった。
とうとう水晶は壊れたかと思ったが、ひびが入っただけで済んでいる。
魔法もすごいが、今の魔法を耐える水晶もすごい。
「ご、50000!?!?」
俺よりも高い値だ。
手加減した俺の魔法よりも高い。
でも、今見た威力に対しては低く見える。
「あれ?もっと行くと思ったんだけど」
「5万が最高値ですから…」
「あ、そうなんだ。なら“もう少し”加減すればよかったね」
“もう少し”ってことは、加減してあの威力なのか。
俺も化物の一種だと思うけど、カロルも化物の一種だな。
「ヒビを越えている…」
「今見た魔法の威力だったら、カロルが高いに決まっている。俺もカロルも全力は出していないがな」
「知り合いなんですか?」
「さっき話をしていたんだが、あいつも闘技場に参加するみたいだ」
これは厄介な相手が出てきたな。
最大の敵がカロルだけだったらいいが、他にも同レベルの化物がいたら厄介だ。
そんなカロルは賞金を貰ってステージから降りている。
こっちに来るかと思ったが、別の方向へ向かっていった。
「ごめんごめんサザン。待たせたね」
「金を手に入れるのは良いが、目立ち過ぎだ」
「でもこれでいろいろと買えるからいいじゃん」
「はぁ…。さっさと行くぞ。真面目に場所を選んだと思ったらこれだ」
「いいじゃん別に。ほら、さっきあれ食べたがっていただろ?」
遠いからよく聞こえなかったが、もう一人いたやつの名前はサザンというのは聞こえた。
もしかしてあいつも同じように強いのか?
参加されたら厄介そうだな。
「そろそろ行くか」
「どこにですか?」
「闘技場に宿探しだ。明日から始まるから今日中に済ませておきたい」
「ならあっちですね。さっき案内している人がいたので覚えています!」
メアリは俺の手を引っ張ると小走りで走り出した。
顔が横から見えたが、まだ楽しそうだ。
新婚旅行、とは言えないが楽しいならそれでいい。
…旅行するならするで、しっかりいい場所を見つけてから行きたいな。
闘技場に着くと、すでに人が少なくなっている。
大体着いたら先に済ませているのが多いんだろう。
おかげですんなり進んでありがたい。
「参加はお二人ですか?」
「いえ、私は付き添いです」
「かしこまりました。ではこれを」
参加するための小さな水晶と一枚の紙を渡された。
小さな水晶は面白いことに、特別な魔力を込められていて誤魔化し対策が備えられている。
日本のお店で盗み対策で入り口に置いてあるやつと似ている仕組みだ。
紙にはルールが書いてあるが、要約すればメアリの言っていた殺しなしと、最初は10人になるまで一斉に戦い、あとはトーナメント戦をするぐらい。
一斉に戦うときは気絶か辞退、もしくは決められたフィールドから出たらアウトになる。
後はもし危険な行為が見られた場合、国へ対する宣戦布告とみなし、全力で潰すとのこと。
国で運営しているみたいだから、思った以上に警備が固い。
現に受付にも闘技場の入り口にも屈強な戦士が立っている。
闘技場って、こういう人達が参加しそうなイメージなんだが…。
ともあれ、受付が終わったから後は宿探しだ。
「せっかくだし、高いところに出も泊るか」
「あー、ちょうどよかったです…」
「なんでちょうどいいんだ?」
少し申し訳なさそうに目を逸らしている。
なんだ、何かやらかしたのか?
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「…そりゃあそうだろうな」
大きな祭りがある場所の宿は大体埋まっている。
予約でも取れないこともあったほどだから、普通なら先に探しておく。
もしくは何日か前に泊っておくとか。
「別に構わん。元々こっちを先にやろうと考えていたが、メアリが楽しそうだったから後回しにしたんだ」
「私のために?」
「そうだ。せっかくの祭りだったら楽しんだ方がいいだろう?」
「うん!」
話は終わり、俺たちは宿を探し始めた。
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