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俺が封印される少し前、俺はこちらの世界へ飛ばされた。
元々いた世界では明水学園というところに通っていた。
明水学園と言えば、全国に名が通っているほどの大きな学園。
俺はその高等部の2年1組だった。
クラスの人数は15人と少なく、クラスの仲はけっこうよかった。
なぜここまで少ないかと言うと、1組はクラスでも上の大学に進学するために集められた、いわゆるエリート集団だったからだ。
その中にいた俺もエリートかと言えば、そう言うわけでもない。
ただ1組へ選ぶ試験の時だけ点が高かったという、ただ運がよかっただけの話だ。
もちろん定期試験のクラス順位は15人中15位。
ぶっちぎりのビリだった。
だけどクラスの連中はそんな俺を見捨てるどころか、“仲間”と言ってくれたのだ。
あの時の俺は、他の連中がどうこう言おうが気にしないほど学園生活が楽しかった。
そんなある日、授業中に異変が起きた。
クラス全員を巻き込む大きな“穴”が突如出来たのだ。
それは俺たち生徒15名だけが落ち、教師は落ちることはなかった。
目を開けると、そこは見知らぬ建物の中。
俺たち15名はトラノク王国の城にいたのだ。
誰もが状況を掴めず、声も出ずに周りをキョロキョロと見渡している状況だった。
まだ状況が呑み込めていない中、現れたのはシュリンガーという当時の国王だった。
「ようこそ“異界の者達”よ。まずは歓迎しよう」
そう言うと、周りにいた召使たちが俺たちを案内するように動き始めた。
怯えないようになのか、怒らせないようになのか、言葉通り歓迎しているようだ。
俺が疑問に思ったのが、“歓迎”という言葉だった。
いきなり話してきて何も頭に入って来ないと思ったのだが、その言葉だけが頭に残った。
もしかして、こいつらが俺たちを穴に落としたのかと思ったのだ。
不審に思いながらも、今は言われた通りに行かなければならないという空気だ。
俺だけではなく、みんなも同じように疑いを持ち始めている。
連れて行かれたのは、俺たち全員が座れるほど大きな部屋。
召使たちは国王の後ろに数人、俺たちの後ろに一人ずつ立っている。
この時点で“歓迎”とは程遠い“何か”を感じた。
「まずは先に、私はシュリンガーという。このトラノク王国の国王だ」
「あの、俺たちは帰れるの?」
「急ぐではない。順を追って説明する」
シュリンガーは一旦目を閉じ、深呼吸と共に目を開けた。
「まずその質問だが、無理だ」
「「「「「っ!?!?」」」」」
誰もが驚く。
急に連れてこられて帰れないとなれば、驚かない方が無理だ。
中には泣き始めた女子もいる。
「何故そんなことを…!!」
大きな声出したのは清水鏡花。
このクラス1番の成績であり学年主席、次期生徒会長候補でもあった俺とは真逆である超エリート様だ。
流石エリート様なのか、俺は帰れないと聞いて何も言葉を発せなかった。
いや、そんなことはない。
清水は涙目で、勇気を振り絞って話していたのだ。
「簡単な話だ。トラノク王国の戦力を補うためだ」
「戦力を補うため…ですか?」
「現在我が軍は他国との戦争において戦力が劣っている。そこで異界の者に来てもらい、大きな能力を用いて戦力に使う」
「大きな能力、とは?」
「こちらの世界では1人1つずつ“能力”というものを持っている。魔法とは違うものだ」
「魔法があるのですか?」
「もちろん。努力をすれば大魔法も覚えることが出来る。だが話はそこではない。能力についてだ」
「私たち異界の者は世界が違うから変化がある、ということですか?」
「理解が早いな。その能力は常人の倍以上あるから使い道がある。おい」
「はっ!」
国王の後ろに控えている召使がシュリンガーの指示を受けると、俺たちの後ろにいる別の召使たちに目で命令をした。
そして俺たちの後ろで何かを使い始めた。
「「「「「洗脳」」」」」
「「「「「っ!?!?」」」」」」
何だこれは…。
意識が遠くなっていく感じが…する…。
「国王陛下。終わりました」
「ご苦労。後は能力を調べ、伝えてくれ」
「かしこまりました」
再度後ろにいる召使が指示すると、後ろにいる召使がまた何かを話し始めた。
俺たちの体が勝手に動き始めたのだ。
自分の意志関係なく立ち上がる。
段々と意識が薄くなり、もう終わったと思った瞬間、俺の意識は急に戻ってきた。
何故かはわからないが、何もなかったかのように意識が戻ってきたのだ。
「二人も動いてないぞ?」
「も、申し訳ございません!どうやら洗脳を解かれたみたいで…」
「こちらも同じく…」
「洗脳を解いただと?」
俺以外にも動かなかったのは清水だった。
俺と清水以外のみんなは既に動き始め、もう半数が部屋から出ている。
俺と清水は動揺しつつ、未だに立ったまま。
「二人の能力は何だ?」
「少々お待ちを。捕らえなさい」
「「はっ!」」
「がはっ!?」
「いたっ!」
先ほど立っていた俺と清水は、後ろにいる奴に腕を後ろに掴まれ、机の上に抑えられた。
逃げようと抵抗をしてみるものの、力不足でまったく動かない。
恐らく、こんな風に捕らえるよう鍛えている者を選んでいたのだろう。
「こ、国王陛下…」
「どうした?異界の者だから、特殊な能力でもおかしくはないぞ」
「それがその、特殊すぎるというか…」
「なにっ!?」
後ろにいる召使が耳打ちすると、シュリンガーは驚きのあまり大きな声を出した。
それに目が変わった…?
そして、清水は解放された。
「えっ?」
「すまなかった。君に洗脳を使ったことを謝罪する」
「どういう…?」
「あなたは『異界の勇者』。つまり、違う世界の勇者になります。こちらの世界にも勇者はいると言われていますが、どの世界に1人しかいないので、このように呼ばれています」
清水が勇者だと…?
望むなら、俺が勇者みたいに主人公系の能力が欲しかった。
じゃあ俺の能力は一体?
そう考えていると、清水を見ていた目とはまた違う目でこちらを見てきた。
清水を見ていた目を“尊敬”とするなら、俺を見る目は“嫌悪”だ。
そんなことは構わずに、清水の後ろにいた召使が、今度は丁寧に案内するように部屋を出て行った。
清水は驚きと恐怖が重なり、震えながら部屋を出て行った。
あのままだと清水が心配だ。
「…こっちはとんでもないものを連れて来てしまったな。連れてこい」
「国王陛下。一体何を見たのでしょうか…」
「この国が潰れるという未来だ。それを防ぐために封印する」
未来?封印?
まさか俺を…封印する?
封印ってどういうことだ?
「ふざけ――ぐはっ!」
「黙れ。国王陛下の前だ」
「行くぞ。連れてこい」
それから俺は手を縛られ、目隠しをされて連れて行かれた。
逃げられる可能性はほぼないが、方向感覚を分からなくさせて場所を分からないようにしている。
相当警戒されているようだ。
シュリンガーが何かを話しているようだが、よく聞き取れない。
これも魔法のせいで聞こえないようにしているのか?
その後、俺はある部屋に入れられ、座らせられた。
俺が大人しく座らせられている間、周りにいる奴らは何かごそごそしている。
そして、ようやく話し声がしっかりと聞き取れるようになった。
「準備が終わりました」
「すまない。私がもっとしっかり場所を選んでいれば…」
「そんなことはありません。皆賛同したことです。それに、異界の勇者が来たのは大きいです」
目隠しは外され、手を縛っていたものを解かれた。
すぐに脱出しようと思ったが、目の前で魔法を打つ準備していたため、俺は動くことは出来なかった。
「最後に教えておこう。貴様の能力は“神の血”。この能力を持つ者を『神の血を継ぐ者』と呼ばれ、皆悲しい最期を遂げている」
「…はっ?」
「その力は膨大で、上手く使えば大きな力になる。だが逆を言えば破滅へ導く力にもなる。私の見た未来は破滅へ導く未来だったがな」
何を…言っているんだ?
ダメだ、全然頭が追いつかない。
「“意味が分からない”という顔をしているな。まあいい、これで分かるだろう。やれ」
「風刃」
「…えっ?」
あ、あれ?おかしい。
先ほどまでシュリンガーを見ていたはずなのに、今は天井を見ている。
そして“落ちた”という感覚が起きると、“自分の体”が見えた。
そのまま扉は閉じられ、俺は封印された。
俺が封印される少し前、俺はこちらの世界へ飛ばされた。
元々いた世界では明水学園というところに通っていた。
明水学園と言えば、全国に名が通っているほどの大きな学園。
俺はその高等部の2年1組だった。
クラスの人数は15人と少なく、クラスの仲はけっこうよかった。
なぜここまで少ないかと言うと、1組はクラスでも上の大学に進学するために集められた、いわゆるエリート集団だったからだ。
その中にいた俺もエリートかと言えば、そう言うわけでもない。
ただ1組へ選ぶ試験の時だけ点が高かったという、ただ運がよかっただけの話だ。
もちろん定期試験のクラス順位は15人中15位。
ぶっちぎりのビリだった。
だけどクラスの連中はそんな俺を見捨てるどころか、“仲間”と言ってくれたのだ。
あの時の俺は、他の連中がどうこう言おうが気にしないほど学園生活が楽しかった。
そんなある日、授業中に異変が起きた。
クラス全員を巻き込む大きな“穴”が突如出来たのだ。
それは俺たち生徒15名だけが落ち、教師は落ちることはなかった。
目を開けると、そこは見知らぬ建物の中。
俺たち15名はトラノク王国の城にいたのだ。
誰もが状況を掴めず、声も出ずに周りをキョロキョロと見渡している状況だった。
まだ状況が呑み込めていない中、現れたのはシュリンガーという当時の国王だった。
「ようこそ“異界の者達”よ。まずは歓迎しよう」
そう言うと、周りにいた召使たちが俺たちを案内するように動き始めた。
怯えないようになのか、怒らせないようになのか、言葉通り歓迎しているようだ。
俺が疑問に思ったのが、“歓迎”という言葉だった。
いきなり話してきて何も頭に入って来ないと思ったのだが、その言葉だけが頭に残った。
もしかして、こいつらが俺たちを穴に落としたのかと思ったのだ。
不審に思いながらも、今は言われた通りに行かなければならないという空気だ。
俺だけではなく、みんなも同じように疑いを持ち始めている。
連れて行かれたのは、俺たち全員が座れるほど大きな部屋。
召使たちは国王の後ろに数人、俺たちの後ろに一人ずつ立っている。
この時点で“歓迎”とは程遠い“何か”を感じた。
「まずは先に、私はシュリンガーという。このトラノク王国の国王だ」
「あの、俺たちは帰れるの?」
「急ぐではない。順を追って説明する」
シュリンガーは一旦目を閉じ、深呼吸と共に目を開けた。
「まずその質問だが、無理だ」
「「「「「っ!?!?」」」」」
誰もが驚く。
急に連れてこられて帰れないとなれば、驚かない方が無理だ。
中には泣き始めた女子もいる。
「何故そんなことを…!!」
大きな声出したのは清水鏡花。
このクラス1番の成績であり学年主席、次期生徒会長候補でもあった俺とは真逆である超エリート様だ。
流石エリート様なのか、俺は帰れないと聞いて何も言葉を発せなかった。
いや、そんなことはない。
清水は涙目で、勇気を振り絞って話していたのだ。
「簡単な話だ。トラノク王国の戦力を補うためだ」
「戦力を補うため…ですか?」
「現在我が軍は他国との戦争において戦力が劣っている。そこで異界の者に来てもらい、大きな能力を用いて戦力に使う」
「大きな能力、とは?」
「こちらの世界では1人1つずつ“能力”というものを持っている。魔法とは違うものだ」
「魔法があるのですか?」
「もちろん。努力をすれば大魔法も覚えることが出来る。だが話はそこではない。能力についてだ」
「私たち異界の者は世界が違うから変化がある、ということですか?」
「理解が早いな。その能力は常人の倍以上あるから使い道がある。おい」
「はっ!」
国王の後ろに控えている召使がシュリンガーの指示を受けると、俺たちの後ろにいる別の召使たちに目で命令をした。
そして俺たちの後ろで何かを使い始めた。
「「「「「洗脳」」」」」
「「「「「っ!?!?」」」」」」
何だこれは…。
意識が遠くなっていく感じが…する…。
「国王陛下。終わりました」
「ご苦労。後は能力を調べ、伝えてくれ」
「かしこまりました」
再度後ろにいる召使が指示すると、後ろにいる召使がまた何かを話し始めた。
俺たちの体が勝手に動き始めたのだ。
自分の意志関係なく立ち上がる。
段々と意識が薄くなり、もう終わったと思った瞬間、俺の意識は急に戻ってきた。
何故かはわからないが、何もなかったかのように意識が戻ってきたのだ。
「二人も動いてないぞ?」
「も、申し訳ございません!どうやら洗脳を解かれたみたいで…」
「こちらも同じく…」
「洗脳を解いただと?」
俺以外にも動かなかったのは清水だった。
俺と清水以外のみんなは既に動き始め、もう半数が部屋から出ている。
俺と清水は動揺しつつ、未だに立ったまま。
「二人の能力は何だ?」
「少々お待ちを。捕らえなさい」
「「はっ!」」
「がはっ!?」
「いたっ!」
先ほど立っていた俺と清水は、後ろにいる奴に腕を後ろに掴まれ、机の上に抑えられた。
逃げようと抵抗をしてみるものの、力不足でまったく動かない。
恐らく、こんな風に捕らえるよう鍛えている者を選んでいたのだろう。
「こ、国王陛下…」
「どうした?異界の者だから、特殊な能力でもおかしくはないぞ」
「それがその、特殊すぎるというか…」
「なにっ!?」
後ろにいる召使が耳打ちすると、シュリンガーは驚きのあまり大きな声を出した。
それに目が変わった…?
そして、清水は解放された。
「えっ?」
「すまなかった。君に洗脳を使ったことを謝罪する」
「どういう…?」
「あなたは『異界の勇者』。つまり、違う世界の勇者になります。こちらの世界にも勇者はいると言われていますが、どの世界に1人しかいないので、このように呼ばれています」
清水が勇者だと…?
望むなら、俺が勇者みたいに主人公系の能力が欲しかった。
じゃあ俺の能力は一体?
そう考えていると、清水を見ていた目とはまた違う目でこちらを見てきた。
清水を見ていた目を“尊敬”とするなら、俺を見る目は“嫌悪”だ。
そんなことは構わずに、清水の後ろにいた召使が、今度は丁寧に案内するように部屋を出て行った。
清水は驚きと恐怖が重なり、震えながら部屋を出て行った。
あのままだと清水が心配だ。
「…こっちはとんでもないものを連れて来てしまったな。連れてこい」
「国王陛下。一体何を見たのでしょうか…」
「この国が潰れるという未来だ。それを防ぐために封印する」
未来?封印?
まさか俺を…封印する?
封印ってどういうことだ?
「ふざけ――ぐはっ!」
「黙れ。国王陛下の前だ」
「行くぞ。連れてこい」
それから俺は手を縛られ、目隠しをされて連れて行かれた。
逃げられる可能性はほぼないが、方向感覚を分からなくさせて場所を分からないようにしている。
相当警戒されているようだ。
シュリンガーが何かを話しているようだが、よく聞き取れない。
これも魔法のせいで聞こえないようにしているのか?
その後、俺はある部屋に入れられ、座らせられた。
俺が大人しく座らせられている間、周りにいる奴らは何かごそごそしている。
そして、ようやく話し声がしっかりと聞き取れるようになった。
「準備が終わりました」
「すまない。私がもっとしっかり場所を選んでいれば…」
「そんなことはありません。皆賛同したことです。それに、異界の勇者が来たのは大きいです」
目隠しは外され、手を縛っていたものを解かれた。
すぐに脱出しようと思ったが、目の前で魔法を打つ準備していたため、俺は動くことは出来なかった。
「最後に教えておこう。貴様の能力は“神の血”。この能力を持つ者を『神の血を継ぐ者』と呼ばれ、皆悲しい最期を遂げている」
「…はっ?」
「その力は膨大で、上手く使えば大きな力になる。だが逆を言えば破滅へ導く力にもなる。私の見た未来は破滅へ導く未来だったがな」
何を…言っているんだ?
ダメだ、全然頭が追いつかない。
「“意味が分からない”という顔をしているな。まあいい、これで分かるだろう。やれ」
「風刃」
「…えっ?」
あ、あれ?おかしい。
先ほどまでシュリンガーを見ていたはずなのに、今は天井を見ている。
そして“落ちた”という感覚が起きると、“自分の体”が見えた。
そのまま扉は閉じられ、俺は封印された。
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