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プロローグ
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「はぁ…はぁ…。あともう少し…!!」
外から声が聞こえる。
自分以外の声を聞くのはいつぶりだろうか?
千?二千?いや、もっと経っているな。
「あと…もう少しで!!」
段々声が大きく聞こえてくる。
今まで扉の近くにいても声なんて聞こえなかったんだけどな。
もしかしてだけど、封印を解こうとしているのか?
「やった!やっと封印が――」
「見つけたぞ!あいつだ!!」
封印の門が開き、声の主の姿が見えたと思ったら別の声が聞こえた。
だが、今はその別の声の姿は見えない。
それにしても、綺麗な銀色の髪だな。
まるで銀世界のように綺麗だ。
見た目から考えると、17歳ぐらいの少女か?
これでドレスなんか着てたら、完全にお姫様だな。
「もう来たの!?お願い!助けて!!」
助けて?封印されていた俺に?
「うん!あなたの力が必要なの!!」
見返りはあるのか?
こう見えて要求は高いぞ?
「えっと…うーんと…私!私を生贄にしてもいいから!」
“助けて”と言ったのに生贄か。
それじゃあ助ける意味がないようだが、これはこれで面白いな。
まあ、せっかく封印を解いてくれたんだ。
「助けてやるよ」
今日は俺、響風光輝が封印から解放された日である。
外から声が聞こえる。
自分以外の声を聞くのはいつぶりだろうか?
千?二千?いや、もっと経っているな。
「あと…もう少しで!!」
段々声が大きく聞こえてくる。
今まで扉の近くにいても声なんて聞こえなかったんだけどな。
もしかしてだけど、封印を解こうとしているのか?
「やった!やっと封印が――」
「見つけたぞ!あいつだ!!」
封印の門が開き、声の主の姿が見えたと思ったら別の声が聞こえた。
だが、今はその別の声の姿は見えない。
それにしても、綺麗な銀色の髪だな。
まるで銀世界のように綺麗だ。
見た目から考えると、17歳ぐらいの少女か?
これでドレスなんか着てたら、完全にお姫様だな。
「もう来たの!?お願い!助けて!!」
助けて?封印されていた俺に?
「うん!あなたの力が必要なの!!」
見返りはあるのか?
こう見えて要求は高いぞ?
「えっと…うーんと…私!私を生贄にしてもいいから!」
“助けて”と言ったのに生贄か。
それじゃあ助ける意味がないようだが、これはこれで面白いな。
まあ、せっかく封印を解いてくれたんだ。
「助けてやるよ」
今日は俺、響風光輝が封印から解放された日である。
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