36 / 42
36.倍速99
しおりを挟む
「はい、はちみつスコーン2個とおつりの銅貨3枚ね」
「ありがとう!」
「気を付けて持っていくんだよー!」
今日はエイミーと二人でまた町へとやってきた。
今回は前回と違い、目的は遊ぶためだけだ。
朝、エイミーは食事の席でまた町へと行きたいと言い出したのだ。
そこで前回一緒にいた僕が指名され、遊ぶためのお金も渡された。
だからこうして買い物もできている。
貰ったお金だが、また普通のお小遣いより多く入っていた。
1日でこの金額を全部使いきったらその人の金銭感覚を疑うけど……。
一応使い過ぎないように、お財布は僕が持っている。
そのせいで今みたいに使いのように扱われている。
まあ買ってくるぐらいは別に構わないけど、その間に問題を起こさないでおいてほしいな。
「エイミー、お待た――」
「あなたが悪いんでしょ!!」
起こさないで欲しいと思った瞬間に問題が起きている。
これをフラグと言っていいのかな。
「エイミー、どうしたの?」
「アンディ!こいつらが!」
「こいつらとはなんだ!俺は貴族の中のさらに上、大貴族なんだぞ!」
その大貴族の後ろにいる2人そーだそーだ!と言っていた。
誰なんだろう、この3人は。
見た感じ、全員僕たちと同じぐらいだと思うけど。
「それで、何かしたの?」
「先やってきたのは向こう!」
「ふんっ!本当のことを言って何が悪い!」
「あっ、そうだった。はい、スコーン。まだ熱いから気を付けてね」
「わーい!」
「貴様、話を聞く気はないのか!?」
だって仕方ないじゃん、熱いんだもん。
ほら、エイミーも食べ始めちゃった。
それになんだか面倒くさそうだし。
僕もあたたかいうちに食べておこう。
「貴様も食べるのか!?」
「冷めたらもったいないじゃん」
なぜこれ以上話を聞く気がないのかは理由がある。
さっき、エイミーが大貴族が悪いと言い、そして本当のことを言っただけと言った。
そうなると、エイミーに何かを言ってそれに突っかかったんだろう。
「それで何を言われたの?」
「アンディのことをバカにしたんだよ!」
なんだ、僕の事だったのか。
正直、僕のことを言われたのなら別にどうこうする気はない。
突っかかっても時間の無駄だろうし。
ましてや子供の悪口、珍しいものでもない。
ここからは大人の対応をしていこう。
「バカと一緒にいるやつは同じくバカだな!」
「ファイアー」
「あぶなっ!?」
僕は大貴族に向かって炎を放った。
「いきなり何をする!!」
「僕ならまだしも、エイミーの悪口は許さない」
「こいつ…誰に向かって話していると思っているのだ!」
「大貴族」
「分かっているではないか!俺はあのエリクソン家のブレット、ブレット・ブルー・エリクソンだ!」
自分から言うだけあって、本当に大貴族だった。
エリクソン家はあまり町へ行かない僕でも知っている。
多くの人がエリクソン家の作られた職場に集まる。
そして、集まった人の個人データを隅々まで調べられる。
そこからその人に合った別の職場に案内する仕事だ。
主に行っているのは仕事案内、ハローワークみたいなことだ。
それが成功をし、貴族の上の大貴族まで成り上がった。
今の世の中は平和なだけあって、お金がある者が有利になる。
戦闘力は二の次になってしまっているだけあって、国でも柱レベルにまで権力がある。
でも、例えそれだけ上がっても僕の家系であるデルク家の下である。
ましてや王女であるエイミーを越えることはないだろう。
このブレットは知らないだけで、立場が上の相手にケンカを売っているのだ。
それはそれで面白いと思うけど、エイミーをバカにするなら面白くはない。
「それで、そのブレット様はどうするの?」
「大貴族に歯向かったバツだ、決闘を申し込む!」
決闘かあ。
この国にも一応決闘は存在する。
だけど、決闘では財産や地位をかけて戦うのが一般的。
「そうなると地位を賭けるってこと?」
「…いや、模擬戦だ!」
逃げやがったな、こいつ。
大貴族から落ちるのが嫌なんだろう。
それなら決闘とか言わなければいいのに……。
「まあ模擬戦でもいいよ。ただし戦うのは僕とブレットの一騎打ちだ」
「ブレット様、だ」
「…それでいい?ブレット」
「ブレット様だ!まあそれでいいだろう」
面倒くさいなあ、こいつ。
そこまでこだわるのか。
「アンディ……」
「どうしたの?」
「無理だけはしないでね?」
「大丈夫、僕は強いから」
これ以上こいつらと一緒にいたくないけど、エイミーをバカにされたままでは自分自身を許せない。
少しだけ痛い目を見てもらおう。
「ルールは先に相手へ魔法か攻撃を与えた者の勝ちだ」
「早打ち勝負ってことね」
「そうだ、合図はダンのコインで始める」
「どっちがダン?」
「俺がダン」
「僕はサンだ」
そう言うと、後ろにいた取り巻きの右側がコインを取り出した。
コインで早打ちって、ガンマンみたいでかっこいいよなあ。
それを今からやるってなると、少しワクワクしてきた。
「それと使う魔法は自由だ」
「自由?何を使ってもいいの?」
「ああ、ただし!殺傷能力があるのは禁止だ」
そんな魔法は使う気はない。
人なんて殺したくないしね。
っと、今のうちに勝つためのスキルを上げておこう。
エイミーをバカにしたんだから全力でいくよ。
「スキルオープン」
早打ちとなると、やっぱり速い魔法がいいよな。
倍速なんてあるし、これを使えば勝てるだろう。
スキルを上げ、僕たちは少しだけ距離をとった。
距離はおよそ10メートル、いい感じの距離だ。
合図をするダンは真ん中にいる。
僕とブレットが準備を終えたことを確認し、コインをはじいた。
僕が使う魔法は魔法というスキルで上がっている中にあった氷だ。
これにさっきの倍速を加える。
一気に二つ使うのは難しいだろうけど、それをカバーするほどの速さになるだろう。
そしてコインは地面にたどり着いた。
「くらえ!ウォーター――」
「氷、倍速」
「って!!」
あまりに速すぎると危険かと思い、少しだけ緩めた。
だけど、ブレットが魔法名を言い終わる前に僕が放った魔法は当たっていた。
「「ブレット!!」」
取り巻きの2人はブレットを心配に思い、走って向かった。
「アンディー!」
「ちょっ、いきなり来ると危ないから」
「ケガはないよね?大丈夫だよね?」
「大丈夫だから。何も当たってないし」
「よかったぁ……。でもすごいね!」
「すごい、かな?よくわからないや」
あまり自覚はない。
スキルが優秀過ぎて、すごさが少しずつ薄れてきちゃっているのかな。
こうして、僕の初めての模擬戦は僕の勝利で終わった。
「ありがとう!」
「気を付けて持っていくんだよー!」
今日はエイミーと二人でまた町へとやってきた。
今回は前回と違い、目的は遊ぶためだけだ。
朝、エイミーは食事の席でまた町へと行きたいと言い出したのだ。
そこで前回一緒にいた僕が指名され、遊ぶためのお金も渡された。
だからこうして買い物もできている。
貰ったお金だが、また普通のお小遣いより多く入っていた。
1日でこの金額を全部使いきったらその人の金銭感覚を疑うけど……。
一応使い過ぎないように、お財布は僕が持っている。
そのせいで今みたいに使いのように扱われている。
まあ買ってくるぐらいは別に構わないけど、その間に問題を起こさないでおいてほしいな。
「エイミー、お待た――」
「あなたが悪いんでしょ!!」
起こさないで欲しいと思った瞬間に問題が起きている。
これをフラグと言っていいのかな。
「エイミー、どうしたの?」
「アンディ!こいつらが!」
「こいつらとはなんだ!俺は貴族の中のさらに上、大貴族なんだぞ!」
その大貴族の後ろにいる2人そーだそーだ!と言っていた。
誰なんだろう、この3人は。
見た感じ、全員僕たちと同じぐらいだと思うけど。
「それで、何かしたの?」
「先やってきたのは向こう!」
「ふんっ!本当のことを言って何が悪い!」
「あっ、そうだった。はい、スコーン。まだ熱いから気を付けてね」
「わーい!」
「貴様、話を聞く気はないのか!?」
だって仕方ないじゃん、熱いんだもん。
ほら、エイミーも食べ始めちゃった。
それになんだか面倒くさそうだし。
僕もあたたかいうちに食べておこう。
「貴様も食べるのか!?」
「冷めたらもったいないじゃん」
なぜこれ以上話を聞く気がないのかは理由がある。
さっき、エイミーが大貴族が悪いと言い、そして本当のことを言っただけと言った。
そうなると、エイミーに何かを言ってそれに突っかかったんだろう。
「それで何を言われたの?」
「アンディのことをバカにしたんだよ!」
なんだ、僕の事だったのか。
正直、僕のことを言われたのなら別にどうこうする気はない。
突っかかっても時間の無駄だろうし。
ましてや子供の悪口、珍しいものでもない。
ここからは大人の対応をしていこう。
「バカと一緒にいるやつは同じくバカだな!」
「ファイアー」
「あぶなっ!?」
僕は大貴族に向かって炎を放った。
「いきなり何をする!!」
「僕ならまだしも、エイミーの悪口は許さない」
「こいつ…誰に向かって話していると思っているのだ!」
「大貴族」
「分かっているではないか!俺はあのエリクソン家のブレット、ブレット・ブルー・エリクソンだ!」
自分から言うだけあって、本当に大貴族だった。
エリクソン家はあまり町へ行かない僕でも知っている。
多くの人がエリクソン家の作られた職場に集まる。
そして、集まった人の個人データを隅々まで調べられる。
そこからその人に合った別の職場に案内する仕事だ。
主に行っているのは仕事案内、ハローワークみたいなことだ。
それが成功をし、貴族の上の大貴族まで成り上がった。
今の世の中は平和なだけあって、お金がある者が有利になる。
戦闘力は二の次になってしまっているだけあって、国でも柱レベルにまで権力がある。
でも、例えそれだけ上がっても僕の家系であるデルク家の下である。
ましてや王女であるエイミーを越えることはないだろう。
このブレットは知らないだけで、立場が上の相手にケンカを売っているのだ。
それはそれで面白いと思うけど、エイミーをバカにするなら面白くはない。
「それで、そのブレット様はどうするの?」
「大貴族に歯向かったバツだ、決闘を申し込む!」
決闘かあ。
この国にも一応決闘は存在する。
だけど、決闘では財産や地位をかけて戦うのが一般的。
「そうなると地位を賭けるってこと?」
「…いや、模擬戦だ!」
逃げやがったな、こいつ。
大貴族から落ちるのが嫌なんだろう。
それなら決闘とか言わなければいいのに……。
「まあ模擬戦でもいいよ。ただし戦うのは僕とブレットの一騎打ちだ」
「ブレット様、だ」
「…それでいい?ブレット」
「ブレット様だ!まあそれでいいだろう」
面倒くさいなあ、こいつ。
そこまでこだわるのか。
「アンディ……」
「どうしたの?」
「無理だけはしないでね?」
「大丈夫、僕は強いから」
これ以上こいつらと一緒にいたくないけど、エイミーをバカにされたままでは自分自身を許せない。
少しだけ痛い目を見てもらおう。
「ルールは先に相手へ魔法か攻撃を与えた者の勝ちだ」
「早打ち勝負ってことね」
「そうだ、合図はダンのコインで始める」
「どっちがダン?」
「俺がダン」
「僕はサンだ」
そう言うと、後ろにいた取り巻きの右側がコインを取り出した。
コインで早打ちって、ガンマンみたいでかっこいいよなあ。
それを今からやるってなると、少しワクワクしてきた。
「それと使う魔法は自由だ」
「自由?何を使ってもいいの?」
「ああ、ただし!殺傷能力があるのは禁止だ」
そんな魔法は使う気はない。
人なんて殺したくないしね。
っと、今のうちに勝つためのスキルを上げておこう。
エイミーをバカにしたんだから全力でいくよ。
「スキルオープン」
早打ちとなると、やっぱり速い魔法がいいよな。
倍速なんてあるし、これを使えば勝てるだろう。
スキルを上げ、僕たちは少しだけ距離をとった。
距離はおよそ10メートル、いい感じの距離だ。
合図をするダンは真ん中にいる。
僕とブレットが準備を終えたことを確認し、コインをはじいた。
僕が使う魔法は魔法というスキルで上がっている中にあった氷だ。
これにさっきの倍速を加える。
一気に二つ使うのは難しいだろうけど、それをカバーするほどの速さになるだろう。
そしてコインは地面にたどり着いた。
「くらえ!ウォーター――」
「氷、倍速」
「って!!」
あまりに速すぎると危険かと思い、少しだけ緩めた。
だけど、ブレットが魔法名を言い終わる前に僕が放った魔法は当たっていた。
「「ブレット!!」」
取り巻きの2人はブレットを心配に思い、走って向かった。
「アンディー!」
「ちょっ、いきなり来ると危ないから」
「ケガはないよね?大丈夫だよね?」
「大丈夫だから。何も当たってないし」
「よかったぁ……。でもすごいね!」
「すごい、かな?よくわからないや」
あまり自覚はない。
スキルが優秀過ぎて、すごさが少しずつ薄れてきちゃっているのかな。
こうして、僕の初めての模擬戦は僕の勝利で終わった。
38
更新日は少し不定期気味
2、3日に1回ぐらいのペースで書いていきます
2、3日に1回ぐらいのペースで書いていきます
お気に入りに追加
3,385
あなたにおすすめの小説

7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。

異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる