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21.魔法99
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「お父さーん!!」
「どうした?そんなに急いで」
お姉ちゃんの魔法陣を見た後。
これはお父さんに言った方がいいかもしれないと思い、家の中を走り回った。
もう行ってしまったかと思ったけど、まだ家にいた。
でも場所は玄関。
ギリギリ間に合ったようだ。
ちなみに当の本人のお姉ちゃんは部屋で次の魔法道具をつくろうとしていた。
邪魔しては悪いと思って僕だけで探し回っていた。
「この子が?」
「ああ、普段はもっと大人しい子なんだがな」
「ふむふむ」
誰だろう、この人。
初めて会った。
男なのに髪の毛が長い。
でも綺麗な金髪のせいか、不潔には見えない。
手入れもしっかりされているみたい。
「お客様?」
「まあ、一応そうだな」
「俺はデトラー・ベルメトル。ダルク、君のお父さんのお友達だよ」
「友達って……。仕事先が同じなだけだろ?」
「合っているじゃないか。よく遊んでいただろう」
お友達、なのかな?
お父さんはそういう話は全然しないから知らなかった。
デトラーさんを見ていた時、胸にあった銀のバッジに目が行った。
「ん?これかい?」
「それは何のバッジなの?」
「これは魔法学者の証なんだ」
「こう見えてもデトラーは魔法学のエキスパートなんだ」
「こう見えてとはなんだよ。こう見えてもって」
胸から取って僕に渡してくれた。
銀色で丸く、まるで小さなオリンピックメダルみたい。
そのバッジには魔法陣が刻まれている。
さっきの解読が残っていたおかげでどういうのかがわかる。
えっと、契約?
契約の魔法陣であるのは分かったけど、契約の内容までは分からない。
理由は契約時に魔法陣は使ったけど、内容までは書かなくてもいいからだ。
例えば口頭で約束の内容を言い、約束をした二人がこの魔法陣を使えば契約完了になる。
そのため契約の内容までは分からない。
「魔法陣が気になるかい?」
「気になるけど…あっ!そうだった!」
「どうしたんだ?」
「お父さん、お姉ちゃんが!」
「カラリアが?もしかして何かあったのか!」
もしかして倒れたのか、と思ったみたいに慌て始めた。
僕の言い方が悪かったな、これ。
「違う!けどすごいことがあったからお姉ちゃんに会ってほしいの」
「……?」
「まあ、とりあえず行ってあげなよ」
「出来ればデトラーさんも!」
「俺も?」
僕は二人を連れてお姉ちゃんの部屋へ向かった。
中ではお姉ちゃんがずっと魔法陣の本を読んでいた。
「おっ、珍しく机に向かっているな」
「あれは、魔法陣の本か」
「ああ、デトラーからもらった本をカラリアに渡したんだ」
「へぇー……」
そう言うとデトラーさんはお姉ちゃんの机の上にある紙を手に取った。
さすがにお姉ちゃんもデトラーさんに気づいた。
「だれ?」
「俺はデトラー。君のお父さんのお友達で魔法の学者だよ」
デトラーさんは手に取った紙を見始めた。
「へぇ、これはどこかのページを移したの?」
「私がつくった魔法陣だよ?」
「えっ?」
そりゃあ驚くよね。
魔法陣は魔法が複雑になればなるほど描く量が多くなる。
手に取って見ていたのは直径20センチにもなる大きな魔法陣。
こんなにも大きい魔法陣なのに、円の中にはびっしりと文字などが書かれている。
「そうだ、これは何の魔法陣だと思う?」
そう言うと、さっき僕に見せてくれた魔法学者の証を渡した。
「えーっと……。わかった!契約の魔法陣だ!」
「これは驚いたな……」
すぐに答えを出した。
本当にすごいな、まさかすぐわかるなんて。
「それってすごいのか?」
「すごいも何も、契約は特殊な場合しか使わない。だから魔法陣の情報なんて全然出回っていないんだ。それにこれを見てくれ」
渡したのはさっきお姉ちゃんが描いた魔法陣だ。
「これは何を描いてあるんだ?」
「まずはこれ、今をいる場所を示す文字だが――」
「待て待て、お前が話すと長くなる。もっと手短に話してくれないか?」
「要するにこれは瞬間移動ができる魔法陣だ」
「「えっ!?」」
「すごいでしょー!」
すごいっていうレベルじゃないでしょう。
ちょっと待って、さっきまでそんな紙なかったぞ。
この短時間で書いたの!?
まさかそんなことまで出来るなんて……。
「すごいな……。魔法でも複数人ではないと難しい魔法をたったこれ一枚だけで」
「でもこれだけのものだ。一回しか使えない。それに場所も条件がある。半径500メートル以内だが、それでも十分すごいよ」
詳しく分からない俺でもすごいと分かる。
今日渡された本でここまでできるなんて驚きだ。
「ぜひ俺が直々に教えてあげたいところだが……」
「お前はダディス王国専属だからな。それは無理だろう」
「くそっ!金の卵がここにいるのに!」
相当悔しそうだった。
そりゃあこの年で将来に期待できる人材なのだから。
「そうだ!代わりと言っては何だが、これをあげるよ」
「なにこれ?」
「僕が研究している魔法陣の一覧だ」
お姉ちゃんが読んでいる横で少し覗いた。
1ページ1ページに魔法陣が描かれており、横に詳細が描かれている。
「これすごい!こっちの本よりわかりやすい!」
「だろう?でもあげる代わりに描いた魔法陣を今度来た時に見せてくれないか?」
「分かった!」
ひと段落、なのかな?
とりあえずは収まった。
「もしかしてだけど、アンディくんも何か才能が?」
「いや、僕は――」
「お姉ちゃんが魔法陣ってことはこの子は魔法なのかな?」
……そんなキラキラした目で見ないでくれ!
お父さんも同じように――ってお姉ちゃんまで!?
これって、もし出来なかったら相当がっかりされるやつじゃない?
しょうがない、ここはスキルを使って期待を裏切らないよう、あまり大事にせずに終わらせよう。
上げるのは言っていた魔法でいいかな。
そういえば、なんだかんだ魔法を上げるのは初めてだな。
魔法でありそうなのが他にスキルであるから、どうなるかが分からない。
「スキルオープン」
魔法はステータス系と同じく重要な部類に入る。
そうなると少し期待できる。
とりあえず上げてっと。
ん?魔法名が浮かんできたけど……。
けどこれ、一般的に使われる魔法だ。
別の言い方をすると日常で使う魔法。
掃除や料理、薪を切ったりものを運んだりできる。
これで大丈夫なのかなあ。
「電気」
何に使うか分からないけど、この魔法があった。
機械という機械もないし。
キノコでも栽培するためにあるのかな?
もしかしたら狩猟も入っているのかも。
こっちでは生きていくには狩りもするし。
「「「おおぉ……」
僕はスタンガンをイメージして使った。
両手で電気が少し流れるぐらいかなあと思った。
でも違った。
雷レベルの電気がバチバチ言っている。
これ、僕の手で起きているけど手が死んだりしないよね?
あ、大丈夫そう。
感覚はしっかりしている。
「思っていたのと違うけど……」
「まさか弟までここまで才能はあるとはね。ダルクの子供とは思えないな」
「おいおい、ちゃんと俺たちの子供だよ。自慢のな!」
お父さんは僕とお姉ちゃんを抱きかかえた。
それにしても危ないよ!
魔法を使っていたから下手したらこの電気がお姉ちゃんとお父さんに行ってしまうところだった。
咄嗟に魔法を消せてよかったよ。
「これを見たら国王は黙っていないだろうな」
「ああ、だけどこれは内緒にしてくれ」
「分かっている」
なんで秘密にしておくんだろう?
「ねえねえお父さん、なんで秘密にしておくの?」
「それはな、二人には自由に生きてほしいからだ」
「難しい話だけど、これを見たら二人に研究しろ!ってしつこく言われるかもしれないからね」
正直、僕はもう自由がないと思うんだけど。
エイミーと婚約が決まったんだし。
でもお姉ちゃんは違う。
「それに研究はけっこう大変なんだ。こうして外に出れる機会も全然ないし」
「ああ、目を付けられたら終わりって言われたこともあったな」
「あっはっはっ、まさに俺が入った時だったな」
それ、笑い話なのかな……。
「どうした?そんなに急いで」
お姉ちゃんの魔法陣を見た後。
これはお父さんに言った方がいいかもしれないと思い、家の中を走り回った。
もう行ってしまったかと思ったけど、まだ家にいた。
でも場所は玄関。
ギリギリ間に合ったようだ。
ちなみに当の本人のお姉ちゃんは部屋で次の魔法道具をつくろうとしていた。
邪魔しては悪いと思って僕だけで探し回っていた。
「この子が?」
「ああ、普段はもっと大人しい子なんだがな」
「ふむふむ」
誰だろう、この人。
初めて会った。
男なのに髪の毛が長い。
でも綺麗な金髪のせいか、不潔には見えない。
手入れもしっかりされているみたい。
「お客様?」
「まあ、一応そうだな」
「俺はデトラー・ベルメトル。ダルク、君のお父さんのお友達だよ」
「友達って……。仕事先が同じなだけだろ?」
「合っているじゃないか。よく遊んでいただろう」
お友達、なのかな?
お父さんはそういう話は全然しないから知らなかった。
デトラーさんを見ていた時、胸にあった銀のバッジに目が行った。
「ん?これかい?」
「それは何のバッジなの?」
「これは魔法学者の証なんだ」
「こう見えてもデトラーは魔法学のエキスパートなんだ」
「こう見えてとはなんだよ。こう見えてもって」
胸から取って僕に渡してくれた。
銀色で丸く、まるで小さなオリンピックメダルみたい。
そのバッジには魔法陣が刻まれている。
さっきの解読が残っていたおかげでどういうのかがわかる。
えっと、契約?
契約の魔法陣であるのは分かったけど、契約の内容までは分からない。
理由は契約時に魔法陣は使ったけど、内容までは書かなくてもいいからだ。
例えば口頭で約束の内容を言い、約束をした二人がこの魔法陣を使えば契約完了になる。
そのため契約の内容までは分からない。
「魔法陣が気になるかい?」
「気になるけど…あっ!そうだった!」
「どうしたんだ?」
「お父さん、お姉ちゃんが!」
「カラリアが?もしかして何かあったのか!」
もしかして倒れたのか、と思ったみたいに慌て始めた。
僕の言い方が悪かったな、これ。
「違う!けどすごいことがあったからお姉ちゃんに会ってほしいの」
「……?」
「まあ、とりあえず行ってあげなよ」
「出来ればデトラーさんも!」
「俺も?」
僕は二人を連れてお姉ちゃんの部屋へ向かった。
中ではお姉ちゃんがずっと魔法陣の本を読んでいた。
「おっ、珍しく机に向かっているな」
「あれは、魔法陣の本か」
「ああ、デトラーからもらった本をカラリアに渡したんだ」
「へぇー……」
そう言うとデトラーさんはお姉ちゃんの机の上にある紙を手に取った。
さすがにお姉ちゃんもデトラーさんに気づいた。
「だれ?」
「俺はデトラー。君のお父さんのお友達で魔法の学者だよ」
デトラーさんは手に取った紙を見始めた。
「へぇ、これはどこかのページを移したの?」
「私がつくった魔法陣だよ?」
「えっ?」
そりゃあ驚くよね。
魔法陣は魔法が複雑になればなるほど描く量が多くなる。
手に取って見ていたのは直径20センチにもなる大きな魔法陣。
こんなにも大きい魔法陣なのに、円の中にはびっしりと文字などが書かれている。
「そうだ、これは何の魔法陣だと思う?」
そう言うと、さっき僕に見せてくれた魔法学者の証を渡した。
「えーっと……。わかった!契約の魔法陣だ!」
「これは驚いたな……」
すぐに答えを出した。
本当にすごいな、まさかすぐわかるなんて。
「それってすごいのか?」
「すごいも何も、契約は特殊な場合しか使わない。だから魔法陣の情報なんて全然出回っていないんだ。それにこれを見てくれ」
渡したのはさっきお姉ちゃんが描いた魔法陣だ。
「これは何を描いてあるんだ?」
「まずはこれ、今をいる場所を示す文字だが――」
「待て待て、お前が話すと長くなる。もっと手短に話してくれないか?」
「要するにこれは瞬間移動ができる魔法陣だ」
「「えっ!?」」
「すごいでしょー!」
すごいっていうレベルじゃないでしょう。
ちょっと待って、さっきまでそんな紙なかったぞ。
この短時間で書いたの!?
まさかそんなことまで出来るなんて……。
「すごいな……。魔法でも複数人ではないと難しい魔法をたったこれ一枚だけで」
「でもこれだけのものだ。一回しか使えない。それに場所も条件がある。半径500メートル以内だが、それでも十分すごいよ」
詳しく分からない俺でもすごいと分かる。
今日渡された本でここまでできるなんて驚きだ。
「ぜひ俺が直々に教えてあげたいところだが……」
「お前はダディス王国専属だからな。それは無理だろう」
「くそっ!金の卵がここにいるのに!」
相当悔しそうだった。
そりゃあこの年で将来に期待できる人材なのだから。
「そうだ!代わりと言っては何だが、これをあげるよ」
「なにこれ?」
「僕が研究している魔法陣の一覧だ」
お姉ちゃんが読んでいる横で少し覗いた。
1ページ1ページに魔法陣が描かれており、横に詳細が描かれている。
「これすごい!こっちの本よりわかりやすい!」
「だろう?でもあげる代わりに描いた魔法陣を今度来た時に見せてくれないか?」
「分かった!」
ひと段落、なのかな?
とりあえずは収まった。
「もしかしてだけど、アンディくんも何か才能が?」
「いや、僕は――」
「お姉ちゃんが魔法陣ってことはこの子は魔法なのかな?」
……そんなキラキラした目で見ないでくれ!
お父さんも同じように――ってお姉ちゃんまで!?
これって、もし出来なかったら相当がっかりされるやつじゃない?
しょうがない、ここはスキルを使って期待を裏切らないよう、あまり大事にせずに終わらせよう。
上げるのは言っていた魔法でいいかな。
そういえば、なんだかんだ魔法を上げるのは初めてだな。
魔法でありそうなのが他にスキルであるから、どうなるかが分からない。
「スキルオープン」
魔法はステータス系と同じく重要な部類に入る。
そうなると少し期待できる。
とりあえず上げてっと。
ん?魔法名が浮かんできたけど……。
けどこれ、一般的に使われる魔法だ。
別の言い方をすると日常で使う魔法。
掃除や料理、薪を切ったりものを運んだりできる。
これで大丈夫なのかなあ。
「電気」
何に使うか分からないけど、この魔法があった。
機械という機械もないし。
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「「「おおぉ……」
僕はスタンガンをイメージして使った。
両手で電気が少し流れるぐらいかなあと思った。
でも違った。
雷レベルの電気がバチバチ言っている。
これ、僕の手で起きているけど手が死んだりしないよね?
あ、大丈夫そう。
感覚はしっかりしている。
「思っていたのと違うけど……」
「まさか弟までここまで才能はあるとはね。ダルクの子供とは思えないな」
「おいおい、ちゃんと俺たちの子供だよ。自慢のな!」
お父さんは僕とお姉ちゃんを抱きかかえた。
それにしても危ないよ!
魔法を使っていたから下手したらこの電気がお姉ちゃんとお父さんに行ってしまうところだった。
咄嗟に魔法を消せてよかったよ。
「これを見たら国王は黙っていないだろうな」
「ああ、だけどこれは内緒にしてくれ」
「分かっている」
なんで秘密にしておくんだろう?
「ねえねえお父さん、なんで秘密にしておくの?」
「それはな、二人には自由に生きてほしいからだ」
「難しい話だけど、これを見たら二人に研究しろ!ってしつこく言われるかもしれないからね」
正直、僕はもう自由がないと思うんだけど。
エイミーと婚約が決まったんだし。
でもお姉ちゃんは違う。
「それに研究はけっこう大変なんだ。こうして外に出れる機会も全然ないし」
「ああ、目を付けられたら終わりって言われたこともあったな」
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