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ホワイトノイズ
しおりを挟む霧か霧雨か
曇った硝子に映るのは誰?
街が揺れて見えるのは
この眼のノイズのせいなのか。
一寸先も見誤る白さだけが纏わり着き
その輪郭を見失うの。
雲の先には太陽があるから
今はただ濡れてるだけなんて……
溺れそうな足取りでこの霧を黒く泳いだなら
その先でキミの影を掴む。 なんてのは
都合が良すぎるのかな。
重い言葉を伝えようなんて思っても
その安さに懊悩が刺さって……
代わりの言葉に雑音が混じるように
霧の中、混ざる影にその身を捜すの。
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