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第9話 明かされる真実
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「真紅の魔術師……そんな名前で呼ばれるのも、久方ぶりだねぇ」
煙管の中に入った灰を灰皿に捨てながらも、足を組み直して再度煙管に火を付けるナルメア。
かつて、彼女はA級ギルド【蒼炎の灯火】のギルドマスターをしており、それでいてあらゆる魔術を操る天才魔術師でもあった。
そんなナルメアの率いていた【蒼炎の灯火】が、ある日突然消息を絶ってしまった。
それは、今からちょうど二年前の話である。
「……かつて、あたしのギルドは冒険者界隈にその名を轟かせていた。本来、ギルドというものは数十人単位で冒険者を雇うものだ。でも、あたしはあえてそれを避けた」
僅か十名しか冒険者が所属していない【蒼炎の灯火】だが、決して人気がなかったわけではない。
むしろその人気は凄まじく、ある日ナルメアの元に数十人単位で冒険者が押しかけ、ギルドに入れてほしいと頭を下げていたところを、俺は何度か目にしている。
しかしそんな冒険者たちを、ナルメアは絶対に受け入れることはしなかった。
その冒険者たちは、決して弱いわけではなかった。むしろ、そのレベルは非常に高かったと言える。
ナルメアの元に訪れる冒険者は基本的にB級冒険者以上であり、中にはどのギルドも欲しがるようなS級冒険者の姿もあった。
だがナルメアはそんな経歴には一切目もくれず、断固として新参者の加入を拒否していたのだ。
「元研究者として、あたしは色々な経験をしたよ。成功もあれば、失敗もある。でも、研究が無駄になる時は決まって人間関係の拗れが原因なんだよ」
「人間関係の拗れ……か」
「そう。恋愛感情を抱いて実験が疎かになったり、馬が合わない奴らがいがみ合って雰囲気が悪くなったりしたせいで、実験が中断したりね」
その言葉には重みがあり、かつてナルメアが人間関係のせいでどれだけ悩まされてきたかが、これでもかと伝わってくる。
それは先ほどまでナルメアに苦言を呈していたステラも同じようで、今は真剣な面持ちでナルメアの話に耳を傾けていた。
「多分、あたしはギルドを家のように感じてたんだろうね。冒険者の子たちも、あたしにして見れば子供のようなものだった。でもある日、あたしのギルドにあいつがやった来た」
「……それが、スヴェンなんだよな」
「そう。あいつは、あろうことかあたしのギルドに所属している子たち引き抜きに来たんだ。そりゃ、全員が全員S級冒険者だからね。強者ばかりを求めるあいつには、ここが金の成る木に見えたんだろう」
スヴェンは、己の利益のためならなんだってする。その時の行動力だけは、俺が今まで見てきた人たちの中で誰よりも早い。
現に、あの【強者の楽園】に所属している冒険者たちは、大半が別の街、別の国にあるギルドで名を挙げていた者ばかりだ。
スヴェンにとって、冒険者を育成することほど無駄なことはないのである。
いくら育成に力を入れたとしても、人は生まれた段階で、成長できる限界というものが定まっている。
そのため、スヴェンは決して自分の力で冒険者を育成することはなく、他のギルドで育成が済んだ冒険者に高い金を積んで引き抜くという、なんとも最低で最悪な男なのだ。
「でも、あたしの子たちはそんな甘言には惑わされなかった。だが、それでもあいつは諦めなかった。そして、次第に奴の行動はエスカレートしていき、あたしたちのギルドは地味な嫌がらせを受けるようになった」
なぜスヴェンが、そこまで【蒼炎の灯火】に固執をしたのか。
それは、スヴェンがナルメアに追い越されるのを恐れていたからである。
二年前、スヴェンのギルドである【強者の楽園】は、僅か五年という歳月でS級ギルドへとたどりつこうとしていた。
だがそんなとき、突然現れた【蒼炎の灯火】というギルドが、スヴェンよりも遥かに早い三年という歳月で、名誉あるS級へと到達しようとしていた。
スヴェンがほしいものは、絶対的な勝利と唯一無二の称号である。
だからこそ、スヴェンは自分のギルドよりも短い歳月でS級ギルドへとたどり着こうとしている、ナルメア率いる【蒼炎の灯火】が許せなかったのだ。
「ある日、遠くの国へ遠征していたあたしの子たちが、負傷して戻ってきた。中には、片腕の肘から下をなくした者もいたね。まぁ、生きてるだけであたしからして見れば御の字なんだけどさ」
「……でもそれは、不幸中の幸いではなかった。あのスヴェンが、ナルメアさんたち【蒼炎の灯火】を妨害するべく、秘密裏に暗殺者を雇っていたんだ」
ナルメアの言葉を継ぐように、俺が世間に公表されていない事実を口にする。
すると、ついにステラは悪逆非道の限りを尽くすスヴェンに耐えられなくなったのか、苛立ちをあらわにして机をバンッ! と叩いていた。
「そんな……そんなことって、人として最低だわ……! そのスヴェンって男には、人の心がないの!?」
声を大にして叫び、机を叩いた手をギュッと握り締めるステラ。
ステラの言う通り、スヴェンは人として最低のことをしている。というより、スヴェンがしたことはれっきとした犯罪である。
だがスヴェンはそれすらも金で揉み消し、その事件は世間に公表されることなく、それでいてスヴェンの悪評が世間に広まることもなかった。
ただ『【蒼炎の灯火】が依頼を失敗した』という偽りの情報だけが、世間に広まったのである。
「あたしはもう、奴のせいであの子たちが傷付く姿をもう見たくはなかった。だから、あたしはその件をきっかけにギルドを解散した。愛する子たちを、奴の魔の手から守るために」
今まで平静を保っていたナルメアの手が、微かに震えている。
そして、希望という光が失われていたナルメアの瞳には、怒りや憎悪による煌めきが宿っていた。
「……あたしは、ノアに感謝をしている。スヴェンの悪事を暴くために、あたしたちのギルドを助けてくれようとしたことは、今でも覚えてるよ」
「……さすがに、今も昔もスヴェンはやり過ぎだ。スヴェンは、力を持った子供なんだ。だから、俺はスヴェンに勝たないといけない。頼む、ナルメアさん。そのために、ここを譲ってほしいんだ」
「私からもお願いするわ。いつまでも、そんな悪党に好き放題させてはいけないわ……!」
きっと、ステラもナルメアの事情を知って感情移入をしてしまったのだろう。
スヴェンのせいで、ナルメアは今まで吸っていなかった煙管を吸うようになったし、前まではなかったクマもできてしまっている。
それほどまでに、ナルメアは【蒼炎の灯火】を愛していた。愛していたからこそ、ナルメアは【蒼炎の灯火】を解散したのだ。
そんなナルメアの仇を取りたい──だなんて、綺麗事を言うつもりはない。
だが、俺はナルメアを救いたかった。
自分がギルドを作ったから、愛する子たちが傷付いてしまった。そう自分を責めるナルメアを、解き放ってあげたいのである。
「……ノアたちの気持ちは分かったわ。でも、ここを譲ることはできない」
「っ、な、なら──」
「話は最後まで聞くこと。いいかい? ここを譲ったら、あたしの行き場所がなくなってしまう。だから、あたしをあなたたちの作るギルドに入れなさい。それが、ここを渡す絶対条件よ」
俺に指をさすように、紫色の煙管を突きつけてくるナルメア。
その一方で、俺はステラと顔を見合せながらも、互いに喜びの笑みを浮かべ合っていた。
「そんなの、願ったり叶ったりだ。ナルメアさんが仲間になってくれるなんて、心強い」
「ははっ、ノアのことだ。どうせまだ人員確保とかは後回しにしているんだろう? ギルド職員や給仕に関しては、このあたしに任せな。あたしの知り合いに声をかけて、集めてみせるよ」
足を組み直しながら、頼もしいことを言ってくれるナルメア。
そんなナルメアの言葉にステラは感動したようで、ステラは一度姿勢を正してから、礼儀よくナルメアに向けて頭を下げていた。
「あなた──いえ、ナルメアさんには感謝しかないわ。やっぱり、経験者という存在は非常に大きいわね」
「当然。あたしがいるからには、みっともない結果を残すのは許さないよ。絶対に、あの憎きスヴェンを超えるんだ。これからよろしく頼むよ。ギルドマスター・ノア」
灰を捨てた煙管を机の上に置き、覇気の戻った表情でこちらに右手を差し伸べてくるナルメア。
そんなナルメアと俺は強く握手を交わしながらも、晴れて俺はギルドを立ち上げるために必要となる場所を、手に入れることができたのであった──
煙管の中に入った灰を灰皿に捨てながらも、足を組み直して再度煙管に火を付けるナルメア。
かつて、彼女はA級ギルド【蒼炎の灯火】のギルドマスターをしており、それでいてあらゆる魔術を操る天才魔術師でもあった。
そんなナルメアの率いていた【蒼炎の灯火】が、ある日突然消息を絶ってしまった。
それは、今からちょうど二年前の話である。
「……かつて、あたしのギルドは冒険者界隈にその名を轟かせていた。本来、ギルドというものは数十人単位で冒険者を雇うものだ。でも、あたしはあえてそれを避けた」
僅か十名しか冒険者が所属していない【蒼炎の灯火】だが、決して人気がなかったわけではない。
むしろその人気は凄まじく、ある日ナルメアの元に数十人単位で冒険者が押しかけ、ギルドに入れてほしいと頭を下げていたところを、俺は何度か目にしている。
しかしそんな冒険者たちを、ナルメアは絶対に受け入れることはしなかった。
その冒険者たちは、決して弱いわけではなかった。むしろ、そのレベルは非常に高かったと言える。
ナルメアの元に訪れる冒険者は基本的にB級冒険者以上であり、中にはどのギルドも欲しがるようなS級冒険者の姿もあった。
だがナルメアはそんな経歴には一切目もくれず、断固として新参者の加入を拒否していたのだ。
「元研究者として、あたしは色々な経験をしたよ。成功もあれば、失敗もある。でも、研究が無駄になる時は決まって人間関係の拗れが原因なんだよ」
「人間関係の拗れ……か」
「そう。恋愛感情を抱いて実験が疎かになったり、馬が合わない奴らがいがみ合って雰囲気が悪くなったりしたせいで、実験が中断したりね」
その言葉には重みがあり、かつてナルメアが人間関係のせいでどれだけ悩まされてきたかが、これでもかと伝わってくる。
それは先ほどまでナルメアに苦言を呈していたステラも同じようで、今は真剣な面持ちでナルメアの話に耳を傾けていた。
「多分、あたしはギルドを家のように感じてたんだろうね。冒険者の子たちも、あたしにして見れば子供のようなものだった。でもある日、あたしのギルドにあいつがやった来た」
「……それが、スヴェンなんだよな」
「そう。あいつは、あろうことかあたしのギルドに所属している子たち引き抜きに来たんだ。そりゃ、全員が全員S級冒険者だからね。強者ばかりを求めるあいつには、ここが金の成る木に見えたんだろう」
スヴェンは、己の利益のためならなんだってする。その時の行動力だけは、俺が今まで見てきた人たちの中で誰よりも早い。
現に、あの【強者の楽園】に所属している冒険者たちは、大半が別の街、別の国にあるギルドで名を挙げていた者ばかりだ。
スヴェンにとって、冒険者を育成することほど無駄なことはないのである。
いくら育成に力を入れたとしても、人は生まれた段階で、成長できる限界というものが定まっている。
そのため、スヴェンは決して自分の力で冒険者を育成することはなく、他のギルドで育成が済んだ冒険者に高い金を積んで引き抜くという、なんとも最低で最悪な男なのだ。
「でも、あたしの子たちはそんな甘言には惑わされなかった。だが、それでもあいつは諦めなかった。そして、次第に奴の行動はエスカレートしていき、あたしたちのギルドは地味な嫌がらせを受けるようになった」
なぜスヴェンが、そこまで【蒼炎の灯火】に固執をしたのか。
それは、スヴェンがナルメアに追い越されるのを恐れていたからである。
二年前、スヴェンのギルドである【強者の楽園】は、僅か五年という歳月でS級ギルドへとたどりつこうとしていた。
だがそんなとき、突然現れた【蒼炎の灯火】というギルドが、スヴェンよりも遥かに早い三年という歳月で、名誉あるS級へと到達しようとしていた。
スヴェンがほしいものは、絶対的な勝利と唯一無二の称号である。
だからこそ、スヴェンは自分のギルドよりも短い歳月でS級ギルドへとたどり着こうとしている、ナルメア率いる【蒼炎の灯火】が許せなかったのだ。
「ある日、遠くの国へ遠征していたあたしの子たちが、負傷して戻ってきた。中には、片腕の肘から下をなくした者もいたね。まぁ、生きてるだけであたしからして見れば御の字なんだけどさ」
「……でもそれは、不幸中の幸いではなかった。あのスヴェンが、ナルメアさんたち【蒼炎の灯火】を妨害するべく、秘密裏に暗殺者を雇っていたんだ」
ナルメアの言葉を継ぐように、俺が世間に公表されていない事実を口にする。
すると、ついにステラは悪逆非道の限りを尽くすスヴェンに耐えられなくなったのか、苛立ちをあらわにして机をバンッ! と叩いていた。
「そんな……そんなことって、人として最低だわ……! そのスヴェンって男には、人の心がないの!?」
声を大にして叫び、机を叩いた手をギュッと握り締めるステラ。
ステラの言う通り、スヴェンは人として最低のことをしている。というより、スヴェンがしたことはれっきとした犯罪である。
だがスヴェンはそれすらも金で揉み消し、その事件は世間に公表されることなく、それでいてスヴェンの悪評が世間に広まることもなかった。
ただ『【蒼炎の灯火】が依頼を失敗した』という偽りの情報だけが、世間に広まったのである。
「あたしはもう、奴のせいであの子たちが傷付く姿をもう見たくはなかった。だから、あたしはその件をきっかけにギルドを解散した。愛する子たちを、奴の魔の手から守るために」
今まで平静を保っていたナルメアの手が、微かに震えている。
そして、希望という光が失われていたナルメアの瞳には、怒りや憎悪による煌めきが宿っていた。
「……あたしは、ノアに感謝をしている。スヴェンの悪事を暴くために、あたしたちのギルドを助けてくれようとしたことは、今でも覚えてるよ」
「……さすがに、今も昔もスヴェンはやり過ぎだ。スヴェンは、力を持った子供なんだ。だから、俺はスヴェンに勝たないといけない。頼む、ナルメアさん。そのために、ここを譲ってほしいんだ」
「私からもお願いするわ。いつまでも、そんな悪党に好き放題させてはいけないわ……!」
きっと、ステラもナルメアの事情を知って感情移入をしてしまったのだろう。
スヴェンのせいで、ナルメアは今まで吸っていなかった煙管を吸うようになったし、前まではなかったクマもできてしまっている。
それほどまでに、ナルメアは【蒼炎の灯火】を愛していた。愛していたからこそ、ナルメアは【蒼炎の灯火】を解散したのだ。
そんなナルメアの仇を取りたい──だなんて、綺麗事を言うつもりはない。
だが、俺はナルメアを救いたかった。
自分がギルドを作ったから、愛する子たちが傷付いてしまった。そう自分を責めるナルメアを、解き放ってあげたいのである。
「……ノアたちの気持ちは分かったわ。でも、ここを譲ることはできない」
「っ、な、なら──」
「話は最後まで聞くこと。いいかい? ここを譲ったら、あたしの行き場所がなくなってしまう。だから、あたしをあなたたちの作るギルドに入れなさい。それが、ここを渡す絶対条件よ」
俺に指をさすように、紫色の煙管を突きつけてくるナルメア。
その一方で、俺はステラと顔を見合せながらも、互いに喜びの笑みを浮かべ合っていた。
「そんなの、願ったり叶ったりだ。ナルメアさんが仲間になってくれるなんて、心強い」
「ははっ、ノアのことだ。どうせまだ人員確保とかは後回しにしているんだろう? ギルド職員や給仕に関しては、このあたしに任せな。あたしの知り合いに声をかけて、集めてみせるよ」
足を組み直しながら、頼もしいことを言ってくれるナルメア。
そんなナルメアの言葉にステラは感動したようで、ステラは一度姿勢を正してから、礼儀よくナルメアに向けて頭を下げていた。
「あなた──いえ、ナルメアさんには感謝しかないわ。やっぱり、経験者という存在は非常に大きいわね」
「当然。あたしがいるからには、みっともない結果を残すのは許さないよ。絶対に、あの憎きスヴェンを超えるんだ。これからよろしく頼むよ。ギルドマスター・ノア」
灰を捨てた煙管を机の上に置き、覇気の戻った表情でこちらに右手を差し伸べてくるナルメア。
そんなナルメアと俺は強く握手を交わしながらも、晴れて俺はギルドを立ち上げるために必要となる場所を、手に入れることができたのであった──
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