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元Sランクの俺、懐かしの地に到着する
しおりを挟む耳障りな悲鳴をあげながらも、なぜか自分の腕を滅多刺しするクリプタスを止めるため護衛達が駆け寄るが、その者達はクリプタスによって振り払われてしまう。
そしてクリプタスは悶え苦しみながらも、歯を噛み締めながら再びナイフを握っていたが、それはある男によって止められてしまう。
その男はクリプタスを恨んでいるはずのグレームで、大声で『馬鹿野郎!』と怒鳴りつけ、クリプタスからナイフを奪い取って遠方へ放り投げていた。
「お前っ、なぜこんな馬鹿なことをしたっ!? 儂がもう少し止めるのを遅れていたらお前は一生金槌を持つことができなくなるぞ!?」
「ぐぎぎ……し、知らん……気付いたら、体が勝手に…………」
「体が勝手に……? とりあえず、お前ら! 早くこいつを運んで帰れ! 今回の件はまた後日だ!」
そうグレームが声を荒らげると、護衛達はクリプタスを担いでグランニールの北門方面へ走り去っていく。
地面にできた痛々しい血の道を眺めつつ、黒竜姫は大きなため息を吐いて残念そうに見えなくなっていくクリプタスの背中を見つめていた。
『なんじゃ、せっかくお主のために制裁を加えたのに、自ら手を差し伸べ助けるとは。人間というのはよく分からない生き物じゃのぉ』
「お、お前さんが誰かは知らないが、もしかして今のはお前さんがやったのか……?」
『そうじゃ。今のは妾があの男を軽く操っていたのじゃ』
グレームに背を向け、そう説明する黒竜姫の元へレンが歩いていく。
そして、レンは黒竜姫の肩を掴み、声を低くして『なぜこんなことをした』と語りかける。
それに対し、黒竜姫は笑みを浮かべてレンの手を掴み、ジッと吸い込まれるような藍色の瞳でレンを見つめていた。
『妾はあの男が気に入らぬ。だから妾の魅了の魔眼を使っただけじゃ』
「そんなことはいいんだ。なぜあんなことをさせた? あそこまでやる必要はないだろ」
『……ふむ、甘いの。お主はまだまだ甘い。お主にはまだこの世の真理というものが理解出来ていないようじゃな』
「この世の……真理……?」
『そうじゃ』
黒竜姫はレンの手を離し、腕を組んでレンにこの世の真理について問いかける。
だがレンはこの世の真理というものが分からなく、そもそも考えたことすらなかったので答えられずにいた。
それに対し黒竜姫は嘲笑うようなことはなかったが、どこか呆れた様子で口を開く。
『お主らにとって、その者の工房を守り通すことが利益なのじゃろ? じゃが、それは本当に利益なのかの?』
「……なにが言いたい?」
『簡単な話じゃ。なぜ元々その者の工房なのに、奪われることが当たり前になっているのじゃ? 先ほどお主から今回の件について聞いたじゃろ? じゃが妾は公平には思えないのじゃ。なぜなら、今回の件でお主らが勝ってもあの男には不利益がないのじゃよ』
「っ、そういうことか……」
今までグレームの工房を守るに夢中だったので気が付かなかったのだが、今回の賭け事に、クリプタス側にはデメリットが存在しないのだ。
もし奪うことに失敗しても別の工房を狙うことができるし、それで失敗してもまた別の工房に行けばいいだけの話だ。
今回はグレームへの嫌がらせとレン達が竜の山で魔物にやられることを信じてアルケスを賭けの場に出したと思うのだが、レン達が動いている間クリプタスはただ3日という期限が過ぎるのを待つだけだ。
つまり特別危険な場に身を投じることはなく、賭けに成功したら目的である工房を手に入れることができ、失敗しても大したデメリットはない。
なぜこんな簡単なことに気がつけなかったのだろうと、レンは頭を抱えていた。そう、今回の件はクリプタスにメリットがあるだけで、グレーム側には微塵たりともメリットは存在せず、ただデメリットしかなかったのである。
「そうか、そういうことだったのか……」
『ふむ、理解が早いの。それだから妾はあの男が気に入らなかったのじゃ。それで、妾は妾なりに手を下したのじゃ。あぁいう輩には痛い目を見ないと分からないからの』
「だが、さすがにやりすぎだ。あんな方法じゃ根本的解決にならないだろ」
『そこが甘いのじゃよ。あの男に妾の印象を与えることによって、一生その者の工房には手が出せないようにするのが妾の目的であったのじゃ。まぁ、本音を言うのならあのまま自害してくれた方が気持ちがいいのじゃがな』
淡々と語る黒竜姫は、やはり人間の姿をしているものの、思考回路は人間とは似つかない。
それを改めて認識したレンは、自分と黒竜姫の間にある一生崩れることのない壁の存在を知る。
思考の違い、思想の違い。
それら全てが自分とは真逆に位置する黒竜姫を前に、レンは目を細めて後頭部を掻きながらグレームの顔を見る。
「これからどうなるかは分からない。だがきっとクリプタスが来ることはないだろう」
「あぁ、何日の間も儂のために力を貸してくれてありがとう。もしかしたらまたクリプタスが来るかもしれない。その時は儂が1人で撃退してみせるさ」
「でも、無理はしないでくださいね?」
「任せろ。こう見えて儂は頑固だからな。わっはっは!」
心配そうに声をかけるリルネスタであったが、そんなリルネスタをまるで実娘を見るような笑顔になったグレームは、心配はいらないと大口を開けて笑う。
そのおかげでリルネスタは笑顔になり、グレームは胸を張ってガッツポーズをとっていた。
そしてレンとリルネスタはグレームと力強く握手を交わす。
「アルケスなら任せてくれ。後日儂が運ぶからな!」
「そうか? なら任せる。俺達はこれから少し用事があるから、ここでお別れだ」
「……そうだな。2回目だが、本当にありがとう。今度儂の工房に来たら刀を作ってやる。それまで頑張らないとな!」
「それは嬉しいな。頑張ってくれよ」
「おう!」
そう言い残し、グレームはどこか寂しげな背中を向けながらも、鼻歌を歌いながらグランニールへの緩い上り坂を歩んでいく。
それを見届けたレンとリルネスタは、いつの間にか氷塊の上に移動して腰を下ろしている黒竜姫の元に向かい、用事が済んだことを告げる。
黒竜姫はそれに対しなにも言わなかったが、早く用事を済ませたいのか氷塊から下りて山の麓から離れていく。
おそらく竜の姿に戻るためには狭い場所ではなく広い場所でないとやりづらいのだろう。
なのでレンはただ無言で歩いていく黒竜姫に追いつき、
「ありがとうな」
とだけ伝えた。
さすがに無視されるだろうと立ち止まり、リルネスタを待とうとするレンであったが、そんなレンの予想とは裏腹に、黒竜姫はレンと同じように立ち止まって驚いた様子で振り向いていた。
『それは、どういう意味じゃ?』
「そのままの意味だ。やり方はどうであれ、俺達を……いや、グレームさんのことを思ってあの行動をしたんだろ? それなら、礼を言うのが当たり前だと思ってな。それに、あのクリプタスを見てスッキリしなかったといえば嘘にもなるからな」
『……お主は不思議じゃ。まさか妾の理解者になるとはの』
「理解者? いや、別に俺はお前の理解者になれない。色々と考えが違うからな。だが、理解者にはなれなくともお前の考えや行動に関して共感できる部分もあるってだけだ」
黒竜姫がグレームとクリプタスの話をしたときに怒りを顕にしたことを知っているし、自暴自棄になったクリプタスを止めるためにわざわざレンを止めて自らクリプタスを懲らしめたのも知っている。
考えや行動が人間とは似ても似つかない黒竜姫だが、なにが悪でなにが正義かの根本的な考えは人間と同じなのだ。
そうでなければ、グレームとクリプタスの話をしても無関心で終わるだろうし、きっとクリプタスに魅了の魔眼などは使わずただの傍観者になっていたはずだろう。
「黒竜姫、お前は悪い奴じゃない。むしろその対照的に位置する存在だ。でも、次からは加減してくれ。それは約束してほしい」
『善処はするつもりじゃ。しかし妾も魔物じゃからの。血を好むし、闘争を欲している。加減はするつもりじゃが、気に入らなければ加減などはせぬ』
「それくらい許容範囲だ。それに加減をするのは人間相手であって、相手が魔物なら全力で潰しにかかっても構わない。むしろ、俺は相手が魔物なら協力するつもりさ」
まさかレンがそのようなことを言うとは思わなかったのか、黒竜姫は初めてレンの言葉に口を紡ぎ、口を開けようとするが声が出ないのか途中で閉じてしまう。
理解者とはいかないものの、生まれて初めて自分のことをある程度理解してくれるレンという存在に、黒竜姫は形容し難い感情に包まれていたのだ。
『ふふっ、お主。勇者の割には意外と戦闘狂いなところがあるんじゃの』
「そうか? 俺は別に面倒なことはしたくないが、仲間のためならなんだってやるつもりなだけさ」
『なるほどの……大賢者よ、お主は運がいいの。ここまで面白い性格をしている者なんて滅多にいないからの』
「でも、レンってめんどくさいって言う割には誰よりも率先して人を助けたりするよね」
「見捨てて死んでもらっちゃ後味が悪いからな」
そうポツリと呟くレンであったが、リルネスタと黒竜姫は肩を寄せて笑い声を押し殺していた。
それに気付くレンであったが、首を突っ込むと面倒なことに巻き込まれそうな予感がしたのであえて気付かないフリをして開けた土地までやってくる。
すると黒竜姫は早速人間の姿から竜の姿へと変え、レンとリルネスタに背中に乗るよう催促する。
なのでレンは竜刻の祠のときと同じように先に黒竜姫の背中に乗り、リルネスタの手を引っ張ってから腰を下ろし、黒竜姫の背中を叩いて準備が終わったことを伝える。
「1つ聞きたいのだが、お前の用事って厄介事じゃないんだろうな?」
『なぁに、これは少なくとも妾だけでなくお主にも関係があることじゃ。まぁ、直に分かる。だからしばらくの間しっかりと捕まっているのじゃよ』
黒竜姫はそれだけ伝え、両翼を羽ばたかせて天空を舞い、一度空中で停止する。
おそらく目的地の方角を調べているのだろう。
なのでレンは黒竜姫に任せて待っていると、進行方向が決定したのか黒竜姫は西側を向き、再び両翼を羽ばたかせて雲より上を飛んでいく。
そのせいでどれくらいの速度で飛んでいるかが分からないのだが、きっと竜車などには比べものにならないくらいのスピードが出ているだろう。
それでも風圧で潰されなくて済むのは黒竜姫が《エアカット》という、風の影響をかき消す魔法を使用してくれているおかげである。
しかしそんな《エアカット》があるのにも関わらず油断すると息苦しくなってしまうので、やはり異常なスピードが出ているのだろうとレンは推測していた。
さすがにこれだけの高さでこれだけ速いとリルネスタが萎縮してしまうと思っていたレンであったが、どうやらそんなことはなく、むしろ興奮した様子でリルネスタは一面に広がる雲海を見て目をキラキラと輝かせていた。
「私、雲の上なんて初めてだよ!」
「俺もだな。少し冷えるが、いい景色だな」
吐く息が真っ白になるわけではなかったが、ひんやりとした肌寒い空気のせいで薄らと鳥肌が立っていた。
しかしおよそ30分は雲の上を飛んでいると黒竜姫はゆっくりと高度を下げていき、しばらくの間視界一面が雲の世界に包まれる。
やはりそれにリルネスタは興奮していたが、雲から下に出るとリルネスタは見たことある景色に『あれ?』と首を傾げていた。
「ここは……ルドの渓谷?」
「懐かしいな……黒竜姫、いったいどこに向かってるんだ?」
『どこって、もう到着じゃよ』
「「え?」」
あの黒竜姫が用事があると言っていたので、いったいどんな恐ろしい場所に連れていかれるのかと身構えていたレンとリルネスタであったが、到着した場所が美しい景色で有名のルドの渓谷だったのだ、声を合わせて素っ頓狂な声を上げる。
そして黒竜姫は垂直気味に降下していき、かつて尋常ではない力を見せたライオウガと戦闘を繰り広げた谷の下に黒竜姫は着地する。
『ライトニング』
すると黒竜姫はかつてリルネスタがしたように、ルドの渓谷から空に広がる雲に向かって雷魔法の《ライトニング》を放つ。
「……もしかして、ライオウガとライゴルグを呼ぶのか?」
『まぁ、そんなところじゃの』
人間の姿に戻り、手で髪をなびかせる黒竜姫は周囲に漂い始める霧を見て、隣にいるレンに聞こえないくらい小さな舌打ちをする。
すると濃い霧がレン達を包み、しばらく待つと白かった雲が灰色の雨雲に変わり果て、ゴロゴロと稲妻が走る。
そして待つこと数分。
その稲妻は巨大な雷となり、ルドの渓谷を囲う2つの山の山頂に落雷する。
空気を伝う轟音にリルネスタは耳を塞いでしゃがみこんでしまっていたが、一方のレンは動じずその光景を眺めており、黒竜姫はなぜか苛立ちを顕にして魔力を溢れさせていく。
その苛立ちはライゴルグに向けられており、ライオウガとライゴルグがレン達の目の前に降りてくると、黒竜姫とライゴルグはまるで互いを恨むように睨み合っていた。
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