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元Sランクの俺、指名依頼が届く

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 静かになった決闘場の扉を引いて開き、カウンターで談笑していたリルネスタとティエリナに再会したレンはカウンターテーブルにある椅子に座る。

 その隣にリルネスタが座り、正面にはティエリナがいるという丁度いい距離感が好きなのか、レンは気分よくしていた。

「お疲れ様です、レンさん。少し前まで心配していたのがバカみたいに思えるほどの圧勝でしたね」

「そうだねっ! ユークさんがなんかすごい剣技? を使うと分かったときはヒヤヒヤしたけど、やっぱりレンはすごいんだね!」

「まぁ、あれくらい普通だ。まず剣技をするなら下手に構えず、バレずに接近してする必要がある。それに──いや、なんでもない。ありがとうな、二人共」

 剣技や戦法について熱く語ろうとするレンであったが、それは今話すべきことではないと知り、話を切り上げる。

 きっとリルネスタとティエリナならレンの話を1から10まで聞き逃すことなく聞きそうだが、それでもレンは褒められたことに対し素直に感謝の気持ちを伝えていた。

「それにしても、レンさんって本当に強いんですね。EランクなのにBランクを倒すなんて、これはもう才能とかいう問題ではありませんね」

「うんっ、きっとレンは剣の天才なんだよ!」

 純粋な気持ちで会話する二人を見て、レンはどこかいたたまれなくなる。

 ここまで強くなったのも、努力が全てという訳ではない。少なからず才能もあるとは思うのだが、努力をしなかったらこのレベルには到達することはなかっただろう。

 だからこそ、本当はSランク並の実力なのにEランクとして話されて褒められると、むず痒くてむず痒くて仕方がないのだ。

「ま、まぁ。もう過ぎたことはいいじゃないか。さっさと忘れようぜ」

「いえいえ、これは偉業ですよ、偉業! むしろ勝利したのにそこまでサッパリしてる方が不思議ですよ」

「そうだよ! レンは素直に勝ったことを喜ばなきゃ!」

「あー……そういうものなのか?」

 一度視線を外し、レンが申し訳程度に視線を戻すと二人は動きを揃えて首を縦に振る。

 別に勝利して嬉しくないわけではないのだが、今後の展開を考えるとどうも呑気に喜んでいるわけにはいられないのである。

「これから大変ですね。きっと決闘に申し込まれたり、厄介事に巻き込まれたりしますよ」

「……はぁ、やっぱりそうだよなぁ」

「大丈夫だよ。レンがもし厄介事に巻き込まれても、私が助けてあげるから!」

「そうか? なら心強いな。ありがとう」

 何気ない発言だが、レンにとっては本当に嬉しいことであった。

 なので素直にお礼を言うと、リルネスタはどこか恥ずかしそうに笑いながら自分の頭を撫でていた。

 そんな和やかな会話を交わしていると、なにかを思い出したかのようにティエリナが手のひらに手をポンと置き、カウンターの下からなにかを探し出す。

 そして取り出したのは一枚のクエスト用紙であった。

「唐突ですが、なんとレンさんに指名依頼です」

「指名依頼?」

「ん? あれ、リルネスタは指名依頼を知らないのか?」

 レンがそう聞くと、リルネスタは無言で頷く。

「指名依頼ってのはな、簡単に言えば『この人に依頼したい』っていう人がギルドに直接やって来て、受付カウンターで名前を指名して依頼することだな」

「へぇ~、それはすごいの?」

「まぁ、滅多にないくらい珍しくて、すごいことだな。でも指名されたのはいいとして、一体誰からなんだ?」

「ふっふっふ、その言葉を待ってたんだよねぇ」

 突然後方から声が聞こえたので、レンとリルネスタは同時に後ろを振り向く。

 するとそこには気さくに笑いながら小さく手を振るカラリアの姿があった。

「やっほ~、ティエリナにレンさん。そして……えーと、リルネスタちゃんって言うんだっけ?」

「あ、はい。リルネスタっていいます」

「良かった良かった。いや~、ティエリナに聞いてたとおり可愛い子だね~。よろしく~」

「ひゃっ! よ、よろしくお願いします……」

 初対面のカラリアとどう接すればいいのか分からず、もじもじとするリルネスタであったが、その特に意味の無い行動がカラリアの心を射抜いたのか、我慢出来ないといった様子でリルネスタに飛びついていく。

 きっとカラリアにはリルネスタが小動物のように見えたのだろう。突然抱きついたと思えば、髪の毛を撫でたりして満足気な表情を浮かべていた。

「こらっ! まったく、いきなりそんなことしたらリルネスタさんがビックリするでしょ?」

「え? あ、ごめーん! ボク、可愛いものを見ると無性に撫でたくなっちゃうんだ。あ、レンさんも撫でてあげようか?」

「絶対にやめろよ」

 そう強めに言うレンであったが、それが冗談だと分かっていたのでほんの少しだけ笑顔であった。

 そんなレンの雰囲気からカラリアは安全だと汲み取ったのか、リルネスタも笑顔になってカラリアに挨拶をする。

 どんな人でも積極的に接することができる。これがリルネスタの良いところであろう。

「おい、大丈夫だと思うがリルネスタの力とか覗いてないだろうな?」

「うん、それは安心してよ。前やってしまったことは本当に反省してるんだ。だからリルネスタちゃんの力は覗いてない。神に誓ってね」

「ならいいんだがな」

 釘を刺すようにレンが疑問を投げかけると、カラリアはそれに対し大丈夫だと答える。

 なのでレンは変に疑うことなく素直に頷くと、リルネスタはなにを話してるのか分からない様子で頭の上にクエスチョンマークを浮かべていた。

「リルネスタちゃん、私は魔眼系のスキルを持っているんだよ。あんまり大きい声では言えないけど、相手の力が見える能力だね」

「あぁ、なるほど。鑑識眼ですね」

「おっ、まさか一発で当てるとは。意外に詳しいんだな」

「意外!? ねぇ、意外ってなに? 意外ってなーにー!」

 頬を膨らませ、不満げに怒るリルネスタをレンが宥めていると、話が進まないと判断したのかティエリナが二回ほど咳き込みをして場を静める。

 それにすぐ気付き、レンとリルネスタは同じタイミングでティエリナの方を向くが、呑気なカラリアは特に気にする様子もなくカウンターに肘をついて中腰体勢になっていた。

「まぁ、話を戻すとね。レンさんとリルネスタちゃんに依頼があるんだよ」

「それは俺たちじゃないといけない依頼なのか?」

「いや? 別にそんなことはないよ? でも、ボクは信用できる人の仕事しか受けないし、頼まない主義なんだよねぇ。まぁ、詳しくはクエスト用紙を見てほしいな」

「変なプライドだな。まぁ……せっかくの指名依頼だし。ティエリナ、見てもいいか?」

「はい、いいですよ」

 差し出されたクエスト用紙を受け取ると、そこにはビッシリと文字が書かれていた。

 依頼内容はここから南にある《ガロド大鉱山》から《ヴァーナライト鉱石》という名の鉱石を大量に回収し、カラリア本人に届けるものであった。

 肝心の報酬はなんと金貨5枚ととんでもない額なのだが、その分このクエストがどれだけ大変なものかレンは知っていた。

「ヴァーナライト鉱石って、ガロド大鉱山に眠るオールイーターの背中に生成される鉱石じゃねぇか」

「オ、オールイーター……?」

「あぁ、ドラゴン──というより、トカゲに近い容姿だな。ヤツは大きな口でなんでもかんでも丸呑みすることからオールイーターっていう名前が付けられたんだ。とんでもない悪食なモンスターで有名だぞ」

「へぇ、知ってるんだ。さすがレンさんだね」

「そんなことはいいんだ。問題はここじゃない」

 レンは一度クエスト用紙を畳み、隣で見たそうにしていたリルネスタに渡すと、ティエリナとカラリアに目配せする。

 その目配せの意味を理解しているのか、ティエリナとカラリアは無言で小さく頷いていた。

「うん、レンさんの思ってるとおり。オールイーターはレンさんたちEランクが相手するモンスターではない」

「確か、オールイーターはCランクでしたっけ?」

「正確にはね。でも、ボクが欲しているヴァーナライト鉱石を生成するオールイーターは、通常のオールイーターより大きな個体なんだ。ちなみに、そのオールイーターはAに近いBランク指定だね」

 それを聞き、リルネスタの体がピクッと跳ねる。
 きっと自分たちにそんな強敵を倒す依頼が来るとは思いもしなかったのだろう。

 その証拠に、オールイーターがC~Bと聞いてからリルネスタの表情が強ばっていた。まるで未知の存在に恐怖しているような、そんな感情を顕にしていた。

「ティエリナ、一応聞くが……普通ならこのクエストを受けることはできないよな?」

「はい、なら──ですね」

 そんな意味深な二人のやり取りを聞き、リルネスタは困り果てていた。

 この中で一番ギルドやクエストについて知らないのはリルネスタだ。なのでこうなってしまうのも仕方がないことだ。

 通常、クエストというものはギルドランクに応じて受けれるものや受けれないものが異なる。

 例えばCランクの冒険者にAランクモンスターを倒せるはずがないので、なにをどう足掻いてもそのクエストを受けることは出来ない。

 だが、ギルドのクエスト依頼にはほんの僅かながあるのだ。

「これはあくまで指名依頼。通常のクエストはギルドが判断して、ランクを分ける。だがこれは指名だからギルドがクエストを扱うのは御法度というわけだ」

「ですが、一応達成によるクエストランクの変動はあります。なので指名依頼というのは裏工作がある可能性があり、厳重に調べる必要があるのですが……ここは私の判断で裏工作は無いと判断します」

 裏工作というのは、簡単に言えばギルドランクを苦労せず上げることである。

 指名依頼はギルドがランク分けすることができないので、指名されればFランクなのにAランクのクエストを受けることができることが可能なのだ。

 そして、そのクエストの内容にあるモンスターは既に雇っておいた別の冒険者が討伐しており、それを依頼された側が依頼主に報告し、サインを受け取ってからギルドに提出することで一瞬でギルドランクを上げるというものだ。

 過去にそれによる不正なギルドランク上げが発覚し、大勢の冒険者を失ったという大惨事が起きたことから、全てのギルドで指名依頼が届いたら裏を調査するように指示されているのである。

 だが今回はティエリナの判断──これはあまりよろしくないことなのだが、昔からの友人として裏工作はないと判断したティエリナは、クエストをレンに提示したのだ。

「一つ、質問いいか?」

「ん? どうしたの?」

「なんでこれをわざわざ俺に指名した? 今はプライドとかはどうでもいい。ヴァーナライト鉱石が欲しいということは、推測だが鍛冶に使う道具に施すんだろ? 鍛冶師にとって、鍛治道具は命だ。それなのにEランクの俺に依頼するのは些か疑問なのだが」

 もしこのクエストをギルドに依頼した場合、きっと指定ランクはBもしくはAに指定されていただろう。

 それはこのクエストがいかに難しいかを示すものであり、それと同時にいかに危険であるかを示すものであった。

「指名してくれるのは嬉しいが、なぜEランクの俺なんだ? 信用して依頼してくれるのは分かる。だがこのレベルのクエストをレベル不相応の俺に依頼するのはどうなんだ?」

「うん、最初は渋々ギルドに依頼しようとしたよ? でも丁度レンさんが決闘をしてて気になって見て、判断したんだ。キミに指名依頼しようって」

「その根拠はなんだ? 前勝手に覗いた俺の力での判断か?」

「それはないと言えば嘘になる。でも決闘を見て決心したのは本当さ。もしレンさんがこのクエストを受けないのなら、ボクの目は価値にならないモノになるね」

 静寂が訪れ、ピリピリとした風が吹く。

 レンはカラリアを睨みつけるかのように無言で見つめ、一方のカラリアは余裕そうな表情で若干笑みを浮かべながら静かにレンの目線に応えていた。

「はぁ、分かったよ。受ける、受けてやるよ」

「っ! レ、レンさん!? 本気ですか!?」

「あぁ、男に二言はない。それにこのクエストをよく見てくれ」

 リルネスタの手から零れ落ちていたクエスト用紙を拾い上げ、ティエリナにクエスト用紙の一部分を強調させるように見せつける。

 そこには『必ず四人で向かうように。期間はいつでもいいが、延ばしすぎないように』と書かれていた。

「つまり、このクエストは俺とリルネスタだけじゃ向かえないってことだ。向かうにはあと二人は必要……そうだよな?」

「ご明察、その通りだよ。でもあと二人はもう決まってるようなものでしょ?」

「……なんか手のひらの上で転がされてるような気もするが、いいだろう。今回のクエストは受ける。ティエリナもいいだろ?」

「……そ、そうですね、ユークさんとシスティさんが同行してくれるなら安心ですしね」

 とのことで、ティエリナから許可を貰ったレンはペンを掴み、クエスト用紙にサインを書いてリルネスタに渡す。

 そしてリルネスタもレンと同じようにサインを書き、依頼は受注されたことになった。

 終始『え、みんななに話してるの……?』と言いたげな顔をしていたリルネスタだが、とりあえずレンが話を進めてくれたので『まぁ、いっか』とポジティブになっていた。

 そして早速レンはリルネスタと共にその場を後にし、ユークとシスティを探すためギルドの中を隈無く散策するのであった。
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