19 / 99
元Sランクの俺、二人で初クエストに向かう
しおりを挟む「レ~ン。まだ着かないの~?」
「もう少しだ、頑張ってくれ」
今、二人はケルアの西方面にあるだだっ広い草原を歩いていた。そこは東方面にあるラット大森林とは打って変わり、日差しを遮る木々がまったく自生していなかった。
その代わりに背の高い草がたくさん生えているのだが、先ほどから草の先が腕に擦れて痒くて痒くて仕方がなかった。
そう、今レン達はリルネスタがギルドで受けたクエストを達成するため、少し離れた《ルドの渓谷》に向かっているのだ。
ルドの渓谷は二つの山に挟まれてできた谷で、綺麗で豊かな水が流れる美しい観光場所として、ケルアでは人気がでていた。
そして今回のクエストはそんなルドの渓谷の下流付近にある小さな村の村長が依頼したもので、とある魔物を討伐してほしいとのことであった。
「それにしても、まさかリルネスタがEランクの討伐クエストを持ってくるとは思わなかったな。てっきりもっと安全な収集クエストかと」
「だって、魔物のせいで村の人たちが困ってるんでしょ? だったら助けたいよ。それに、私も綺麗な景色を見てみたいしね」
「ははっ、リルネスタらしい理由だな」
確かに今までルドの渓谷は見た方がいいと言われたことがあったが、足を運んだことはなかった。そう考えれば、今回のクエストはいい機会かもしれない。
それにティエリナの話によると、今回のクエストを達成すればFからEランクに上がるかもしれないらしい。まだ序盤も序盤だが、気合いは入るものだ。
「金があれば馬車を借りれたんだがな。だからしばらくはどのクエストも徒歩だな」
「でもこのクエストって、達成報酬が他のクエストより少しだけ多いんだよね」
「あぁ、Eランクの討伐クエストなんて受ける人はほとんどいないし、しかも場所も遠い。だから依頼側も余計に多く金を積まないと冒険者に選んでもらえないから必死なんだよ」
今回の報酬金は銀貨10枚と、Eランククエストの中ではかなり貰える方である。
だがこの報酬も、クエストが放置されると銀貨15枚になったり20枚になったりと上がっていくこともある。クエストを依頼する方も必死なので、これは案外普通のことであった。
しかし中にはあえてクエストを放置し、報酬が増えるのを待つという輩も少なくはない。なので緊急事態の場合は、相場よりも十倍以上払う依頼主も案外多かったりするのである。
「ねぇ~、あとどれくらい歩くの?」
「そうだな……ざっと三時間くらいだろ。だから今日中に帰るのは不可能だと思ってくれ」
「な、長いけど……仕方ないね。ちなみに、どこで寝泊まりするの?」
「そこは俺に任せてくれ。なんとか村の人にお願いしてみる。帰りは明日の早朝だ。寝坊するなよ?」
「うん! 分かった!」
元気よく返事をするリルネスタを見て頷きつつ、レンは空を仰ぎ見る。その空は太陽がほとんど隠れており、空一面が曇天に覆われていた。
それに風の温度や流れが不規則なので、なんだか気持ちが悪い。もしかしたらなにかが起きる前触れかもしれないと、レンは空を睨んでいた。
「レン、どうしたの? そんな怖い顔して……なにかあった?」
「……いいや、なんでもない。ちょっと変な天気だなって思っただけだ」
きっと、なにも起きないだろう。と心の中では思いつつも、やはり心のどこかでは気持ちの悪い天気を疑っている自分がいる。
過去にも同じような天気は何度かあった。そして、そのときに厄介事に巻き込まれる可能性は約六割ほどである。
ほとんどが大雨や台風、もしくは対象外の魔物の乱入などであったが、どちらも人間にとっては驚異そのものであった。
だが、だからといって止まっていたらいつまで経っても進むことができない。
なのでレンは大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出した後、目的のルドの渓谷までペースを落とさずリルネスタと共に歩みを進めた。
───────────
あれから時が流れ、およそ2時間と30分後。
レンの予想よりも30分ほど早くクエストを依頼した村長のいる《ルド》という名の小さな村に辿り着いた二人は、早速村の中に入ることにする。
村の中に入るといっても、巨大な壁があるわけではなく小さな魔物避けの柵が立てられてるだけだ。そんな柵の外で中の様子を伺っていると、それを見つけた村の人が快く柵を開けてくれた。
「もしかして、ルドの渓谷を観光するために来たのか?」
「いや、観光目的ではなく、このクエストを果たすために来たんだが……」
レンがポーチの中からティエリナに複製してもらったクエスト用紙を取り出し、柵を開けてくれた人に見せると、大慌てで村の奥へ走っていってしまった。
あまりの慌てっぷりにその場で立ち尽くしていたレンとリルネスタであったが、待つこと数分。村の奥から先ほど走っていってしまった男の人と、立派な髭を生やしたおじいさんが息を切らして戻ってきた。
「も、もしかして、ギルドの人ですかっ!?」
「あ、はい。そのとおりです。えーと、このクエストを依頼したのはあなたですか?」
「どれどれ……そ、そうです! ワシがルドの村長であるランバと申します!」
ランバが右手を差し出してきたので、レンも右手を差し出して握手を交わす。そしてそのランバはレンとリルネスタを連れ、村の中で一際大きい家へと案内した。
そこはどうやらランバの家らしく、中に入ると心地よい木の香りが全身を包んできた。リルネスタはその香りが好きらしく、どこか嬉しそうに家の中を見渡していた。
そんなリルネスタの頭を優しく叩きつつ、レンは案内された来客室へと向かい、用意された椅子に座って話を聞くことにした。
「まず、今回の件について、引き受けてくださりありがとうございます」
「それは、リルネスタに言ってください。リルネスタがこのクエストを見つけてきたんです」
「そうですか。リルネスタさん、ありがとうございます」
このようなやり取りは極めて普通なのだが、リルネスタは初めての経験なので焦っているのか、噛み噛みになりながらもなんとか応えていた。
それにリルネスタは年上の人に頭を下げられることが慣れてないのか、居心地悪そうにソワソワとしていた。
「それで、今回のクエストはEランクの《バットダイバー》を倒すという内容だが、具体的な数はありますか?」
「そうですね……この時期はバットダイバーの子供が大人になる時期なんです。なので渓谷にはかなりの量のバットダイバーがいて……あまり人は襲わないのですが、飛び慣れていない個体も多いので、ある程度で大丈夫です」
「なるほど。リルネスタ、ちゃんと聞いてたか?」
「……う、うん。聞いてたよ」
なんだかリルネスタが少し上の空なのが気になるところだが、なにか気になる点でもあったのだろうか。
しかし今回のクエストはちゃんとした理由での依頼だ。どこもおかしなところはないはずである。それでもなぜかリルネスタはなにか複雑そうな表情を浮かべていた。
「それで、一つ頼みがあって」
「た、頼みですか……?」
「はい。あ、身構えなくてもいいですよ。別に高価なものを要求するわけではないですから。もしよろしければ、寝床を借りたいなと」
「なるほど、寝床ですか。そうですね……なら、ここの部屋を使ってください。今は居ませんが、家内にお願いして布団を敷いてもらいますから」
「なら、遠慮なく使わせてもらいます。ありがとうございます」
レンはランバとの交渉を終え、再び固く握手を交わす。そのとき横目でリルネスタを見たが、やはりなにか悩み事があるのか少しばかり下を俯いていた。
気になるが、ここで聞いてもランバが目の前にいるので話しづらいかもしれない。なのでレンはランバからクエスト用紙を預かり、リルネスタを連れて部屋の外に出ることにした。
「なぁ、さっきからどうしたんだ?」
「え、えっ? 別になにも……」
「嘘をつくな。明らかに落ち込んでるじゃないか。もしかして今になって怖くなってきたか?」
「ううん、違う。そうじゃなくて……」
いくらリルネスタに質問しても煮え切らない返答しか返ってこず、謎は深まるばかり。
だが絶対に話したくないという様子でもないので、言うか言わないべきか葛藤でもしているのだろう。
そんなリルネスタは決心したのか、レンの服を掴んで口を開いた。
「冒険者がこんなこと思っちゃダメだと思うんだけど……なんだか、可哀想だなって……」
「可哀想? それは、バットダイバーのことか?」
「うん。だってせっかく生まれて大人になったのに、飛び慣れてないってだけで危ないから殺されちゃうんでしょ? そう考えると、なんだか胸が痛くなって……」
「……なるほどな」
リルネスタの考えは分からなくもなかった。なぜなら、そう思ってしまうのは当たり前。むしろ、人間なら当然と言ってもいいくらいのことであったのだ。
レンもまだ駆け出し冒険者のころ、リルネスタと同じことを悩んだことがあった。そのときのクエスト内容は、街道にいる魔物を倒すというものだった。
しかしその魔物に害はなく、ただ群れを成してそこで休憩してるだけ。それなのになんで倒さないといけないのかと、レンは夜遅くまで悩み耽ったことがあった。
「レンは平気なの? 可哀想だとは思わないの?」
「思わないと言ったら嘘になる。だが、いちいちそんなことで悩んでたら先へ進めないぞ」
「……でも、でもっ」
「いいか? 人間として、その気持ちは絶対に忘れてはいけないものだ。だが、もしここで俺達がやめて帰ったらどうなる。知らない人達が犠牲になるかもしれないんだぞ」
少し可哀想だが、レンはリルネスタの意見を尊重することなくあくまで一人の冒険者として話を続ける。
そのせいでリルネスタは少し涙を浮かべていたが、指で涙を拭き取って手をグッと握りしめていた。
「そうだよね……これが冒険者の仕事だもんね、困ってる人を助けないといけないもんね……ごめんね、変なこと言って」
「いや、変なことじゃない。むしろそれが普通だ。だから気にすることはないし、無理することはない」
「ありがとう……レンは優しいんだね」
「……別に、これくらい普通だ」
今までこのような気持ちを抱いて冒険者を辞めてきた人を何人も見てきたレンにとって、今の心境は複雑なものであった。
だが、きっとリルネスタなら大丈夫だろう。そんな確証のない根拠だが、レンはリルネスタを信じていた。
「じゃあ、行くか?」
「うんっ、ちゃんと頑張るから安心して!」
「おう、任せるからな」
まだリルネスタの笑顔はぎこちないものであったが、レンはホッと一安心していた。
そしてそのままの足取りでレン達はランバの家を出る。すると外には村の人たちが集まっており、皆レン達に激励の言葉を掛けていた。
そのおかげでリルネスタは自分の責任に気付いたのか、下唇を噛んでレンの顔を見る。
そして互いに顔を合わせて小さく頷き、二人は目的地であるルドの渓谷へと立ち向かっていった。
0
お気に入りに追加
3,788
あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる