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元Sランクの俺、ティエリナに恐怖する?

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 リルネスタと共にギルドへ戻ったレンは、早速クエストの報告をするためティエリナのいるガラッと空いたカウンターへと足を運ばせようとする。

 だがその道中、なにやらギルドの奥から自分の名前が聞こえたので、レンはリルネスタを引き連れてカウンターではなくギルドの奥へ赴く。

 するとそこにはギルドマスターであるルーセフが大勢の冒険者に囲まれてなにやら口論をしていた。

 口論と言っても、一方的に冒険者達が声を荒らげるだけで、ルーセフは汗を一つ流すことなく投げかけられた問いについてしっかりと答えている様子だった。

 だがあまりにも遠すぎて内容が分からない。なのでレンが声がギリギリ聞こえる範囲まで近付くと、どうやらその口論の内容はレンとティエリナのことであった。

「なぁ、ギルドマスター! なんであんなどこの馬の骨だか分からないガキにティエリナさんを専属受付嬢にしたんだ!?」

「だからガキじゃなくてレンくんだと言っているだろう。それにキミらはティエリナのカウンターを使ってないじゃないか。だったら、親しげに話しかけてたレンくんの専属にした方がいいと思うのだが」

「だとしてもギルドに来て初日はおかしいだろ!?」

 と、このように耳が痛い口論が聞こえてくるわけで。

 先程から胃がキリキリして気持ち悪い。隣のリルネスタもよく分かってない様子だし、ここはいち早く逃げ出した方がよさそうだ。

 そう決心したレンが踵を返そうとすると、タイミングが合わなかったのかリルネスタとぶつかってしまった。

 そのせいでリルネスタは「きゃっ!」と可愛らしい声を出して尻餅をついてしまう。なのでレンが一言謝罪をして手を伸ばすと、素直にリルネスタは手を取ってくれた。

 そこまではよかった。だがここからが大問題であったのだ。

「お、レンくんじゃないか! クエストは無事達成できたか~い?」

「あ? レン……? ってあいつの事か?」

「多分そうだな、ここらじゃ見ねぇ顔だし。ていうかあいつ、女と手を繋いでるぞ!」

 こんの野郎! とルーセフに怒鳴りたい衝動をグッと抑え込み、瞬時に社交用の笑顔を作って一礼する。

 その様子にルーセフは静かに頷いていて満足気だったが、その周りにいる冒険者達の視線が敵意剥き出しでレンのことを睨みつけていた。

「レンくん! ちょっとこっちに来るんだ! 一緒に話そうじゃないか!」

「あ、はい。今行きます」

 本音を言うと行きたくない。というより、さっき自分のことについて口論してたのになぜその張本人である自分を呼び込むのか、理解できなかった。

 そんなルーセフにため息を吐きつつも、レンはリルネスタを連れてルーセフの元へ向かう。そしてその道中で。

「リルネスタ、面倒事になるから俺に話を合わせてくれないか?」

「え……う、うん。難しいけど頑張ってみる」

 とりあえずリルネスタが余計なことを言わなければ変な事態にはならないので、遠回しで「余計なことは言うな」と忠告しておく。

 その意図を汲み取ったのかは不明だが、リルネスタは真剣な眼差しで頷いていた。

「紹介する。この青年はレンくん。ワシが見込んだ新入りだ! 仲良くしてやってくれ」

「よろしくお願いします」

 とりあえず悪印象は与えたくないため、レンは深々と頭を下げてお辞儀する。それを見ていたリルネスタもレンを真似て少し遅れつつも後ろでお辞儀していた。

 だが敵意剥き出しの視線が無くなるはずがない。そもそもこの程度で好印象を与えられるほど、人間関係にできたいざこざを無くすのは容易ではない。

 それにむしろレンのように下手に出ることで調子に乗り、付け上がってくる輩もいる。それがなにより面倒な相手であった。

「やっぱ俺にはこのガキがティエリナさんを専属受付嬢にできるほどの価値があるとは思えねぇ! ギルドマスター! なんとか考え直してくれよ!」

「とは言ってもねぇ……正直なところ、レンくんはキミ達より強いと思うぞ?」

「は……? このガキが、俺たちより……?」

 ルーセフの言葉にカチンと来たのか、明らかに名も知らぬ厳つい冒険者達は額に青筋を浮かべて怒りを顕にしていた。

 レンもルーセフを横目見て「余計なことを言わないでくれ」と内心思いつつも、ポーカーフェイスを保ってできる限り目を合わせないように壁の木目に視線を向けていた。

「だったら! 俺が……いや、俺達がこのガキと戦って──」

「レンさーん! あ、ここにいたんですか。もう、あまり待たせないでください!」

「「ティ、ティエリナさん!?」」

 ルーセフを囲っていた中で一番腕が立ちそうな男がレンに決闘を申し込もうとした瞬間、カウンターの方から一人の女性が走ってくる。

 その女性の名はティエリナ。普段カウンターから出てくることない彼女だったが、帰ってきたレンが中々カウンターに来ないので、出迎えに来たようだ。

 まさかティエリナがやって来るとは思いもしなかったのだろう。その場にいるルーセフとレン以外の冒険者は声を揃えて驚愕していた。

 だがティエリナが来てくれたおかげで決闘が申し込まれずに終わったので、レンは内心ホッとしていた。

「あれ、ギルドマスターに皆さんまで。どうしたんですか? なにか問題でも起きましたか?」

「いえ、特になにも。すぐに行くから、ティエリナさんは戻ってて大丈夫です」

「……? そうですか、なら私はカウンターで待ってますので、早めにお願いしますね!」

 ティエリナがやって来てからものの数秒程度であったが、屈強な冒険者達は辟易した様子であった。

 まさに嵐のようにやって来て、嵐のように去るという言葉が今の状況に最も当てはまる言葉だろう。

「ということで、自分はティエリナさんのところに行きますね」

「うむ、それがいい。ところで、少し気になることがあるのだが……」

「はい、なんでしょう」

「その子はレンくんの知り合いかな?」

 やはり来たかとレンはリルネスタとアイコンタクトをとって小さく頷く。ここからはアドリブだ。一つのミスで今後の未来が大きく変わってしまうターニングポイントでもある。

「彼女はリルネスタと言います。どうやら一人で旅をしてたらしく、クエストを達成した道中で出会いました」

「よ、よろしくお願いします」

「ふむふむ、なるほど。いやぁ、実に素敵な女の子と出会ったじゃないか」

 少し事実と違いはあれど、嘘は言ってない。
 それにリルネスタも挨拶をするだけで余計なことを言っていないため、疑われている様子もない。

 このまま順調に事が運べばいいのだが、相手はルーセフだ。一筋縄ではいかないだろう。

「それで、リルネスタくん。キミはこのギルドに所属するのかね?」

「えーと、はい。そうですね……?」

 まさかこんな質問が来るとは思っていなかったのだろう。リルネスタは困惑した様子で質問に答えつつも、レンに視線を送って助けを求めていた。

 なのですぐさまレンが間に入ってリルネスタの意見を尊重すると、ルーセフは腕を組んでなにやら考え事をし始めた。

「ということは、リルネスタくんはレンくんのパーティに入る。ということでいいのかな?」

「まぁ、はい。そうなりますね」

「ならリルネスタくんもティエリナのカウンターを使うといい。なぁに、確かにティエリナはレンくんの専属だが、同じパーティメンバーくらいはいいだろう」

 ルーセフがそう答えると、周囲にいる冒険者達の視線がレンに集まる。

 その視線から察するに「俺もこいつのパーティに入ればティエリナさんと話せる!」だと思うが、レンはその男達を仲間に入れる気はさらさらなかった。

 その理由としてまだ互いのことをよく知らないということもあるが、なにより信頼できなかった。パーティというのはお互いに命を預けあって冒険する集団である。

 少なくとも、レンは彼らに命を預けたいとは微塵も感じなかったのだ。

「すまないね、足止めをしてしまって」

「え……あ、はい。全然大丈夫です」

 まさかこんなにあっさりと話が終わるとは思ってもみなかったのか、レンはつい素っ頓狂な声を出してしまう。

 だが終わってしまったなら、また変なことを聞かれる前に立ち去った方がいい。なのでレンはリルネスタをティエリナの元へ行かせるように目で催促し、一足先にこの場から離脱させる。

 そしてその後を付いていくように立ち去ろうとすると、後ろからルーセフに肩を掴まれてしまった。

「あぁ見えて、ティエリナは結構嫉妬深いからな」

「え、嫉妬深い? それはどういうことですか?」

 レンがオウム返しをして聞き返すが、ルーセフは答えてくれず笑いながら上へ上がる階段に向かってしまった。

 どういうことか分からないレンはその場で数秒立ち尽くしつつも、ハッと我を取り戻してティエリナの元へ向かう。

 するとそこには眩しい笑顔でカウンターに佇むティエリナの姿があった。

「レンさん! お疲れさまですっ! 怪我はありませんでしたか?」

「あぁ、あれくらい怪我を負うほどじゃないからな。で、これがイーテルウルフの耳と角だ。これで大丈夫だよな?」

「そうですね……はい! これだけ状態が良ければ討伐した証に十分なります。それで、こちらがクエスト達成報酬です」

 レンがイーテルウルフの素材を手渡しすると、今度はティエリナがレンにクエストの達成報酬を手渡しする。

 それは銀貨が3枚であった。

 銀貨とは銅貨よりも価値が100倍の貨幣で、3枚あれば普通の宿で6日は過ごせる程度の価値であった。

 Sランクパーティにいたころは銀貨の上である金貨よりも高価な白金貨を何枚も所持していた。

 なのでレンにとって銀貨3枚というのはかなり少ないものであったが、白金貨を稼いだときよりもかなり達成感を得ていた。

 そしてレンが受け取った銀貨を腰にぶら下げたポーチの中にある小袋に入れようとするが、いつまで経ってもティエリナが腕を離してくれない。

 だがその理由はすぐに分かった。
 そう、ティエリナはレンの右腕に巻かれた包帯を不思議そうに眺めていたのだ。

「レンさん、これって……?」

「あ、あー……その、それは……ちょっと魔物に腕をやられちゃいまして」

「え、でもさっき『怪我を負うほどじゃない』って……」

 しまった、完全に自分で墓穴を掘ってしまった。

 どうにか誤魔化そうにも、ここで慌てふためくと逆に怪しまれてしまう。だからといっていつまで経っても黙り込んでいるとそれはそれで怪しまれてしまうだろう。

 しかしどう答えればいいか分からない。そうしてレンが悩みながら困惑していると、後ろで待機していたリルネスタがこの状況を打開してくれた。

「レ、レンは誰にも心配かけたくないから隠したいって言ってたんです! だから本当は怪我してるけど、見栄を張ってただけです!」

「そ、そうなんですか……?」

 少し腑に落ちないフォローだが、今回は自分のミスなので否定することなく妥協する。

 そのおかげでティエリナの疑問は晴れたようだが、まだどうにも気にかけていることがあるような顔をしていた。

「なら一安心ですね。ですが、次からは気を付けてくださいね?」

「そうだな、次からはもっと慎重に行動することを心掛けるよ」

「そうですね、それがいいです。ちなみに、そちらの方は冒険者に登録しているのですか? していないのでしたら、すぐに登録できますが」

「そうだな……じゃあお願いしようかな。リルネスタもいいよな?」

 念のためレンがリルネスタに確認を取るが、リルネスタは冒険者に登録する気満々なのか、目を輝かせて首を縦に何回も振っていた。確か親が冒険者だったらしいので、冒険者に憧れているのだろ。

 そして確認を取り終えたレンがティエリナにお願いすると、ティエリナは隣のカウンターにいる受付嬢の元へ向かい、リルネスタをそこへ誘導していた。

 どうして前のようにティエリナが直々に登録してあげないのだろうと疑問を抱いていると、ティエリナはカウンターから出てレンの隣に笑顔でやって来た。

 だがその笑顔は少し怖いものであった。どこが怖いと答えるなら、顔は笑ってるけど目は笑っていないような感じである。

「リルネスタさんには、レンさんではなくって呼ばせてるんですね?」

「っ! ティ、ティエリナさん……?」

 突然耳元で囁かれ、レンは驚きのあまりティエリナから一歩離れてしまった。

 それは恥ずかしいという理由で遠ざかったのではない。なら、なぜ遠ざかったのか。

「まぁ、私はこのままでいいですけどねっ。あくまで、今は」

「そ、そうですか」

 なにやら意味深なことを言い残したと思えば、ティエリナは笑顔のまま自分のカウンターへと戻っていく。

 あのときレンが感じたもの。それはあまりにも重すぎる嫉妬のようなものであった。

 そしてレンはついさっきルーセフに言われたことの意味を知る。

「まさか、俺って結構危ないんじゃないか……?」

 恐怖のあまり、声が震えてしまっていた。

 だがさすがにあのティエリナさんにかぎってそれはないだろうとレンは現実逃避をし、カウンターに戻ったティエリナの様子を伺う。

「レンさん? どうかしましたか?」

「……いや、なんでもないです。気にしないでください」

 やはり気のせいだったようだ。

 ということは、先程感じた殺意はティエリナに好意を持っている者から放たれたものに違いないと、レンは心の中でホッと一息ついていた。

 だがレンはまだ知らなかった。
 綺麗な薔薇には棘があるということを──
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