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第六章 エルフ王国編
第247話 三代目の将器
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ファラチオを駆って、戦場に駆けつける。
そこには、凄惨な光景が広がっていた。
「や、やめてくれええ!!」
「グラァ!」
エルフ兵達がオークに蹂躙されている。
数では勝っていたはずなのに。
「ぐはっ!」「いやあああっ!」
阿鼻叫喚。
戦意の消失したエルフたちがオークどもに惨殺されていく。
もはや戦と呼べる状況ではなかった。
エルフの流した血が大地を染めていく。
「や、やめて……食べないで……」
一人の女エルフがオークに生きながらに食われていた。
美しい女エルフの肩に醜いオークが齧りついている。
金髪碧眼のエルフだった。
涙を流して、整った顔を絶望に歪める女エルフ。
彼女はまるで……。
「くそが」
まるで、俺の愛する女のようだった。
「ブヒイッ!!」
気づいたときには、オークを殴っていた。
ファラチオから飛び降りて。
オークの豚頭がスイカのように弾け飛ぶ。
宙に投げ出された女エルフを抱きとめた。
「……ありがとう」
そう言い残して、彼女は死んだ。
彼女の体はもうほとんど残っていなかった。
ルーナに似たその顔は、血の気が失せて、涙に濡れていて。
だけれども、ホッとした顔をしていた。
刹那、プチンと何かが切れた。
「この豚どもがあっ!!!!」
ラグニードを抜剣。
魔力を込めて、思い切り振るう。
「グガッ」「ブヒッ」「グルッ」
周囲にいたオークどもの上半身が吹き飛んだ。
豚どもの血が、雨のように降り注ぐ。
「……すごい。3体のオークを一瞬で」
オークに襲われていたエルフ兵がそんな呟きを漏らす。
エルフ兵が身に纏う黄金鎧は所々ひしゃげ、満身創痍だった。
「早く逃げろ」
エルフ兵にそう言い残して、黒曜石の大剣を生成する。
そしてラグニードで近くにいたオークを真っ二つにした。
「あ、ありがとうございます、三代目!」
エルフ兵の声を背中で聞きながらオークどもに立ち向かう。
そんな俺に、オークたちは反応した。
エルフたちを襲っていた手を止めて、俺に怯えた目を向ける。
『称号:鬼殺しの効果が発動しました。』
そんなログが流れた。
以前オーガを討った時に得た称号だ。
どんな効果かはわからないが、怯えたオーク共を見えるとなんとなく予想できる。
だが。
「今更ビビってもおせえんだよ」
右手にラグニード。左手に黒曜石の大剣。
俺が振りかぶった二本の剣は、オーク共には2つに生えた悪魔の角に見えたことであろう。
「ブ、ブヒイイ!」
醜い悲鳴を上げるオークに黒曜石の大剣を突き刺す。
逃げようとした別のオークを背中からラグニードで両断する。
「グアア……」
地面をのたうち回るオークの頭部を、足鎧で踏み潰した。
「さんざん調子に乗りがやって」
《火形成発動》。
ぽっぽっと小さな火の玉が空中に出現する。
その数、数十個。
軽く頭痛を覚えながらも、すべての火の玉を制御してオーク共にぶつけた。
瞬間。
周囲にオークの焼死体が数十体出来上がる。
襲われていたエルフたちが呆然と俺を見つめた。
オーク共の数は多い。
丘の上から見渡した感じだと5万はいる。
既に百以上は屠ったが。
「くそ……」
小さく悪態をついてしまう。
敵の数が多すぎる。
こうしている間にもエルフたちが次々に殺されていた。
手が足りない。
「あ、主!! どうしよう!? わ、我はどうしたらいい!?」
焦った感じのフェルちゃんがパタパタと飛んでくる。
相変わらず小物である。
「オークどもを殲滅しろ。エルフに当てないようにオークだけを狙ったビーム吐けるか?」
「ええ!? さっき主がやってたみたいなの? む、無理だ! 我にはあんな器用なことできない……この場にいる全員皆殺しとかならできるけど……」
しょぼんと項垂れるフェルちゃん。
だろうな。
全く使えないトカゲである。
「だったら近接攻撃でオークを殺せ! エルフたちを一人でも多く救え!」
「わ、わかった! えーいっ!!」
慌てて頷いたフェルちゃんが近くのオークをぶん殴った。
肉片となって空中に消えていくオーク。
明らかにオーバーキルだが、まあいいだろう。
くそ。
なんかイライラする。
エルフたちがやられているのがこんなに来るとは思わなかった。
ルーナを思い浮かべてしまって、胃がねじ切れそうになる。
「ブヒイイッ」
俺は焦りを覚えながら、オークどもを斬り伏せていった。
刹那。
背後に感じる殺気。
くそ、一体討ち漏らしたか。
手負いのオークが、俺に棍棒を振りかぶっていた。
死角から。
「あぶないっ!!」
飛び出してきたエルフがオークを切り捨てる。
いい腕だった。
後ろ回し蹴りを放とうとしたので、危なくもなかったが。
助かった。
まだ戦意の消失していないエルフもいたらしい。
「背中は私に任せろ!」
そんな頼もしい事を言ったのは、インナーを身に着けただけのクッコロさんだった。
ってお前かよ。
ついさっきまでファラチオに弄ばれていたとは思えないほどの凛々しさで、剣を構えている。
長い金髪に青い瞳のエルフ美女。
「はっ!」
クッコロさんは見事な剣筋でオークを屠っていた。
美人だし、強いんだけど。
なんか無駄である。
「これでも一応、あなたの側付き騎士だからな」
クッコロさんは頼もしくそう言ってくれるのだが。
「お、おう」
触手が好きなエッチなお姉さんにしか見えなかった。
「え、えーい!!」「せいっ」「GRUUUU!」
フェルちゃんとクッコロさんと、あとついでにファラチオと。
オーク共を殲滅していく。
ファラチオは自主的にオーク共に襲いかかっていた。
二本の触手と、鋭い牙でオークたちを惨殺していく。
あれ、もう馬じゃねえなと思った。
とはいえ、オークの殲滅速度は上がった。
俺の周囲にはオークの死体がうず高く積まれている。
数百は斬ったはずだ。
それでもオーク共はまだウヨウヨと湧いて出るのだが。
「三代目、もう少しお踏ん張りください。今、後方で陣を立て直しておりますので!!」
「おう」
オーク共を斬り伏せながら、背中で聞く。
助けたエルフたちが体制を立て直しつつあるらしい。
周囲からは、もうエルフの悲鳴は聞こえてこなかった。
この戦はなんとかなるかもしれない。
そう胸を撫で下ろした時だった。
「細雪!!!」
そんなアナスタシアさんの声が聞こえた。
かなり遠くで。
ついで物凄い閃光が戦場を包む。
カーチャンそっちにいたのかよ。
慌ててファラチオの手綱を手繰り寄せて、跨る。
「ここは頼んだ!」
「え、え!? 三代目!?」
戸惑うクッコロさんにそう言い残す。
「主、我は!?」
「お前もここに残れ! エルフを助けろ!」
「わ、わかった!」
フェルちゃんを残しとけば大丈夫だろう。
そして俺はカーチャンのもとに向かうのだった。
コウが駆け去る背中をエルフたちが見つめていた。
「たったお一人で戦線を立て直してしまわれた……」
「あれがエリシフォン家三代目……」
「なんという将器。エリシフォン家は安泰だ……」
「かっこいい……抱いてほしい……」
エルフたちは熱い眼差しでコウを見送ったのだった。
そこには、凄惨な光景が広がっていた。
「や、やめてくれええ!!」
「グラァ!」
エルフ兵達がオークに蹂躙されている。
数では勝っていたはずなのに。
「ぐはっ!」「いやあああっ!」
阿鼻叫喚。
戦意の消失したエルフたちがオークどもに惨殺されていく。
もはや戦と呼べる状況ではなかった。
エルフの流した血が大地を染めていく。
「や、やめて……食べないで……」
一人の女エルフがオークに生きながらに食われていた。
美しい女エルフの肩に醜いオークが齧りついている。
金髪碧眼のエルフだった。
涙を流して、整った顔を絶望に歪める女エルフ。
彼女はまるで……。
「くそが」
まるで、俺の愛する女のようだった。
「ブヒイッ!!」
気づいたときには、オークを殴っていた。
ファラチオから飛び降りて。
オークの豚頭がスイカのように弾け飛ぶ。
宙に投げ出された女エルフを抱きとめた。
「……ありがとう」
そう言い残して、彼女は死んだ。
彼女の体はもうほとんど残っていなかった。
ルーナに似たその顔は、血の気が失せて、涙に濡れていて。
だけれども、ホッとした顔をしていた。
刹那、プチンと何かが切れた。
「この豚どもがあっ!!!!」
ラグニードを抜剣。
魔力を込めて、思い切り振るう。
「グガッ」「ブヒッ」「グルッ」
周囲にいたオークどもの上半身が吹き飛んだ。
豚どもの血が、雨のように降り注ぐ。
「……すごい。3体のオークを一瞬で」
オークに襲われていたエルフ兵がそんな呟きを漏らす。
エルフ兵が身に纏う黄金鎧は所々ひしゃげ、満身創痍だった。
「早く逃げろ」
エルフ兵にそう言い残して、黒曜石の大剣を生成する。
そしてラグニードで近くにいたオークを真っ二つにした。
「あ、ありがとうございます、三代目!」
エルフ兵の声を背中で聞きながらオークどもに立ち向かう。
そんな俺に、オークたちは反応した。
エルフたちを襲っていた手を止めて、俺に怯えた目を向ける。
『称号:鬼殺しの効果が発動しました。』
そんなログが流れた。
以前オーガを討った時に得た称号だ。
どんな効果かはわからないが、怯えたオーク共を見えるとなんとなく予想できる。
だが。
「今更ビビってもおせえんだよ」
右手にラグニード。左手に黒曜石の大剣。
俺が振りかぶった二本の剣は、オーク共には2つに生えた悪魔の角に見えたことであろう。
「ブ、ブヒイイ!」
醜い悲鳴を上げるオークに黒曜石の大剣を突き刺す。
逃げようとした別のオークを背中からラグニードで両断する。
「グアア……」
地面をのたうち回るオークの頭部を、足鎧で踏み潰した。
「さんざん調子に乗りがやって」
《火形成発動》。
ぽっぽっと小さな火の玉が空中に出現する。
その数、数十個。
軽く頭痛を覚えながらも、すべての火の玉を制御してオーク共にぶつけた。
瞬間。
周囲にオークの焼死体が数十体出来上がる。
襲われていたエルフたちが呆然と俺を見つめた。
オーク共の数は多い。
丘の上から見渡した感じだと5万はいる。
既に百以上は屠ったが。
「くそ……」
小さく悪態をついてしまう。
敵の数が多すぎる。
こうしている間にもエルフたちが次々に殺されていた。
手が足りない。
「あ、主!! どうしよう!? わ、我はどうしたらいい!?」
焦った感じのフェルちゃんがパタパタと飛んでくる。
相変わらず小物である。
「オークどもを殲滅しろ。エルフに当てないようにオークだけを狙ったビーム吐けるか?」
「ええ!? さっき主がやってたみたいなの? む、無理だ! 我にはあんな器用なことできない……この場にいる全員皆殺しとかならできるけど……」
しょぼんと項垂れるフェルちゃん。
だろうな。
全く使えないトカゲである。
「だったら近接攻撃でオークを殺せ! エルフたちを一人でも多く救え!」
「わ、わかった! えーいっ!!」
慌てて頷いたフェルちゃんが近くのオークをぶん殴った。
肉片となって空中に消えていくオーク。
明らかにオーバーキルだが、まあいいだろう。
くそ。
なんかイライラする。
エルフたちがやられているのがこんなに来るとは思わなかった。
ルーナを思い浮かべてしまって、胃がねじ切れそうになる。
「ブヒイイッ」
俺は焦りを覚えながら、オークどもを斬り伏せていった。
刹那。
背後に感じる殺気。
くそ、一体討ち漏らしたか。
手負いのオークが、俺に棍棒を振りかぶっていた。
死角から。
「あぶないっ!!」
飛び出してきたエルフがオークを切り捨てる。
いい腕だった。
後ろ回し蹴りを放とうとしたので、危なくもなかったが。
助かった。
まだ戦意の消失していないエルフもいたらしい。
「背中は私に任せろ!」
そんな頼もしい事を言ったのは、インナーを身に着けただけのクッコロさんだった。
ってお前かよ。
ついさっきまでファラチオに弄ばれていたとは思えないほどの凛々しさで、剣を構えている。
長い金髪に青い瞳のエルフ美女。
「はっ!」
クッコロさんは見事な剣筋でオークを屠っていた。
美人だし、強いんだけど。
なんか無駄である。
「これでも一応、あなたの側付き騎士だからな」
クッコロさんは頼もしくそう言ってくれるのだが。
「お、おう」
触手が好きなエッチなお姉さんにしか見えなかった。
「え、えーい!!」「せいっ」「GRUUUU!」
フェルちゃんとクッコロさんと、あとついでにファラチオと。
オーク共を殲滅していく。
ファラチオは自主的にオーク共に襲いかかっていた。
二本の触手と、鋭い牙でオークたちを惨殺していく。
あれ、もう馬じゃねえなと思った。
とはいえ、オークの殲滅速度は上がった。
俺の周囲にはオークの死体がうず高く積まれている。
数百は斬ったはずだ。
それでもオーク共はまだウヨウヨと湧いて出るのだが。
「三代目、もう少しお踏ん張りください。今、後方で陣を立て直しておりますので!!」
「おう」
オーク共を斬り伏せながら、背中で聞く。
助けたエルフたちが体制を立て直しつつあるらしい。
周囲からは、もうエルフの悲鳴は聞こえてこなかった。
この戦はなんとかなるかもしれない。
そう胸を撫で下ろした時だった。
「細雪!!!」
そんなアナスタシアさんの声が聞こえた。
かなり遠くで。
ついで物凄い閃光が戦場を包む。
カーチャンそっちにいたのかよ。
慌ててファラチオの手綱を手繰り寄せて、跨る。
「ここは頼んだ!」
「え、え!? 三代目!?」
戸惑うクッコロさんにそう言い残す。
「主、我は!?」
「お前もここに残れ! エルフを助けろ!」
「わ、わかった!」
フェルちゃんを残しとけば大丈夫だろう。
そして俺はカーチャンのもとに向かうのだった。
コウが駆け去る背中をエルフたちが見つめていた。
「たったお一人で戦線を立て直してしまわれた……」
「あれがエリシフォン家三代目……」
「なんという将器。エリシフォン家は安泰だ……」
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