ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第六章 エルフ王国編

第206話 セランディア・クエスト ①

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 その日は、朝早くからミレイがやってきた。
 動きやすそうなパンツスタイル。
 ポニーテールにしたふわふわの髪型が可愛い。
 かなりグッと来た。
 それだけを見るとハイキングにでも行くのかなといった格好だが……。
 その手に握られたバールのようなものが強烈な違和感を放っている。
 誰かのタマる気だろうか。

「コウさん、モンスターを狩りに行きましょう!」

 モンスターの命を取るつもりらしい。
 某有名ゲームのノリでちょっと面白そうだけど。
 ここは、リアルな異世界である。
 モンスター・ハントをするには、お外に行かなきゃいけないのだ。
 なにそれめんどくさい。

「せっかくですけど、そういうのはいいです。せめて、一月前くらいにアポイント取ってくれればねー」

「えええ!? ……コウさん、毎日お暇ですよね? というか、なぜ敬語なんですか?」

 丁重に断ってみたのに、なぜかミレイから心を抉る言葉を言われた。
 ――コウさん、毎日暇ですよね?
 暇だけれども!!
 無職の人間に絶対に言っちゃいけないセリフだと思う。
 好きで無職でいるんだけどさ。
 というか、女を抱くのに忙しいんだからね!!!

「まあまあ、いいじゃないか! ピクニックみたいで楽しそうだし。私もたまにはコウとお出かけしたいな? えへへ」

 文字通りピクニック気分のルーナは一緒に行く気満々だった。
 確かに今日は良い天気だ。
 ピクニック日和だろう。
 でも、だからこそ外には出ずに屋内でただれた時間を過ごしたい。
 そんな引きこもりごころをルーナは全く理解していなかった。
 同棲して一年近くになるというのに調教が全く実ってない。

「その……先日コウさんが勇者ごときに遅れをとったと聞いたので……少しでもお稽古した方がいいと思ったんですよ」

 ミレイがバールのようなものを胸に抱いて、不安そうに眉根を寄せる。
 凶器を抱いていても美人だった。
 まあ、俺だってたまにはレベル上げした方がいいと思うけど。
 レベル上げ好きだし。
 でも、セレナやリュディアを抱いている方が百倍楽しいのだ。
 趣味と本能の差なので仕方ない。

「うんうん! 私もお稽古いいと思うぞ! えへへ、なんかわくわくしてきた! せっかくならみんなで行ったほうが楽しいな。ちょっとセレナたちにも声かけてくるー!」

 強引に話をまとめたルーナが、たたたっと駆け出していく。
 まだ行くとは言ってないのに。

「あっ、バ――ちょ、ちょっと待ってください!」

「バ――ってなんだ?」

 ミレイが本人に言ってはいけないことを言おうとしたのを俺は知っている。

「……いえ、ごほんごほん。……ルーナさん、良く考えてください?」

「え、考えるのは苦手なのに……」

「いいですか? セレナさん達も連れてったら、あのおっきなおっぱいでコウさんを誘惑されちゃうじゃないですか? ……黙って出かければルーナさんが、コウさんを独り占めできますよ? ……私と半分こですけど」

「えええ!? そ、その通りだ! ミレイ頭いい! ……せ、セレナにはナイショで行こう。ちょっぴり悪い気がするけど」

「そうですよ、ふふふ」

 ミレイとルーナが悪い笑みを浮かべていた。
 ルーナがちょろすぎて不安になる。
 うーん。
 まあ、ミレイとルーナと春満喫アオカンっていうのもなかなか乙な気もする。
 ちょっとくらいなら、付き合ってやってもいいかなあ?

「そんなわけで行きましょう、コウさん?」

 ミレイがおねだりの目を向けてくる。
 くそお。かわいいな。
 俺に頷く以外の選択肢があろうか、いやない。
 そんなわけで、コクリと頷いた。

「やったあ、うふふ」

「わーい! コウとピクニックだ! お弁当作らなきゃ!」

「あ、ルーナさん。私もお手伝いします」

 そんなことを言いながら、俺の美女二人はキッチンに入っていった。
 いつの間にか、完全にピクニックになっているのが気になるが。
 それよりも。
 その場に、ゴトリと残されたバールのようなものの方が気になって仕方なかった。
 なぜミレイはこんなものを持ってきたのだろう。

「なあ、ミレイ? このバールのようなものは何に使うんだ?」

「――ああ。私、今丸腰なので、せめてもの武装と思って」

 キッチンからミレイの声だけが聞こえる。
 まさかのメインウェポンだった。
 火サスか。

「一応、一番得意なのは細剣レイピアなんですけど、その場にあるものを武器にするエクソシストの訓練も受けていますので戦えますよ? 大きな石ころとかでも大丈夫です」

「お、おう」

 なぜ鈍器ばかりなのか。
 まあ、武器なら俺が土魔法で作ってやればいいのだが。
 一応、モンスターと戦うって言ってんのに、ミレイが軽装すぎるのが気になった。
 今日のミレイは、春を感じさせる白パンツに空色のニット姿だった。
 ポニーテールな髪型と相まって、めちゃくちゃ似合っているけれども。
 むしろすぐさまむしゃぶり付きたかったけれども。
 でも、危なくないかな?

「あ、そういえばコウ?」

 キッチンから、ルーナが顔だけをひょっこりと出す。

「私が着てた鎧なんだけど……」

 そういえば、初めて会ったとき着てたな。
 青くて肩付きの胸鎧だ。
 よく似合っていたのを覚えている。

「あ、あれな? こないだ着てみたら、胸のとこがキツくて着れなかったんだ……そ、その新しいの買ってほしいな?」

 長耳をピクピクさせながら上目遣いをするルーナ。
 ルーナのおねだりはずるい。異常に可愛いのだ。
 胸がでかくなったと言うのが照れくさいのか、恥ずかしそうに言うところがまたずるい。
 あれ? そんなに胸でかくなっただろうか。
 毎日見ていると、そんなに気にならないのだが。
 ああ、あっちか。

「肥大化した乳首のせいか?」

「えええ!? み、ミレイの前でそんなこと言っちゃダメじゃないか! だいたい乳首のせいじゃないもん! おっぱいが大きくなったんだもん! ……お、お前が毎日揉みすぎるからだぞ? えへへ」

 体面を気にしつつも、のろけて自爆するルーナ。
 まあ、おっぱいが大きくなったのは幻想だろうが。
 うーん。仕方ない。
 ミレイの装備も気になってたし。
 ここはいっちょ。

「よし、俺がお前らの装備一式買ってやんよ!!」

「やったー! 嬉しい! 可愛いのがいいな?」

「え、私のも買ってくれるんですか? ……うふふ、旦那様みたい」

 俺の侠気おとこぎにルーナとミレイが喜んでくれた。
 ミレイがボソッと危険な事を呟いたのが気になるが、喜ぶルーナには聞こえていなかったようでホッとする。
 なぜか限界を攻めるシスターミレイ。

「えへへ。お礼にぎゅーっとしてやるな?」

 嬉しそうに抱きついてくるルーナ。
 こんなんいつもやってるので、お礼になるか! と思ったのだが。

「ぎゅー!」

 腕に押し付けられたおっぱいが柔らかくて、不覚にも嬉しかった。
 自分が単純すぎて、ちょっと泣きそうになる。

「……うふふ、わ、私も」

 キッチンから出てきたミレイがこっそりと反対側に抱きついてくる。
 ルーナよりも豊満な胸が押し付けられて、更に昂ぶる。

 二人共喜んでくれて良かった。
 ただ、嬉しそうにニコニコと俺を見つめてくるルーナとミレイを見ていて、ふと冷や汗が背中を伝った。
 だって、俺の全財産――銀貨10枚ですもん。
 日本円にして一万円くらいで、女物の装備って二着も買えるんだろうか。
 そもそもどこで装備を買えばいいんだろうか。
 ケイトさんの店がなんでも売ってるとはいえ、武具を取り扱うコンビニってちょっと想像できない。
 もう土魔法の装備で我慢してくれないかな……。

 大見得を切った後に、現実をかんがみて不安になる(主にキャバクラで発動)。
 そんな生き方で32年間やってきたけど、私は私が大好きです。

「えへへ、コウー」

「コウさん……」

 甘えたように抱きついてくるルーナとミレイを見ていると、やっぱ手作り装備で! とは言いづらかった。
 仕方ない。
 エレインに金の無心に行くか。
 俺はルーナとミレイの尻を揉みながら、ヒモみたいな事を考えた。


 ルーナたちがお弁当を作り終わるのを待って、3人で家を後にした。
 春の穏やかな日差しに目を細めていると、ルーナが嬉しそうに腕を組んでくる。

「えへへ、コウとピクニックなんて嬉しいな」

 もう完全にモンスター・ハントだって事を忘れ去っているのだが、可愛かった。
 ニコニコと笑顔のルーナ。
 その金髪に陽光が反射して眩しい。
 改めて見てみるとこいつ本当に美人だ。
 ちょっと頭がアレだけど。

「私もコウさんとお出かけできて嬉しいです」

 ミレイはこっそりと俺の服の裾を掴んでいる。
 今日のミレイはポニーテールだ。
 たまのポニーテールは美人度が三割増の法則に漏れず、今日のミレイは一層魅力的だった。
 悩ましくも美しい尻の曲線がはっきりとわかる白いパンツも素晴らしい。
 絶対に押し倒したい。
 今日は、いかにルーナの目を盗んで、ミレイにエロいことをするかが勝負だと思った。

「ところで、どこに向かっているんですか? 村の出口とは反対方向ですけど」

「ああ、お前らの装備を買うためにちょっとエレインに金をせびりに……」

 俺は慌てて言葉を止めた。
 これでは、まるで俺がヒモ野郎みたいではないか。
 ミレイとルーナに誤解を与えてしまっては大変だ。
 あぶないあぶない。

「ええええ!? え、エレインに金をせびりに!?」

 ルーナにばっちり聞かれていたのだが。

「絶対に無理だ……あいつは、この世のケチを全部集めてぽんぽんして出来上がったケチの権化ごんげだぞ……私がいくらお小遣いをねだっても銅貨一枚もくれないのに……それどころかぶつのに……」

 なにやらルーナがものすごく失礼な事を言って、おののいていた。
 ていうか、ぶたれるほどねだったのかよ。

 まあ、確かに怒られそうな気もするけど。
 このアサギリ・コウ。
 エレインに怒られるのは、決して嫌いではない!
 そんなわけで、俺は気にせずエレインの家に向かった。


「よおーす! エレイン?」

「ええ!? か、閣下!?」

 ノックもせずにエレインんちのドアを開けると、驚いたエレインが椅子をガタッとさせている。
 朝食中だったようで、テーブルの上には焼き立てのパンとスープが湯気を立てている。
 そんなことよりも、特筆すべきはエレインの格好だった。
 起きたてで乱れた金髪。
 メガネもせずにすっぴんで無防備な顔。
 そして、薄紫のネグリジェ。
 エレインのきれいな素肌が透けて見えるのがエロい!!

「どうしたんですか? こんな朝早くから」

「いや、なに、ちょっとな……それにしても、そのネグリジェ似合ってるな」

 俺の目はネグリジェの胸元に釘付けだった。
 決して透けているわけではないが、薄っすらとピンクのポッチが見える気がする。
 眼力……全開っ!

「ちょ! ど、どこ見てるんですか!? もうっ! 閣下のスケベ!」

 恥ずかしそうに胸元を隠すエレイン。
 そんな仕草もお色気たっぷりだった。
 もうピクニックなんか行かないで、このままエレインと早朝しっぽりをキメたい。

「……とりあえず、お茶でも飲みますか?」

 どことなくエレインは嬉しそうだった。
 機嫌が良いように見える。

「……閣下と朝からお話できる機会なんてまれですし。わざわざ私に会いに来てくれたのも嬉し……くはないですけどね? いえ、別に変な意味じゃなくて」

 何やらエレインは必死だった。
 なぜこうも頑ななのか。
 ベッドの上ではあんなにイキまくってくれるのに。
 まあ、せっかくなのでお茶くらいご馳走になろう。
 エレイン茶もなかなか美味いし。
 そう思って、エレインの向かいの席に腰を下ろそうとすると。

「……ちょっと。せっかくなんだから、そんなに離れた場所に座ることないじゃないですか? 嫌味ですか? わ、私の隣が空いてるじゃないですか」

 必死にすまし顔をしながらも、照れたエレインが隣の席を勧めてくる。
 長方形のテーブルの対面に2つずつ椅子があるエレイン家。
 なぜそんなドラマの撮影みたいな座り方をしなくてはならないのか。
 まあ、座るけど。
 そわそわと落ち着かない様子のエレインに近づくと、途端に嬉しそうに照れる。
 必死に取り繕った表情を浮かべるのが可愛い。
 もうセックスする以外の選択肢がなくなったな。

「あ、私もお茶飲みたい!」

 ルーナとミレイが入ってきたのはそんな時だった。

「……なんて邪魔な」

 エレインは一瞬で仏頂面になっていた。


「……で? こんな早朝からなんの用ですか? 人の迷惑とか考えないんですか?」

 3人でエレイン茶を飲んでいると、急に機嫌が悪くなったエレインがめんどくさそうに聞いてくる。
 ちょっと怖かった。

「あ、あのな? これからコウとミレイとピクニックに行くからお小遣いが欲しいんだ」

 なぜかルーナが口火を開いた。
 絶望的な程に説得できる気がしない。
 あとピクニックじゃねえから。

「はあ? 寝言はその軽い頭を人並みの重さにしてから言ってください。大体、お小遣いなら先日あげたばかりでしょうが! もう忘れちゃったんですか? 脳みそをどこに落としてきちゃったんですか?」

「ああああっ! ちゃんと脳みそあるのに! あんなちょびっとのお小遣いなんかすぐなくなっちゃうに決まってるじゃないか! うわああん、コウ! エレインが! エレインが私の頭の重さをバカにするんだ!」

 予定調和の如く、ルーナが泣きついてくる。
 とりあえず、頭をなでてやった。
 いいんだ。大丈夫だ。
 頭が軽くても、お前は美人でEカップなんだから。
 ていうか、こうなるのは誰もがわかっていたのに何で先陣を切ったんだよ。

「……エレイン。俺からも頼むよ。別にピクニックに行くんじゃなくて、ちょっとモンスターを倒して体を鍛えたいんだ。こいつらの装備とかを揃えなきゃいけないしさ。何かと物入りなんだよ」

 できるだけ、誠意を込めてエレインに説明する。
 顔を引き締めて、エレインのとび色の瞳をまっすぐ見つめてみた。

「…………」

 エレインはなぜか戸惑った顔をして、顔を伏せる。
 心なしか頬が赤かった。
 何この反応。

「……ま、まあそういうことなら仕方ないですね。というか、はじめからそう言ってくれれば良かったんですよ。閣下は武人ですからね。鍛錬は大事です」

 おお。
 意外とあっさり。

「ええええええ!?」

 ルーナがうるさかった。
 エレインは立ち上がると、タンスをゴソゴソ漁って革袋を持ってきてくた。

「これくらいでよろしいでしょうか?」

 テーブルの上に置かれた革袋が、重い金属音を立てる。

「いくら入ってるんだ?」

「金貨10枚ほどでしょうか」

「ええええええええええええええ!?」

 ルーナが本当にうるさい。
 金貨10枚もあれば装備整えられるかな。

「い、言っておきますけど! これは村のお金じゃなくて、私の貯金ですからね!? 決して公私混同しているわけじゃないですよ?」

 貯金をくれるとか、エレインやさしい。

「……それって、男にお金を貢いでるだけなんじゃ」

 ずっと黙っていたミレイがボソッと心配になる事を言った。
 たしかに。
 貯金をポンと出すとか、不用心すぎやしないだろうか。
 働かないクズ彼氏に毎日金を巻き上げられる有能OLエレイン。
 そんな姿が容易に想像できる。
 ていうか、エレインとOLプレイしたい。
 ここは一つ、注意しておくべきだろう。

「このお金はありがたくいただくけれども。あんまり貯金とかホイホイ出しちゃダメだぞ? 無職のクズ野郎に引っかかって、毎日金をせびられて、見返りは肉体の快楽のみ……みたいな日々を送るような女になっちゃうぞ? おじさん、エレインにはそうなって欲しくないな」

 ついついそんなアドバイスを送ってしまった。
 俺も年だろうか。
 もうすぐ33だしな。
 ――ぴきり。
 その時、エレインのこめかみから妙な音が聞こえた。
 何かが割れるような。
 そして、うつむいて肩を震わせるエレイン。
 何事か。

「――今、まさに」

「え? なんて?」

「今まさにその状況になってるって言ってるんです!!! なんなんですか!? このクズ! 女の敵! 私の気も知らないで!! ていうか何がおじさんよ!? 年下のくせにーーーー!」

 なぜかエレインがキレていた。
 年下じゃねえし。
 ていうか、どうしよう。
 身に覚えがないにも程がある。

「朝から来てくれて嬉しかったのに!! ……せめてちゃんと働いてください! それでちゃんと責任とれええええ!!!」

 何やらめんどくさい事を言いだした上に、辺りのものをポイポイ投げてくるエレイン。
 今日は生理なんだろうか。
 火に油を注ぐから言わないけど。

「閣下のばかあああああああ!」

 俺たちはブチ切れたエレインの元からそそくさと退散した。
 なんとかゲットできた軍資金――金貨10枚を持って。
 これで装備を整えるのだ。


『なかま』
・こう(LV34)
・るーな
・みれい

『もちもの』
・ばーるのようなもの(Eみれい)

『おかね』
・10G

『ぼうけんのしょ』
こうたちはえれいんにおこられた。
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