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第五章 領地発展編
第162話 幕間 魔術師達の悪巧み
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話は少し前に遡る。
ラグニード王国王都ヴァールテン。
王城の片隅にそびえ立つ古びた塔の一室で、陰湿な男たちが顔を突き合わせていた。
そこは王国魔術師協会本部の最上階。
重厚な長机の置かれた薄暗い会議室だった。
黒いローブを纏った陰鬱な男たちが、席についている。
「……先日の勇者召喚は、なんとか終わりましたな」
「お陰で協会員達はほぼ全員、魔力枯渇休暇中ですがね」
「協会本部も人がいないと静かですね」
数日前に、協会員総出で異世界からの勇者召喚を行った。
勇者召喚には長時間に渡る儀式と、大勢の魔術師の魔力を必要とする。
儀式を終えた多くの魔術師達は、疲労により起き上がることもできなくなる。
今、この場に集っているのは儀式を仕切っていて、魔力供給を行わなかった幹部クラスのみだった。
「……召喚された勇者3人は、今は何を?」
上座に座った王国魔術師協会の長、アダルフィンが幹部たちに問いかけた。
「最初は見知らぬ世界に戸惑っていたようですが、今は落ち着いていて、与えられた個室で自由気ままに過ごしております。……かなりの待遇を与えているため、協会の金庫は空に近いですが」
「豪勢な食事に高級な酒、極上の女ですか? 勇者とは良い身分ですな。私なんてしばらく女遊びをしておりませんよ」
幹部の一人が不満そうな顔で言った。
「まあまあ。戦闘力の確認を行いましたが、身体能力、魔力適正ともに常人を遥かに超える結果を残しております。金で勇者どもの機嫌を買えるのなら、安いものかと」
「ほお、それは素晴らしい。次の魔族侵攻戦が楽しみですな」
「そういえば、勇者どもの一人は若い娘だったかと。彼女にも女を充てがっているんですか?」
「まさか! あの娘にも一応、美形の男娼を与えてみましたが、喜ぶどころか悲鳴を上げる始末でして、今は菓子や装飾品、書物などを与えてなんとかなだめている所です。……まったく、女というものは扱いにくくて困ります」
「……今のは問題発言ですぞ。王国婦人会が聞いたらどんな文句を言われるか」
「……最近、女性差別だなんだとうるさいですからな……」
好き勝手なことを口にしながら、話を脱線させていく幹部たちに、アダルフィンは軽い頭痛を覚えた。
「そういえば、女といえばあの糞ガキハイランダーの件ですが」
「……ああ。あの王都最高級の娼婦で接待してやった糞ガキのことですか? ……結局、接待費が落ちなかったせいで、我らで自腹を切る羽目になったあの糞ガキがどうかしたんですか?」
「あの糞ガキ、早く死にませんかな……」
先日若くしてハイランダーの称号を拝命した少年に対して、協会の幹部たちは恨みを募らせていた。
「やめよ、各方。彼にはなんとしても我らの味方になってもらわねば困るのだ。……それでハイランダーがいかがした?」
そう言って皆を諌めたアダルフィンも、高級娼婦の自腹を切らされて痛い思いをした一人なのだが。
「……ええ。先程、王宮で小耳に挟んだのですが、とある文官が奴の領地に派遣されるらしいです。なんでも領地経営を手伝わせるとかで」
その件は、アダルフィンも把握していた。
急激に広くなったハイランダーの領地経営を手助けする人材を派遣する事は、だいぶ前から決まっていた事だった。
「それがどうしたのだ?」
「いえ、それが……その派遣される文官が問題でして。あのエレインが行くそうです」
気色ばんだ幹部の口から出た名前に、アダルフィンは聞き覚えがなかった。
有力な文官の名前は全て記憶しているつもりだったのだが。
「エレインとは、あのエレインですかな? 彼女にしたい文官3年連続1位のあのエレインですか? 彼女にしたい武官3年連続1位の近衛騎士団長と人気を二分するあのエレインですか?」
一体、なんの順位なのかはわからなかったが、アダルフィンは嫌な予感がした。
「……それはまずいですぞ。あの女好きの糞ガキのことだ。エレインなんかが派遣された日には……」
「一気に国王派に傾くかもしれませんな」
「……我らの自腹接待が無駄になりますね」
青い顔を浮かべる幹部たちに、アダルフィンも息を飲む。
「……そ、そんなに美人なのか? そのエレインとやらは?」
「何と! アダルフィン様、エレインをご存じないんですか? 美人も美人、超美人ですぞ!」
「その上、体つきも見事で、何度その尻に手を伸ばして、頬を張られたことか!」
「わかりますぞ。あのツンと上を向いた尻がたまらないんですよね。……ちなみに、私も尻を触ろうとしてビンタされました」
「実は、私も……」
「そういえば、私も……」
この場にいるアダルフィンを除く全員が、そのエレインとやらに頬を張られたことがあるらしかった。
とりあえず、人事を一度見直そうと思うアダルフィンだった。
しかし、これは由々しき事態だ。
せっかく勇者を召喚としたと言うのに、あのハイランダーに背かれては、アダルフィンの計画に支障が出る。
何か手を打たなければ。
「……失礼しまーす」
その時、会議室の扉が開いたかと思うと、一人の無気力そうな女性魔術師がお盆にお茶を載せて入ってきた。
派手派手しいピンク色の髪に、不自然に日焼けをした魔術師だった。
魔術師の制服をだらし無く着崩し、彼女が歩く度に、ジャラジャラと手首や耳などにつけたアクセサリーが音を立てる。
「……失礼しましたー」
女性魔術師は、幹部たちにぞんざいにお茶を配り終わると、やる気のなさそうな口調で会議室を出ていった。
アダルフィンの前に置かれたお茶は、ぞんざいに置かれすぎて半分くらいこぼれていた。
「……なんだ、今のは?」
おそらく魔術協会の一員なのだろうが、そのあまりの行儀の悪さに辟易しながら、アダルフィンは幹部たちに聞く。
そもそも服装からして問題だ。
髪を派手な色に染めて、頭の悪そうなアクセサリーをつけるなど、誇りある魔術師にはあってはならない身だしなみだった。
「……彼女は、その……ヒルダと申しまして、その……色々問題のある魔術師と言いますか……」
協会の総務を司る幹部が額に汗を浮かべながら、ボソボソと言った。
さっきの女性魔術師の上司に当たる人物だった。
「今日、協会員たちは皆、魔力枯渇休暇ではなかったのか?」
「……彼女は、勇者召喚の儀式中、生理休暇中でして、儀式には参加していないのです」
「ふむ、生理休暇なら問題ないが……」
「はあ、問題ないのです。……彼女が週一で生理休暇を取得したりしなければ……」
「それは、問題だな……」
生理休暇は女性魔術師のみに認められた休暇だった。
しかし、週一で取得するのはどう考えてもおかしい。
「他にも、遅刻、早退、無断欠勤の常習犯でして、今日みたいに出勤してきても仕事はロクにせず、一日中、化粧やら爪の手入れなどをしている始末で……」
「クビにしろ! そんな奴!」
気まずそうに言う幹部に、アダルフィンは思わず机を叩きながら叫んでいた。
「いえいえ、アダルフィン様! ただでさえ少ない女性魔術師をクビにしたら王国婦人会の連中に袋叩きにされてしまいます……」
王国婦人会は、王妃が作った家臣の妻たちの組織だった。
女性の権利確立を声高に叫んでおり、背後に王妃がいる為、その力は絶大だった。
悲しいことに魔術協会より権力は上かもしれない。
その為、アダルフィンは押し黙るしかなかった。
「……とはいえ、先程の女、なかなか良い身体をしておりましたな」
エレインの話題でやたら盛り上がっていた幹部の一人がボソッと言った。
確かに、着崩した制服からは見事な胸の谷間が垣間見えていた。
素行に問題があるが、良い身体というのはその場にいる全員が密かに同意する事だった。
そして、アダルフィンの脳裏にある案が思い浮かんだ。
「……クビにするのがまずいなら、僻地に左遷はどうだ? 丁度良い左遷先があるだろう。セラン荒野とか」
セラン荒野はハイランダーの少年の領地だ。
「……おお。妙案ですな。左遷させて、あとは糞ガキの好きなようにさせると言うことですな?」
「股のゆるそうな女でしたからな。あの女好きの糞ガキならすぐに飛びつくやもしれません」
「さっきの女をエレインの当て馬にするということですか? ……いささか見劣りしませんか?」
「いやいや、さっきの女も見ようによっては美人と言えなくもないでしょう。少々、品はありませんが。……まあ、そこはアイリーンの接待の件もあるのだし、あのガキも私たちに感謝するのではないでしょうか?」
「……そうですな。なんせ自腹を切ったんですからな。その上、別の女までくれてやるのです。感謝してもらわねば困りますよ」
幹部たちの意見を聞いて、アダルフィンは静かに口を開く。
「よし、先程の女……ヒルダだったか。速やかに彼女の辞令を作るとしよう」
そして、魔術師達は悪い笑みを浮かべ合った。
ラグニード王国王都ヴァールテン。
王城の片隅にそびえ立つ古びた塔の一室で、陰湿な男たちが顔を突き合わせていた。
そこは王国魔術師協会本部の最上階。
重厚な長机の置かれた薄暗い会議室だった。
黒いローブを纏った陰鬱な男たちが、席についている。
「……先日の勇者召喚は、なんとか終わりましたな」
「お陰で協会員達はほぼ全員、魔力枯渇休暇中ですがね」
「協会本部も人がいないと静かですね」
数日前に、協会員総出で異世界からの勇者召喚を行った。
勇者召喚には長時間に渡る儀式と、大勢の魔術師の魔力を必要とする。
儀式を終えた多くの魔術師達は、疲労により起き上がることもできなくなる。
今、この場に集っているのは儀式を仕切っていて、魔力供給を行わなかった幹部クラスのみだった。
「……召喚された勇者3人は、今は何を?」
上座に座った王国魔術師協会の長、アダルフィンが幹部たちに問いかけた。
「最初は見知らぬ世界に戸惑っていたようですが、今は落ち着いていて、与えられた個室で自由気ままに過ごしております。……かなりの待遇を与えているため、協会の金庫は空に近いですが」
「豪勢な食事に高級な酒、極上の女ですか? 勇者とは良い身分ですな。私なんてしばらく女遊びをしておりませんよ」
幹部の一人が不満そうな顔で言った。
「まあまあ。戦闘力の確認を行いましたが、身体能力、魔力適正ともに常人を遥かに超える結果を残しております。金で勇者どもの機嫌を買えるのなら、安いものかと」
「ほお、それは素晴らしい。次の魔族侵攻戦が楽しみですな」
「そういえば、勇者どもの一人は若い娘だったかと。彼女にも女を充てがっているんですか?」
「まさか! あの娘にも一応、美形の男娼を与えてみましたが、喜ぶどころか悲鳴を上げる始末でして、今は菓子や装飾品、書物などを与えてなんとかなだめている所です。……まったく、女というものは扱いにくくて困ります」
「……今のは問題発言ですぞ。王国婦人会が聞いたらどんな文句を言われるか」
「……最近、女性差別だなんだとうるさいですからな……」
好き勝手なことを口にしながら、話を脱線させていく幹部たちに、アダルフィンは軽い頭痛を覚えた。
「そういえば、女といえばあの糞ガキハイランダーの件ですが」
「……ああ。あの王都最高級の娼婦で接待してやった糞ガキのことですか? ……結局、接待費が落ちなかったせいで、我らで自腹を切る羽目になったあの糞ガキがどうかしたんですか?」
「あの糞ガキ、早く死にませんかな……」
先日若くしてハイランダーの称号を拝命した少年に対して、協会の幹部たちは恨みを募らせていた。
「やめよ、各方。彼にはなんとしても我らの味方になってもらわねば困るのだ。……それでハイランダーがいかがした?」
そう言って皆を諌めたアダルフィンも、高級娼婦の自腹を切らされて痛い思いをした一人なのだが。
「……ええ。先程、王宮で小耳に挟んだのですが、とある文官が奴の領地に派遣されるらしいです。なんでも領地経営を手伝わせるとかで」
その件は、アダルフィンも把握していた。
急激に広くなったハイランダーの領地経営を手助けする人材を派遣する事は、だいぶ前から決まっていた事だった。
「それがどうしたのだ?」
「いえ、それが……その派遣される文官が問題でして。あのエレインが行くそうです」
気色ばんだ幹部の口から出た名前に、アダルフィンは聞き覚えがなかった。
有力な文官の名前は全て記憶しているつもりだったのだが。
「エレインとは、あのエレインですかな? 彼女にしたい文官3年連続1位のあのエレインですか? 彼女にしたい武官3年連続1位の近衛騎士団長と人気を二分するあのエレインですか?」
一体、なんの順位なのかはわからなかったが、アダルフィンは嫌な予感がした。
「……それはまずいですぞ。あの女好きの糞ガキのことだ。エレインなんかが派遣された日には……」
「一気に国王派に傾くかもしれませんな」
「……我らの自腹接待が無駄になりますね」
青い顔を浮かべる幹部たちに、アダルフィンも息を飲む。
「……そ、そんなに美人なのか? そのエレインとやらは?」
「何と! アダルフィン様、エレインをご存じないんですか? 美人も美人、超美人ですぞ!」
「その上、体つきも見事で、何度その尻に手を伸ばして、頬を張られたことか!」
「わかりますぞ。あのツンと上を向いた尻がたまらないんですよね。……ちなみに、私も尻を触ろうとしてビンタされました」
「実は、私も……」
「そういえば、私も……」
この場にいるアダルフィンを除く全員が、そのエレインとやらに頬を張られたことがあるらしかった。
とりあえず、人事を一度見直そうと思うアダルフィンだった。
しかし、これは由々しき事態だ。
せっかく勇者を召喚としたと言うのに、あのハイランダーに背かれては、アダルフィンの計画に支障が出る。
何か手を打たなければ。
「……失礼しまーす」
その時、会議室の扉が開いたかと思うと、一人の無気力そうな女性魔術師がお盆にお茶を載せて入ってきた。
派手派手しいピンク色の髪に、不自然に日焼けをした魔術師だった。
魔術師の制服をだらし無く着崩し、彼女が歩く度に、ジャラジャラと手首や耳などにつけたアクセサリーが音を立てる。
「……失礼しましたー」
女性魔術師は、幹部たちにぞんざいにお茶を配り終わると、やる気のなさそうな口調で会議室を出ていった。
アダルフィンの前に置かれたお茶は、ぞんざいに置かれすぎて半分くらいこぼれていた。
「……なんだ、今のは?」
おそらく魔術協会の一員なのだろうが、そのあまりの行儀の悪さに辟易しながら、アダルフィンは幹部たちに聞く。
そもそも服装からして問題だ。
髪を派手な色に染めて、頭の悪そうなアクセサリーをつけるなど、誇りある魔術師にはあってはならない身だしなみだった。
「……彼女は、その……ヒルダと申しまして、その……色々問題のある魔術師と言いますか……」
協会の総務を司る幹部が額に汗を浮かべながら、ボソボソと言った。
さっきの女性魔術師の上司に当たる人物だった。
「今日、協会員たちは皆、魔力枯渇休暇ではなかったのか?」
「……彼女は、勇者召喚の儀式中、生理休暇中でして、儀式には参加していないのです」
「ふむ、生理休暇なら問題ないが……」
「はあ、問題ないのです。……彼女が週一で生理休暇を取得したりしなければ……」
「それは、問題だな……」
生理休暇は女性魔術師のみに認められた休暇だった。
しかし、週一で取得するのはどう考えてもおかしい。
「他にも、遅刻、早退、無断欠勤の常習犯でして、今日みたいに出勤してきても仕事はロクにせず、一日中、化粧やら爪の手入れなどをしている始末で……」
「クビにしろ! そんな奴!」
気まずそうに言う幹部に、アダルフィンは思わず机を叩きながら叫んでいた。
「いえいえ、アダルフィン様! ただでさえ少ない女性魔術師をクビにしたら王国婦人会の連中に袋叩きにされてしまいます……」
王国婦人会は、王妃が作った家臣の妻たちの組織だった。
女性の権利確立を声高に叫んでおり、背後に王妃がいる為、その力は絶大だった。
悲しいことに魔術協会より権力は上かもしれない。
その為、アダルフィンは押し黙るしかなかった。
「……とはいえ、先程の女、なかなか良い身体をしておりましたな」
エレインの話題でやたら盛り上がっていた幹部の一人がボソッと言った。
確かに、着崩した制服からは見事な胸の谷間が垣間見えていた。
素行に問題があるが、良い身体というのはその場にいる全員が密かに同意する事だった。
そして、アダルフィンの脳裏にある案が思い浮かんだ。
「……クビにするのがまずいなら、僻地に左遷はどうだ? 丁度良い左遷先があるだろう。セラン荒野とか」
セラン荒野はハイランダーの少年の領地だ。
「……おお。妙案ですな。左遷させて、あとは糞ガキの好きなようにさせると言うことですな?」
「股のゆるそうな女でしたからな。あの女好きの糞ガキならすぐに飛びつくやもしれません」
「さっきの女をエレインの当て馬にするということですか? ……いささか見劣りしませんか?」
「いやいや、さっきの女も見ようによっては美人と言えなくもないでしょう。少々、品はありませんが。……まあ、そこはアイリーンの接待の件もあるのだし、あのガキも私たちに感謝するのではないでしょうか?」
「……そうですな。なんせ自腹を切ったんですからな。その上、別の女までくれてやるのです。感謝してもらわねば困りますよ」
幹部たちの意見を聞いて、アダルフィンは静かに口を開く。
「よし、先程の女……ヒルダだったか。速やかに彼女の辞令を作るとしよう」
そして、魔術師達は悪い笑みを浮かべ合った。
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