ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第四章 竜騎士編

第113話 リュディア奪還

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 正直に言って、戻って何をするんだという気持ちはあった。
 既にリュディアは飛び立ってしまった。
 もう手遅れなのかもしれない。
 でも、このまま帰るなんて出来なかった。

 あの最後に見たリュディアの悲しそうな顔が頭から離れない。
 美人にあんな顔をさせておくわけには行かない。
 第一、よく考えたらリュディアはもう俺の女だ。
 なんでドラゴンなんかにやらなきゃいけないんだ。
 ふっざけんな!!

 全速力で走って、村に戻ってくると、広場に戻ろうとしているダナンさんを見つけた。
 丁度いい。

「あの、リュディアのところに行きたいんですけど」

「と、突然どうしたのよ」

 ダナンさんは見るからに面を喰らっている。
 そりゃそうなのだが。

「すみませんけど、飛竜を貸してくれませんか?」

 リュディアは飛竜で空に運ばれてしまった。
 多分、走って追いつけるものではないと思う。
 なので、俺も飛竜で追いかけるしか無いだろう。
 あんなもん乗りこなせる気はしないが、おそらく馬の時と同じように、乗ってみたらスキルが開放される気がする(勘)。

「ちょっと待ってよ。貸せるわけ無いでしょう。第一、飛竜は男には絶対に従わないわよ?」

 何それ、すげえ気持わかる。
 俺だって絶対に男には従いたくないもん。
 だけど、どうしよう。
 気持ちはわかるけど困るなー。

「リュディアを追いかけてどうするつもり? 言っておくけど、連れ戻すなんて許さないわよ」

 別にダナンさんに許してもらえなくてもいい。
 なのではっきり言うことにする。

「俺だってリュディアがドラゴンに食われるのを許すつもりはない」

 ダナンさんは眉をひそめた。

「……何か勘違いしているみたいだけれど、別にリュディアは龍神様に食べられたりしないわよ。文字通り花嫁になるだけよ」

 だったら、尚更見過ごせないだろうが。

「リュディアは俺の女だ! 龍神なんかには渡さない!!」

 思わず叫んでいた。
 ダナンさんが目を丸くしている。

「……そ、そんなにリュディアの事好きなの?」

 ダナンさんは恥ずかしそうに頬を赤らめた。
 というか、リュディアが俺の女だと言っているだけで、好きだなんて一言も言っていないのだが。
 ただ所有権を主張しただけである。
 勘違いしないでもらいたい。

「はあ、あのねえ、龍神様という方は、全てのドラゴンの頂点に立つ方なのよ? とても人間が敵う相手じゃないわ」

 うーん。
 そう言われると確かに神っていうくらいだし、物凄く強いんだろう。
 だからと言って、リュディアを渡す気はない。

「……それでも行くの?」

「行く」

 一瞬の迷いもなく応えた。
 ダナンさんはじーっと見つめてくる。
 その表情は真剣そのものだ。

「はあ、仕方ないわね。送ってってあげるわよ」

 ダナンさん、やっぱりいい人。



 ダナンさんの飛竜はリュディアのとは違って、灰色の竜だった。
 先日の戦争で俺が圧縮火矢で落としまくったやつだ。

 灰色の飛竜の口には馬と同じように轡がつけられていて、背中には鞍まである。
 ちゃんと人間が操れるような工夫はしてあるらしい。
 なんか俺でも乗れそうな気がするが。

 飛竜の縦に割れた蛇眼が俺をギンっと睨みつける。
 拒絶感が半端ない。

「下手なことすると、噛まれるわよ」

 スケイルメイルを装着したダナンさんに注意されてしまった。
 ダナンさんは軽やかに飛竜に跨る。
 そして、俺に手を伸ばすと、後ろに乗せてくれた。

「しっかり捕まっていなさい。振り落とされないようにね」

 ダナンさんの細い腰に手を回す。
 うーん、スケイルメイルが邪魔で肌の感触がよくわからない。
 裸で乗ってくれないだろうか。

 そんな事を考えていたら、突然、ブワッと風を感じた。
 飛竜が羽ばたく。

 宙に浮く感触。
 腰の辺りがふわふわする。

 ゆっくりと、飛竜が離陸していく。
 おお。
 飛んでる。飛んでる。

「行くわよ!」

 突然、後ろに引っ張られるような感覚がした。
 ゴウッと空気の壁を突き破る音が聞こえる。
 流線型になる景色。
 は、速!
 空を飛ぶ感覚を楽しむ余裕もない。
 音速を超えていると言われても信じてしまうかもしれない。

 とにかく、必死にダナンさんにしがみついた。



『エクストラスキル解放条件を達成しました。』
『解放条件:飛竜に乗る。』
『解放スキル:騎乗スキル 飛竜』
『取得に必要なスキルポイントは3です。』

 山頂についた時には、酔い過ぎて吐きそうになっていた。
 横Gやら縦Gやらを断続的に食らって、酷い乗り心地だった。
 もう二度と飛竜には乗らない。
 想像したとおり、スキルが開放されたが絶対に取らない。

「私も初めて来たけど、こうなっているのね」

 山頂と言っても、ここは厳密な山の頂点よりも数十メートル下だが、ちょっとした踊り場のようなものがある。
 そこには、リュディアが乗っていた輿が乗り捨てられていた。
 そして、山を穿つような穴が開いている。
 穴は人一人が通れるくらいの大きさで、不気味な雰囲気を醸し出していた。
 恐らくリュディアはあそこに入っていったのだろう。

「……私が送ってあげられるのはここまでだけど」

「十分です。本当にありがとうございました」

 ダナンさんに踊り場に下ろしてもらった。
 多分、ダナンさんは一族に対して、結構な背信行為を行っている。
 いくら感謝してもしたりない。
 まあ、俺がリュディアを取り返せるなんて思っていないのかもしれないが。

「気をつけなさいよ!」

 最後にそう言い残すと、何度も振り返りながら戻っていった。
 やっぱりいい人だ。
 ふと、俺が帰るときはどうすればいいんだろうと思ったが、そんな心配は後回しだ。
 今はリュディアを取り返すことだけに集中する。
 龍神がどんな化物だろうと絶対にリュディアを取り戻してやる。


 穴の中は真っ暗だった。
 ぼんやりと遠くに灯りが見える。
 その灯りだけを頼りに、暗闇の中を進んだ。
 進む毎に、穴が広がっていく感覚がする。

 そして、穴の先にあったのは両側が崖になった細い通り道だった。
 物凄い熱気を感じる。
 そして、やけに明るい。
 それもそのはずで、崖の下はぐつぐつと煮立った溶岩だった。
 溶岩を見下ろしてゾッとする。
 溶岩なんて初めて見た。
 というか、なんだろう。
 このラストダンジョン感。

 道の遥か彼方には、広い岩の舞台が見える。

 そして、それはいた。

 巨大な純白のドラゴン。

 溶岩から立ち上る熱気が陽炎となって、その巨体を歪ませている。
 溶岩のせいで全体的に赤みを帯びた空間の中にあって、その純白の鱗は酷く目立つ。
 圧倒的な存在感だった。
 純白のドラゴンは人間のように2本の足で立ち、やや細めの腕もついていた。
 そして、巨大な翼を泰然と拡げている。
 その頭部には、幾重にも伸びた立派な角が生えていて、高い知能を感じさせる金色の瞳が辺りを睥睨している。

 すげー強そうだった。
 ちょっと帰りたくなる。
 15、6メートルくらいはありそうだし。

 かなりビビったが、ドラゴンがその手に持つものを見て、血の気が引くのを感じた。

 それはぐったりとしたリュディアだった。

 気を失っているのか、花嫁衣装を着込んだリュディアはぴくりとも動かない。
 そんなリュディアにドラゴンの長い舌が伸びた。
 二又に別れた爬虫類のような舌が、リュディアの頬を舐める。

 あのトカゲ野郎。

 歯を痛いくらいに食いしばりながら、全速力で走り出す。
 ドラゴンに対する恐怖など吹き飛んでいた。

 まっすぐドラゴンの下に向かいながら、月光魔剣を引き抜く。
 魔力を込めて《斬撃拡張》を発動させる。

 ドラゴンは俺に全く気づいていない。
 俺のリュディアを舐め回すのに夢中なようだ。
 それ俺のだから!

 狙うのは、リュディアを掴んでいる巨大な腕だ。
 かなり高い位置にあるので届く気がしないが、リュディアを開放したくて、思い切りジャンプした。
 地を蹴る瞬間、足の筋肉がメキメキと音を立てる。
 遥か上方にあったドラゴンの腕がぐんぐん近づいていく。

 月光魔剣で力いっぱい斬りつけた。

 弾かれるような金属音。

 魔力を込めた月光魔剣でも傷一つつけられなかった。
 思わず舌打ちが漏れる。
 なんとなくそんな気はしていたが、地竜より全然硬い。

(……矮小ナル人間ヨ。我ニ何ノ用ダ)

 大ジャンプを終えて、地面に着地した時、脳内にそんな声が響いた。
 ふと見上げると、ドラゴンの金色の瞳が俺を見下ろしている。

 もしかして、喋れるのだろうか。

(我ノ睦事ヲ邪魔スル気ナラ許サヌゾ)

 睦事?
 睦事ってセックスって意味だっただろうか。
 はあー!?
 カチンと来た。
 トカゲの分際で俺のリュディアを寝取るつもりとか。

「俺の女に手を出すな!」

 そう叫ぶとドラゴンの裂けた口角がぐいっと上がる。
 まるで嘲笑うように。

(コノ娘ハ我ノ玩具。コレヨリ雌ノ喜ビヲ教エテヤル所ヨ。止メタケレバ止メルガ良イ。ソノ程度ノ魔剣デハ我ヲ傷ツケル事ハ叶ワヌガ)

 そして、ドラゴンは鋭く伸びた爪でリュディアの花嫁衣装を破く。
 その褐色の肌が露わになった。

 怒りで目の前が真赤に染まる。

 絶対に殺す。

 無意識のうちに月光魔剣に膨大な魔力を流していた。
 MPがガンガン減っていくが、月光魔剣は眩い光を放ち始める。
 光はどんどん輝きを増していき、やがてバチバチと放電現象すら見せ始めた。
 オーバーロードさせた魔法に似ている。

 再びの大ジャンプ。
 ドラゴンの腕目掛けて月光魔剣を振り下ろす。

「うおおおおおおお!」

 思わず雄叫びを上げていた。

 尋常ならざる輝きを放つ月光魔剣は。

 ドラゴンの腕にすんなりと吸い込まれていき。

 やがて鮮血が迸った。

(グアアアアアア!)

 ドラゴンが苦痛の声が脳内に響く。

 リュディアを掴んでいたドラゴンの手が開かれ、リュディアが宙に投げ出された。

 すかさず抱きとめる。

「……う、うう」

 リュディアがわすかにうめき声を上げた。
 良かった。
 生きてはいるらしい。

(……許サヌゾ人間。我ニ傷ヲツケルトハ)

 ドラゴンが血走った目を向けてくる。
 きっと怒っている。

 ドラゴンの腕には僅かな傷がついていた。
 かなり本気出したのに、あれだけしか傷つけられなかったのか。
 腕を両断くらいを期待してたのに。

 とはいえ、傷はつけられたのだ。
 後は手数で勝負だ。

 そう思ったとき、月光魔剣に違和感を感じた。
 なんだろう。凄く軽い。
 昔、同じような感覚を味わったことがあるような気がする。
 そして、月光魔剣にチラリと目をやって愕然とした。
 折れとる!!
 月光魔剣の刃がポッキリいっていた。
 もはや柄部分しかない。

 刹那、ドラゴンが咆哮する。
 俺に向かって牙を剥き出しにして怒りを露わにしていた。
 その咆哮に地面が揺れ、天井からは岩が落ちてきた。

 勝てる気が全くしない。
 武器もなくなったし。

 とりあえず、柄だけになった月光魔剣をドラゴンに向かって投げつけてみた。
 コーンといい音を立てて、月光魔剣がドラゴンの頭部に命中する。
 多分、ダメージはないが。

 しかし、怒りに火を注ぐには十分だったようで、ドラゴンはガバっと大口を開けた。
 そして、周辺の大気がドラゴンの口に吸い込まれていく。
 絶対に何かをチャージしてる!

 俺は一目散に逃げ出した。
 リュディア奪還は果たしたので、もうあんなのと戦う理由はないのである。

 全速力で来た道を戻りながら、背後で何かが放たれる気配を感じた。
 咄嗟にリュディアを抱えたまま、身を伏せる。
 背中越しに物凄い熱を感じた。

 そして、ドラゴンから放たれた何かはあっさりと俺を通り越すと、入口付近に直撃した。

 轟音。

 爆炎。

 一瞬で、入り口の穴が数倍の大きさになっていた。
 普通に外が見える。
 ついでに、穴から見える遠くの山から巨大な煙が上がっている。

 え、遠くの山まで吹き飛んでるじゃん。
 あんなの食らったら塵すら残らず消滅するだろう。

「ひいいいいい!」

 悲鳴を上げながら、全速力で逃げた。

(逃サン)

 ズシンズシンと足音を響かせながら、ドラゴンが追ってくる。
 ちょっとどころじゃない恐怖を感じる。

「……コウ? な、なんで貴様がこんな場所に!?」

 抱えていたリュディアが気づいたようだが、それどころではなかった。
 今はとにかく逃げねば。

「あ、あれは龍神様!? 何をしている? は、離せ! 我は龍神様に嫁いだのだ」

 リュディアがじたばたと暴れだす。
 凄く走りづらい。

「うるさい黙れ。お前は誰にも渡さない」

「こ、コウ……」

 途端にリュディアが大人しくなった。
 それは良かったのだが、背後から追いかけてくるドラゴンの足音がどんどん近づいてくる。
 くそ、どんな歩幅してんだよ。
 多分、あいつの一歩は数メートルなんだろう。
 理不尽な。

 どれだけ走っても無駄な気がしてきた。

 追いつかれる。

 その時。

 キラリとした金色の輝きが目に入った。

 右手につけていたダサい金アクセだった。

 天鎖。

 ノリコさんに貰ったやつだ。
 確かこれで、あのセレナすらを思いのままにできるとか――。

 天啓に似た閃きで振り返る。
 そのまま天鎖をドラゴンに向けた。

 天鎖が眩い金色の輝きを放つ。

 そして、天鎖から無数の鎖が出現すると、ドラゴンに絡みついていった。

(ナンダ。コノ異常ナ魔力ハ)

 じゃらじゃらと鎖はどんどんドラゴンに巻き付く。
 その全身を覆い尽くすように。

(バ、馬鹿ナ……我ガ人間如キニ……)

 やがて、鎖でドラゴンの姿が見えなくなった時、激しい雷光が走った。
 視界を埋め尽くすような発光現象。
 激しい轟音。

 そして、一瞬の静寂。

 ドラゴンに巻き付いていた鎖は消失していた。
 純白の全身から白煙を上げたドラゴンだけが残される。

 ドラゴンからは、先程までの激しい怒りが消え失せているように感じた。
 物凄く大人しい。

 思わずリュディアと目を見合わせてしまう。

(我ガ主ヨ。貴殿ニ永久の忠誠ヲ)

 そして、ドラゴンは重い音を響かせながら地面に膝をつくと、頭を垂れた。
 俺に跪いているように見えなくもない。

 あの巨大な純白のドラゴンが、俺に服従していた。
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